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神応鉄道紀行  作者: 3CHD 神応HD神応鉄道株式会社広報局
15/15

蒼伊牧本線 東部州 の 5 と 中央駅 の 3

日向原新町駅29番線 伊勢大和新幹線 10時発 むらくも308号 蒼明行 車内にて。

「大変お疲れ様でした。お二人には後、蒼明の蒼春線に乗って頂く予定ですが。単純に蒼明区、春日台区、紫区を一周するだけなのでたぶん多く見積もっても2時間あれば、蒼明に戻ってきます。

お二人のご帰宅に際して手配した列車の時刻は18時-分。この列車の蒼明到着は、12時-分ですので、せっかくなら、この紅蒼大州で最大級の駅をお楽しみ頂くのも有りでは無いかと。」

『本日も新幹線をご利用頂きありがとうございます。(中略)終点蒼明は明日のお昼12時-分の到着です。』

神応鉄道の高速鉄道には新幹線と高速新幹線が有り、新幹線はJRIが運行しているものと同じ「本線内最低運行速度 地上250km/h以上、惑星間360MPc/h以上」が適用されており、高速新幹線はその最低3倍と規定されている。

伊勢大和新幹線の列車種別は3種類。

路線上の各駅に停車する、やさか。各主要駅に停車する、すめらき。そして、起終点以外には、限られた主要駅にしか停車しない最速達のむらくもである。

時間あたり、1方向にやさか10本、すめらき4本、むらくも2本が運行されている。

現在建設が進められている、高速新幹線は、すでに、各駅タイプのににぎと速達タイプのあまつが愛称として決定している。


数十時間後

『本日も神応鉄道、新幹線をご利用頂きありがとうございます。まもなく蒼明、蒼明終点です。(中略)43番線到着。お出口は左側です。

列車が動いている間に席をお立ちになりますと、不意のお怪我につながる恐れがあり大変危険です。必ず列車が止まってからお降りになる準備をお願いいたします。

お降りの際には落とし物、お忘れ物なさいませんようどなた様も、今一度のご確認をお願いいたします。特に、LSN-LTR社へお乗り換えのお客様は、お忘れ物がありましても、お返し出来ない可能性がありますので、お手回りの確認をお願いいたします。』

静かな衝撃とともに列車が止まる。

「どうします?」

[確か、この駅って、なぜか展望台があったよね。]

最初、どの路線から始めようか考えていたときに眺めていた大きな駅構内図。天井の方に展望台という表記があった。

「此処来たときは、おとなしく乗ってるつもりだったのになんで猫かぶりやめたんですか。」

[水まんじゅうでどうでもよくなった。]

花より団子な相模さんでした。

蒼明駅に組み込まれた、蒼明区広域総合電波塔展望台にて。

[あれと、あれに乗ってきたんだよね。]

「そうですね。まずは南に行って、そのまま、あそこで左に曲がってる路線に乗りましたね。」

ちょうど海野君が指した先を列車が走っていく。

[あ、あれが、…何だっけお茶みたいな名前の温泉。]

「えーっと。『玉露神宮温泉郷』だそうです。」

ビルの合間から見える旅館と立ち上る湯気。本当にちぐはぐな光景である。

「あれが、空弁を買うために降りた空港ですね。って相模さん、よだれが。なんであの湖見ただけでそんなによだれ出るんですか。」

[おいしかった。]

すっかり水間水まんじゅうが気に入ったご様子。

「いかがですか?」

「大きな街ですね。」

「人口、都市規模はこの紅蒼大州で一番を誇る首都ですから人も物も集まります。」

はぇー。っと漏らす二人。

ちょっとしたの展望レストランで遅めの昼食をとると、電波塔の根元にある駅ナカの商業区画へ。

[あ。]

相模さん、はまったのはわかったから24個入りの水間水まんじゅうをあるたけまとめ買いしようとするのはやめて頂きたい。

ストッパーになるはずの海野君は、

「これもいいしこれもか。あ、でもまた来るし今回は軽いもので。」


「お買い物はすみましたか?」

[「はい。」]

LSN-LTR 神応鉄道乗り換え改札 神応鉄道サイドでご挨拶中。

「また、お願いすることになりますが、その際はよろしくお願いします。今回購入されたお土産品については、綾小路通運さんが責任を持って、その相模さんがおやつとして確保した水まんじゅう以外をお送りします。」

若干引き気味のリンさん。

[いろいろありがとうございました。]

そう言って改札を抜けホームへと上がる二人をあの、微笑みよりな無表情で見送るリンさん。

今回の旅路は此処まで。

約半月程度の旅路だったが少しでも神応鉄道の沿線に興味を持って頂けたならうれしく思う。

出会いの場所、毎朝の憂鬱と毎晩の帰宅を抱えながら通る場所。別れの場所。旅立ちの場所。そして、旅のチェックポイントとしていろいろな印象があるだろう駅から始まる物語。

いったん此処で区切りとしたい。


いかがでしたでしょうか。


多少は紀行文っぽくなるよう頑張りましたが、私自身がその手の文章になれてないため、ただ電車に乗っていただけの、某北の大地のひげともじゃっ毛のスーパースターがやりあうローカル局の化け物番組初期のような状態になっちゃったかもしれません(意識してたというか意図してそうした割にはそうもなってないのは許して)


今回の旅路では我らが素っ頓狂集団のお気に入りは登場していませんが、予定していた路線を紹介したため、いったん区切りとさせて頂きます。


物語自体は終わりではありませんが、再開はいつになるやら。

私のことだからたぶん年単位での放置もあり得ますので気長ーにお待ち頂ければと思います。


それではまた蒼明駅でお会いしましょう。

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