祝500UA記念SS!
「ルーナあれのりたい!」
ルーナ嬢が指を指した方向にはぐるぐると回るカップがあった。
「あれはコーヒーカップっていうやつですよ!」
「いいね、3人で乗ろうか」
「ちょっとセオドア様!僕も乗りたいです!」
エルリックが文句を言った。
知るか、乗りたいなら乗ればいいじゃないか。私はいかにルーナ嬢を攻略してルミナスを動揺させるか考えてるんだ。
「ちょっとエルリック様。男子2人で乗ったって花がないですよ」
「じゃあルミナス様たちと一緒に乗ったらいいんじゃない?ルミナス様の隣、空いてるかな〜?」
チラリとこちらを見ながらエルリックが面白そうに笑う。
私がそれを許すと思うか?
そこに観覧車から一緒についてきた筆頭魔導士殿が口を挟んだ。
「エルリック、それ以上余計なことを言ったら帰らせるぞ」
「ひぇ!それはひどいです、父上!」
「なら黙っているんだな」
いい気味だ。ていうか、私よりルミナスの心を奪っていいのはルーナ嬢だけだぞ。
「ねぇね!ルーナね、ねぇねとぐるぐるしたいの!」
「私もルーナちゃんとぐるぐる回りたいですわ!ルーナちゃん、私のお膝の上に座らない?」
「あのね、ルーナね、きょうね、おうたいしでんかのおひざなの」
ルミナスは雷を受けたような表情をしたのち、ものすごく怨念を感じる顔でこちらを向いた。
それをスルーしてルーナ嬢に尋ねる。
「あれはコーヒーカップという乗り物らしい。3人で乗るかい?」
「うん!ルーナとねぇねとおうたいしでんか!」
「そうか、嬉しいな」
「でも、おうたいしでんかよりもねぇねのほうがすきなの!」
先ほどの般若のような顔から一変、ルミナスの表情が崩れた。
「ルーナちゃん!ねぇねも王太子殿下よりもお父様よりもお義母様よりもルーナちゃんのことが大好きですわ!」
・・・私は伯爵夫人よりも伯爵よりも好きじゃないということか?
それとも私がルミナスの中で四番目に好きな人ということか?
できたら、後者だと嬉しいな。絶対違うけど。
なんか最近、SSばっか書いてる気がする…。
気のせいかしら…




