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この連載作品は未完結のまま約9年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

存在証明のアポトーシス2~月光は夜闇を照らして~

作者:古縁なえ
※一話目に表紙有り。素敵な表紙はE☆エブリスタで活動している装丁師の未架佐さんから戴きました。

 黎明に瞬く閃光。轟く爆発音。遅れて大きな振動。
 狂気に塗れた思想を謳う集団に浸食されてしまう日本都市西地区。
 その集団は、俺達が暮らすノア東エリアにも魔の手を伸ばした。

『己の人生を結実させる為に部員一同で協力しあう』

 そんな理念を掲げて活動する部活、終活部が下した決断は――。

「生きる事以外の思考は、生活するに事欠かない環境じゃないと出来ないだろ」

――抗戦だった。

---

 人の未来も過去も全否定する現象、消滅《ロスト》。
 神だか管理者だかが送ってくる予告状が届いてから一ヶ月後、世界と人の記憶から文字通り消えてしまう。
 かつて栄華を極めた人類は消滅《ロスト》によって、滅びを待つのみとなった。
 地球の外へ逃れようとした者は無警告で即刻抹消され、反乱分子は根刮ぎ消息を絶った。
 要人が消え、徐々に狂い出した社会構造は機能を失い、人々は困惑し、絶望し、足掻き、争い、疲弊し、やがて仮初だけれど平穏を手に入れる。

 日本都市、通称ノア。
 そこは生きる事に事欠かない楽園のような街。
 けれども、やがて訪れる消滅《ロスト》を待つだけの街だった。

 懸命に生きて、なのにいずれ消える為だけに過ごす平穏。
 俺は、思う。
 それはなんだか「家畜」みたいだな、と。

――俺の消滅までに残された時間はあと21日。

 それまでに俺は、何かこの人生に生まれた事以外の意味を見出せるだろうか。

-Information-
此方は存在証明のアポトーシスシリーズ第2章になります。
1章:稲穂は黄昏に揺れて
2章:月光は夜闇を照らす
全3.5部構成くらいになる予定です。
1-大消失<ヒカリ>-
新しい遊び
2015/08/07 03:44
かくて薄氷はひび割れる
2015/08/12 17:49
Another side:暗躍
2015/08/13 22:55
必要な遊び
2015/09/03 05:36
カリスマ()
2015/09/06 02:23
騎士感
2015/09/11 20:25
CanCan
2015/09/20 08:15
嫌いじゃないのに、大嫌い
2015/09/26 16:59
過多出し
2016/01/03 02:36
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