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4-3 わたし、290歳のお婆さんだって

~~~ フィジ国:テレスの隠れ家 ~~~~~~~~~

時は大地震発生直後にさかのぼる。


人類の存続を揺るがす2度目の危機が訪れた。

1度目は15年前の月での領土争いによる戦争だ。

この戦争により地球全体へ環境汚染が広まり、

99%の動植物が死滅した。

生物が生きられる場所が南極だけとなる。

残った人類は、南極に集結し絶滅を回避した。


そして、昨日。

想像を超える大地震が発生し、それが引き金となって

地球の地軸がズレるとい自体が起こった。

これによって南極が、大雪で積雪が20mと積り、

気温がー10℃という極寒の地へと変貌することに。

最悪なことに、大地震でほぼすべてのビルが倒壊し

跡形もなくなった。

光エネルギー供給も途絶え、2度目の人類滅亡に直面する。


2つの危機は、どちらも人災であり、人類が自ら

招いたものなのだ。

地球上から人類が消滅したところで自業自得といえる。


ミューミュー、サララ、テレスの一行は、そんな危機的

状況から生き長らえられた。

テレスの隠れ家兼研究所にいた3名は、地震が治まった

後に二手に分かれることに。


テレスは、単独で絶滅した動植物を復活させるべく、

自国の軍事基地へと向かったのである。

目的は、自身が開発した生命の種を軍のミサイルを使って

温暖地域まで飛ばし、ばらまきというもの。

その地で現在の環境に耐えうる新たな生命を誕生させる計画だ。


対するミューミューとサララは、アストロ国民の安否が

気になり、この目で確かめるべく、アストロ国へ向かうと

いというものだ。


最終目的地は、3人の故郷であるマス国で合流する。

その間、生存者が存在してればマス国へ招き、地下都市で

暮らすというもの。


マス国の地下都市は人類最後の希望なのだ。

町は崩壊し、光エネルギーも途絶えている。

もう地上には、人類が生きていく場所はなくなった。

地下都市は世界で最も地震よる強度が強く設計されている。

崩壊してなければメーティスも生きているはずだ。

最悪メーティスさえ生きてれば地下都市の修復が可能。


人類はミューミュー達以外に生存してるのか、

メーティスは無事なのか。

どちらかが欠ければ人類は終わりを意味していた。


ミューミューとサララは各地を回り状況を把握した。

結論から述べると、地下都市とメーティスはあの地震に

耐え、損傷なく正常に稼働していた。

アストロ国民の生存者もいたのだ。


まづ軍事基地だ。

地震に耐え、基地に居た軍人はほぼ生き延びている。

一般人はというと、ステーションの地下駐車場が

半壊にとどまったため、たまたま車に乗っていた者が

助かったのである。

だが、安心はできない。

地下駐車場は閉じ込められ車から出ることはできない。

正確には道が塞がれているため車での移動は不可能。

車から出たところで極寒により1時間で凍死するレベル。


そこで出番となるのミューミューである。

軍を引き連れて、閉じ込められた生存者を救助することに

なった。

サララはというと、一部の軍と共にマス国へ向かい

地下都市の制御を担当することにした。


