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【前書き】 振り返るM女


がんがん脈打つ頭。

おぇっ、と吐き気を抑えつつも段々と意識を取り戻す。


あぁ、また飲みすぎた・・・


反省する余裕なんてない足取りで、見覚えのある玄関、廊下、リビングとフラフラ歩いて行く。

あれ?私どうやってここまで帰ったんだ?


リビングの床に崩れ落ち、ゆらりと頭を上げれば・・・

「あれ?・・・篠崎さん?・・・あれれ?」

「大丈夫?真理ちゃん」


会社の1つ上の先輩が目の前にいた。

ここは私の家。何故家にいるんだ?

そういえば、今日始めて2人で飲んだんだっけ・・・


でも、篠崎さんは我が家同然の如く大股開きで他人の家のソファに座っていた。

床に平伏すようにへばっている私と、踏ん反り返った様にソファに座る先輩は

さながら御主人様と奴隷だ・・・

おいおい、ここは私の家。

あぁ、でも・・・

そっか、家まで連れて帰ってくれたんだよね・・・

あまり関わったことない先輩だったけど、意外と優しいじゃん。

・・・なんて思ったのは束の間・・・


「真理ちゃん、咥えてよ」

「・・・は?・・・」

「良いじゃん、やったことあるでしょ?ホラ早く」


えっ?それって?それって、どういうこと?

何言っちゃってんのこいつ。

何脱ぎ出しちゃってんだよ。何さも当然の様に命令するんだよ。

おいおいおいおいおい!!


あぁ、何咥えちゃってんだよ。私!!


何で私はいつもこうなんだよ。

どんな命令も断れない。

断れないのか、はたまた純情をどこかで無くしてきたのか。

ホントは好きなのか。その行為そのものを何とも思ってないのか。

私には分からなかった。分からなくなってた。

どうしてこうなった?

真面目な子だって言われ続けてたじゃん。

実際に真面目だったっけ?

どこで道を踏み外した?

どこで?

社会人になってから?

大学生の頃?

高校?中学?小学生??

・・・あぁ、違うかな。

生まれた時からなのかも・・・

いや、もしかしたら足を踏み外してるんじゃなくてホントは普通の事なのかも。

最早自分では判断し難い。

そのくらい、よくわからなくなっていたんだ。

今まで何も考えずにフラフラ生きてきたせいだろうか。


これは、28を目前に控えた私。中澤真理の過去を今更ながら見つめ返すだけのお話し。

つまらないか、面白いか。

悲しいか、腹立たしいものか。

どう感じるかは、あなた次第。

でも、実際どうだったのか結論を出せるのは私のみ。

そんな私の為だけの私の半生を振り返る。ただ、それだけのお話し。





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