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探偵は女子高生と共にやって来る。(感謝150,000PV達成)  作者: 飛鳥 進
第肆拾壱話-港区

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港区-24

 恰幅の良いパパを捕まえた長四郎と遊原巡査は・・・・・・・


「パパぁ~ いくら貢いだってあの娘とはお付き合いできないよぉ~」


 長四郎は後部座席で項垂れて座るパパに話しかける。


「・・・・・・・」


「別に逮捕しようってわけじゃないんだからさ、なんか答えてよ」


「遊原くん。やましいことがあるから黙っているんでしょ?」


「ああ」


「そんなんじゃない」


 ここで口を開いたパパ。


「喋れるじゃない」


「ははぁ~ん。分かったぞ。俺としたことが」


 長四郎はそう言って、自分の額をピシッと叩く。


「何が分かったんですか?」


「古風な漢なんですねぇ~ パパはぁ~」


 まるで何畑何三郎のような口調でパパを見る。


「古風?」


「そう。古風。好きな女を守るため、俺一人罪を被れば」


「ああ」

 遊原巡査は納得し、パパは不服そうな顔をする。


「パパ、そんな顔しないでぇ~」


 フンフンっ鼻息を荒くするパパは長四郎を睨みつける。


「安心してください。あの娘は悪いようにはしないよ。悪いことさえしていなけりゃね」


「そんな保証どこにある?」


「パパ。彼女を信じてないの?」


「それは信じているが」


「じゃあ、どうしてそんなこと言うの?」


「それは・・・・・・」


「パパ。彼女はやましいところがあるんじゃない?」


「そんなこと!」


「じゃあさ、教えてよ。パパ、彼女にあの店で何、買わされたの?」


「・・・・・・・」


 目を逸らすパパ。


「パパ」


 はぁ~ とため息をついてから、口を開いた。


「薬だ」


「薬」


「どういった?」


「遊原くん。非合法なものに決まっているでしょ?」


「おいおい。マジか・・・・・・・」


 遊原巡査は口をあんぐりと開ける。


「海外では合法なんだよ」


「じゃあ、海外に住めよ」長四郎は呆れはてる。


「・・・・・・・」


「まただんまりかよ」


「あの店、違法薬物売りさばくブランド店か・・・・・・・」


 長四郎は顎をトントンと人差し指で叩きながら、考えこむ。


「なぁ、パパ。彼女とはどこで知り合ったの?」


「あの店だ」


「パパ。知っていればで良いんだけど」と前置き「この女の子、知ってる?」長四郎は今宮茉由の顔写真を見せる。


「店で見た気がするな」


「じゃあ、次にこいつは?」


 溝屋の写真を見せる。


「顔は見たことがあるな」


「顔は知っていても、どういう奴かは知らない?」


「ああ」


「ふ~む。ね? 知り合いのパパを紹介してくれない?」


「そんなこと」


 仲間を売るような真似は出来ないと言わんばかりのパパ。


「司法取引って知ってる?」


 長四郎のそう言う顔は、悪い顔をしていた。

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