~~~ アストロ国:ナカ地区 ~~~~~~~~~

ミューミューは地下駐車場跡地で作業中だ。

と言っても救助は終了し、残ったのはアルフとルイスの

部下たちだけ。

彼ら2人はボディショルダーを着て、2人同時に引き上げ

ようと準備していた。


アルフ「ミュー隊長殿。私はあなたを尊敬します。

    はやり噂で聞いてた通りの人でした。」

ミュー「噂って何?わたし何て言われてるの?」


アルフ「見た目に騙されるなと。

    彼女は警備隊のエースオブエースだと。」

ミュー「えー、それは過大評価強いすぎですよ。」


ルイス「自分も同じようなことを聞かされました。

    知識も腕力も彼女の方が上でだから

    絶対に見下すなと。」

ミュー「そんなことありませんよ。」


アルフ「自分は今回共に行動して、事実だと確信た

    であります。」

ルイス「自分も同感であります。」


アルフ「他にも隊長の伝説を聞いてます。」

ミュー「あー、なんか想像つきます。

    恥ずかしいから口にしなくていいです。」


会話してる合間に準備が完了した。


アルフ「隊長、最後お一人になりますが、大丈夫ですか?」

ミュー「わたしは、鉄骨を渡って一緒に上って行くから

    気にしないで。」

ルイス「鉄骨を渡る?」


ミュー「上げるわよ。」


ミュー >>マーシャ。OK。上げて。

マーシャ>>了解。


地上でウイングに乗って作業するマーシャがミューミューの

指示により、メンバーの引き上げをする。


1本のワイヤーで吊るされるアルフとルイスが地上に向かって

上がって行く。

ミューミューは、ジャンプしながら鉄骨から鉄骨に飛び移り

上へと進む。

時には、幅3cmの上に着地したり、鉄パイプに捕まったりと、

アクロバティックなことを軽々とやってのけた。

迷いはまったく感じない。

むしろ子供がアスレチックジムで無邪気に遊ぶかのように

アルフとルイスと共に並走しながら上へと進ん行く。


彼らは、その光景を見て度肝を抜かれた。

命綱を付けずに隊長は軽々とやってのけている。

一歩踏み外せば間違いなく死ぬ。

見ている彼らの方が恐怖するくらいだ。

命知らずとうか、化け物とはこの人のことを刺す言葉

なのだろう。

だかそれは、死と隣り合わせの現場を数多くこなしてきた

ことの証だともいえる。

2人の部下は、改めて隊長はエースオブエースなのだと

再認識させられた。


ミューミューはついに最上位の位置まで上がって来た。

だが地上までは、あと10mほどある。

周囲には手で支える物がなにもない。

幅3cmほどの鉄骨の上に仁王立ちでミューミューは立っていた。


その間、アルフとルイスは地上まで達する。


アルフ「隊長!ワイヤ投げますので待ってください。」

ミュー「ショルダーはいらないから。ワイヤーだけ投げて!」

アルフ「了解。」


救助用に設置した足場が、穴から飛び出しており、

2人はその上に乗ると、すぐにボディショルダーを脱ぐ。

ミューミューからは、足場によって2人の姿が見えなくなった。

数秒も経たないうちに、アルフが顔を出し手に持つワイヤを見せる。


アルフ「隊長!投げます。」

ミュー「OK。ちょうだい。」


隊長は笑顔で、右腕を上げ降って合図する。

アルフがワイヤーを投げようとしたとき、隊長が突然めまいを

起し、足元から崩れる。


アルフは、とっさの判断でワイヤーをつかんだまま

ミューミューの元へと大きくジャンプする。

その間、ミューミューはもうろうとしながらも、何とか足元の

鉄骨に落ちないようしがみつく。

だが、もう一度めまいが起こり、背中から下へと落ちる。

ミューミューはそのまま下へと落ちるかのように思えたが、

両足のふくらはぎで鉄骨をひっかけて、コウモリのように

ぶら下がって落ちるのを防いだ。

そこへ、アルフがミューミューと同じ鉄骨の上へと着地する。


アルフ「ああぁ。」


アルフは決まったかのように思えたが、バランスを崩し

落ちる。

アルフは半分失敗することを想定していた。

手に持つワイヤーさえ離さなければ、引き上げてもらえる

保険を掛けていたのだ。

案の定、落ちずにすぐ、止まった。


ミュー「危ないことしないで!」


隊長の声でアルフが上を見上げると、隊長と目が合う。

距離は2m。

隊長は逆さまのままワイヤーをつかんでいた。


アルフ「すみません。」

ミュー「でも助けに来てくれてありがとう。」


ミューミューは笑顔で返す。

その後、2人は、無事救出され地上へと戻れた。


ミューミューは自分のライフゲージを確認する。

MAXのレベル10で異常はない。

先ほどのめまいは何だったのだろうか?

頭がもうろうとするときは大抵ライフゲージが

4以下を指した時だ。

MAXで健康状態に異常が起きたことなど今までない。


ミュー>>ネロ!さっきのめまいは何?

ネロ >>老化によるものです。

    ミュー様のテロメアに限界が来てまして

    そろそろ寿命を迎えようとしてます。


ミュー>>テロ・・何?寿命?何のこと!

ネロ >>人の細胞は分裂できる数が決まっております。

    これにより人は永遠に生きることはできない

    生物となっております。


ミュー>>意味わからない。細胞分裂しすぎってこと?

ネロ >>はい。


ミュー>>どうして?

ネロ >>今まで無茶な行動をして来たからでしょう。


ミューミューは理解した。

今まで、レーザを素手で受け止めたり、高いところから

落ちても平気だったのは、実は平気だったのはなく

細胞分裂によって瞬時に回復して来てたということを。

今まで無茶して来た付けがここに来たのだ。


ミュー>>もしかしてサララも?

ネロ >>はい。同様にテロメアが短く分裂できない

    ところまで達してます。


ミュー>>見た目は10代だけど、身体はお婆さんなの?

ネロ >>はい。細胞的には290歳です。

ミュー>>290?

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