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4-1 プロローグつづきです【2026年3月】

~~~ スカイ・モール ~~~~~~~~~

フードコートの1角で姉妹のような女子2人が食事をしていた。


サララ「ところでさ、4章は出来たの?

    書き終えてるなら読みたい。」

ミュー「まだ書いてる。

    最後のところが残ってて、あと1週間くらい掛かるかな。

    それで思い出した。

    南極大陸の地下都市で発見された史跡だけど、

    あれサララが書いたんでしょ?」


あるフランスの考古学チームが、南極大陸の地下に数キロにも

およぶ広さを持つ空洞があることを発見した。

その空洞は自然現象で出来たものなのか、

人工的に作られたものなか、

それとも計測機器による誤判定なのか、議論されていた。

その答えに決着をつけるべく、アメリカの研究チーム発足され

深さ千メートルもの小さな穴を掘り、小型カメラを侵入させたのだ。


するとどうだろう。空間は確かに存在した。

それよりも驚くべきことは、その空間内に巨大な建造物が

存在したことだ。

カメラが小さく、ライトも弱い。

全体像ははっきりとはしないが、明らかに人工物である。

しかも数キロにもおよぶこの巨大建造物をだれがどうやって

作ったのか想像もできない。

現代の技術で作るのは不可能であると結論づいた。

その発見が世界的に知れ渡ったのが半年前のことである。


当時は、地底人は存在したという見出しでニュースが流れ

世界的に話題を呼んだ。


更に調査が進められ、文字らしき物が書かれた史跡が発見された。

それはもう大興奮である。

ムー大陸は南極大陸の地下だったとか、

エジプトのピラミッドやイースター島のモアイ像は、

地底人が作っただとか、世界で大盛り上がりとなる。


ところが史跡の表面を綺麗にしていくうちに、

次々に現れる文字が日本語であることに気づく。

こうなると大変だ。地下都市の信ぴょう性が揺らぐ。

案の定、地下都市は番組のやらせだ。

映像は舞台セットではないのかと。

ここの影が怪しいとは、スケール合ってないなど、

いろいろな憶測が飛びかい、地下の空洞自体がデマなのでは?

となりつつあった。


サララ「そうだよ。あれ、私が書いた。

    一昨日のニュースでしょ?

    見てびっくりだよ。

    作った時は、こっちの世界で大騒ぎになる

    だなんて思いもしないじゃん。」

ミュー「分かる。私だって別世界だと思ってたもん。

    まさか、1億年前の南極だったなんて。

    ビックリだよ。

    私達、過去にタイムトラベルしてたってことになる。」

サララ「映画みたいだよね。

    今でも不思議な感じがする。」


サララ「今更だけど、2つあった太陽の片方は

    月だったんだね。」

ミュー「私も思った。

    月って一億年前は燃えてたんだね。

    でもそう思って月を見直すと

    確かに地表が燃えカスのような気がする。」


サララ「あとさ、素朴な疑問があるんだけど。

    1億年前って、恐竜が住んでたんでしょ?」

ミュー「嘘だ!

    戦争で南極以外は生物が生きて

    いけなくなったって。」


ミューミューは携帯を使って検索する。


ミュー「本当だ。1憶年前は白亜紀だって。

    地上の動物は、恐竜やワニなどの爬虫類が

    支配してたらしい。」

サララ「でしょ、でしょ。」


ミュー「どいうことだろう?」

サララ「私達のあとに、恐竜が生まれたのかな?」


ミュー「いやいや。

    白亜紀は1億4,500万年前からだよ。

    私達がいた時代と白亜紀がぶってる。

    その前だって恐竜居たみたいだし。」

サララ「なら南極以外の場所に恐竜がいたんじゃない?」


ミュー「そんなバカな。

    南極以外の生物は全て全滅したって

    テレスさん言ってたじゃない。」

サララ「確かに!

    まぁ、素人の私達が考えても

    一生分からないんじゃないかなぁ。」


ミュー「そうね。そもそも私達がいた時代が

    ほんとうに1億年前かも怪しいし。」

サララ「あぁ、なるほど。

    更に調査が進んで年代が変わるかもだね。」


サララ「メーティスまだ動いないかな。」

ミュー「流石に止まってるでしょ。なんで?」


サララ「タグ、欲しくない?

    メーティスが動いていれば作れる。

    そしたら、私達、スーパーマンになれるよ。

    女だからスーパーウーマンか。」

ミュー「私は遠慮しとく。」

サララ「え!なんで?」


ミュー「一般人として普通に暮らしたい。

    でも壁を歩けるシューズは欲しいかな。

    あれ便利よね。」

サララ「それ!私も欲しい。

    都内だったら自転車なんかより

    あのシューズで走った方が早いし。」


ミュー「南極の調査、進んで欲しくないな。」

サララ「なんで?

    私は早く地下都市に行きたいけど。

    だれでも見学できるようにして欲しいと思ってる。」


ミュー「だって、小説と一致しすぎてない?

    その内メーティスだって見つかるだろうし。

    突然、サングラスを掛けた黒服の人達に囲まれて

    どこかに連行されるってことないよね?

    何だか怖くなってきた。」

サララ「考えすぎだって。

    なら4章に史跡のこと書いとけば!

    小説は、途中から南極大陸の発見に内容を寄せたと

    言い張ればいいじゃん。

    まぁ、言わなくても、皆そう捉えると思うけど。」


ミュー「だといいのだけれど。

    そうね史跡を4章に付け加えようかしら。」


サララ「隊員達に会いたい。」

ミュー「またその話?さっきも言ってたよ。」


サララ「しょうがないじゃん。

    ミューミューと居ると思い出しちゃうんだから。」

ミュー「それ、こっちの台詞だよ。」


サララ「あのあと、みんなどうなったんだろう?」

ミュー「ね。開発部の人達にも会いたいな。

    最後、みんなにちゃんと挨拶してないような。」


サララ「してないよ。

    大体、挨拶してたら全員に引き止められてたでしょ。」

ミュー「あ!そうだった。」


ミュー「今思うと向こうの世界は楽しかったなぁ。」

サララ「私はズーっと楽しかったけど。」

ミュー「あなたはね。」


サララ「出来れば皆と居たかったんだけど。」

ミュー「そっか、結局サララも挨拶しないで

    分かれたんだもんね。」


サララ「どの道、私達はテルメだっけ?」

ミュー「テロメアね。」


サララ「それそれ。それがないから、ああいう別れ方で

    よかったと思うよ。」

ミュー「確かにそうかも。」


食事も食べ終わり、話し込んだせいもあり時刻は21時。


サララ「散歩しようよ。」

ミュー「そうね。夜景が見れなのは残念だけど。」


サララ「近くなんだし。いつでも見れるよ。」

ミュー「他にも見たいお店あるから急ごうか。」


サララ「もう、閉まってるんじゃないかな。」

ミュー「飲食店以外は8時半までだっけ?」


サララ「多分。明日も来ようよ。」

ミュー「どうせ暇だしね。

    朝ごはん。パンケーキとかどう?

    口コミ見ると、評価が高いよ。

    近くのようだけど、どこにあるんだろう?」


サララ「食べたーい。朝からここ来よう。」

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