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怖い話

作者:健二
ある晩、山奥の小さな村に住む健二は、山を越えた街で行われる祭りに向かっていた。道中、ふと耳にした声が気になった。「健二、そこにいるの?」その声は、彼の名前を呼んでいる。だが、周りには誰もいない。

健二は心臓が高鳴るのを感じながら、声のする方へと近づいた。「健二…おいで…」声はさらに大きくなり、彼は恐る恐る振り返る。振り向くと、背後に薄暗い影が立っていた。目は彼をじっと見つめ、今まで聞いたことのない寒気を感じさせる。

「おまえ、もう戻るな…」影が囁くと、急に風が強く吹き荒れ、周囲の木々がざわめいた。その瞬間、健二は全身の毛が逆立つのを感じ、いつの間にか声が聞こえなくなった。

健二は全速力で村へと戻り、決して振り返ることはなかった。しかし、その夜、彼の耳の奥で今も響き続ける。「健二、戻っておいで…」
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
★★
「十三階の雨」
2025/05/23 02:00
★★★
★★★★
「せ てく れ」
2025/06/01 02:00
☆★
☆★★
豊浜隧道
2025/06/06 02:00
万田坑の声
2025/06/06 18:00
☆★★★
霧行進
2025/06/07 02:00
句読点のない森
2025/06/08 18:00
_★
底に還る盆灯り
2025/06/09 18:00
★☆
潮鳴りの教室
2025/06/12 02:00
白砂の唄
2025/06/13 02:00
橋上の人波
2025/06/13 03:00
★☆★
閃光後の残像
2025/06/13 18:00
犬鳴に帰る音
2025/06/14 03:00
返らずの髪紐
2025/06/15 02:00
逆雨の峠
2025/06/15 03:00
流砂の鎮まり
2025/06/15 18:00
たまゆらの拍手
2025/06/16 02:00
樹海の残響
2025/06/17 18:00
火の声の峠
2025/06/19 18:00
終夜の慟哭
2025/06/20 03:00
清滝の闇
2025/06/21 03:00
廃村の声
2025/06/21 12:00
沈黙の坪野鉱泉
2025/06/21 18:00
廃病院の闇の窓
2025/06/23 02:00
海鳴りの宿
2025/06/26 18:00
灰祀りの山小屋
2025/06/27 03:00
水底の提灯
2025/06/27 11:00
川灯の宿
2025/06/28 02:00
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
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