第一話いらっしゃいませは挨拶の基本
「いらっしゃいませー。
本日おにぎりセール中ですいかがでしょうかー」
「樺沢さんレジお願ーい」
「はーい!」
コンビニでバイトを始めて7年目。
コンビニバイトは最初こそ覚える業務が多く、なのに時給はそこそこで意味わかんなかったが一度覚えればイレギュラーなことが起きない限りは同じ業務をこなしていけばいいし時間通りに帰れるし意外と気に入っている。
何より浪人時代に元ヤンだった私を働かせてくれて就活時期に一度辞めたが面接落ちまくった私をまた拾ってくれた店長には感謝しかない。
「おはよう」
「おはようございまーす」
シフトの入れ替わりの時間で店長と大学生一年生の佐藤君がきた。
「店長おはようございます!
佐藤君もおはよう!」
「ななちゃんこの後面接だっけ?
頑張ってね!」
「店長ありがとうございます今度こそ受かってやります!」
「樺沢さんバイトの後に面接行くんですねハードですね!
それと樺沢さんってななさんってお名前だったんですね知らなかったです」
「そっか佐藤君はまだ入ったばかりだから知らないのか。
ななちゃんも名前言いたがらないしね」
「樺沢さん名前嫌いなんですか?」
「…奈々子なんだよ」
「…あーうん。いい名前ですね」
「変な気遣いいらないから!
私もバイト始めるまで電子マネーと同じ名前なんて知らなかったのよ!」
「なんかごめんなさい」
「もういいわ。
店長私はお先に失礼します」
「はいお疲れ様」
「面接頑張ってください!」
「…ななちゃんあんなに真面目で元気でハキハキしてるのになんで面接受からないんだろう?」
「確かに不思議ですね。
見た目も黒髪ロングの美人で清潔感もあって大和撫子って感じですし悪い点なんてなさそうですけど?」
「流石に面接で元ヤンだったなんて話はしないはずだし面接だと緊張しちゃうのかな?」
「そうですねー…え?
樺沢さんって元ヤンなんですか?」
「そうだよ?
なんか有名な族の隊長してたって言ってたけど知らなかった?」
「全然知りませんでした。
ギャップえぐいですね」
「まぁ7年も前の話だしね。
本人もあんまり話したくないのかもそのせいで大学で友達できなかったって言ってたし。
族を辞めて浪人してるときにうちにバイト受けに来たんだよ」
「へーそうなんですね。
てかそれ樺沢さんに許可なくオレに話しても大丈夫なんですか?」
「…大丈夫じゃないね。
さあこの話は忘れて仕事するよ仕事!」
「はーい」
最後まで読んで頂きありがとうございます!
更新頑張ります!




