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襲撃者-7



セリの消滅の加護が発動する。



「なっ……!?」




デスタは体勢を崩して地面に転がり落ちた。





デスタは何が起こっているのか、理解出来なかった。




しかし、自分の足に視線を向けると、太ももから下が消えて無くなっていたのだ。



痛々しい赤色の断面が、デスタの目に映る。




「なぁ、なぁぁぃ!!!?」



デスタは予想できないその惨状に絶叫の声を上げる。




「何をした、 い、い、一体、一体何をおおぉぉ!?」




これには、幾千の修羅場を潜り抜けてきたデスタでも、動揺を隠す事はできない様だ。




「フィリアの居場所を教えて」




セリは身体に刺さった多種多様な武器を一本一本引き抜いていく。


肉が裂け血が噴き出るが、瞬時に塞がって再生する。




「抜かすなぁ!!」




流石は歴戦の猛者と言うべきだろうか。



この絶望的な状況でも、デスタは斬撃を繰り出した。




ククリナイフが、セリの首に突き刺さる。



その勢いでセリの首を斬り落としたのだが、ストレイルの加護の力で、頭が地面に落ちる前に、首と接合する。



足を損失したデスタしか辺りに居ないこの状況下で、足を切られたらまずい。



それ故に、全集中力を足下に注ぐ。




セリは、デスタの顔を蹴り飛ばす。



「うっ!?」



蹴られて怯んだ隙にデスタの持っていたククリナイフを強引に奪い取る。




「フィリアの場所を連れて行って……そしたらその足を元通りに治してあげる」




勿論、セリは欠損部位を完全再生させる魔法は習得していない。


完全な嘘っぱちだが、騙したからとて心が痛む相手でもない。




「わかった。案内する……! 案内するかっ」



「そう、じゃあお願い」



セリはデスタの首の裾を掴んで、彼の指差す方向へと進む。




デスタの指示に従い、彼を引き摺りながら進んでいく。



他人がその様を見れば、どっちが悪者なのか全く分からない光景だ。




デスタに案内されてたどり着いたのは、南京錠で塞がれた堅牢そうな扉だった。




セリは、南京錠を剣の一振りで粉砕する。



そのまま扉を蹴り開ける。





「せ、セリさん!?」




簡素な手狭な部屋の中に、フィリアの姿があった。

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