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2-38 長い長い闘いを終わらせました

~~~ ラプラス城:地下都市 ~~~~~~~~~

サララ >>ルジャンをここ(倉庫)に隠します。

ファルカ>>隠しててもタグが発信機となるから

     見つけられて射殺されるだけでは?


全員が見える位置で、サララはある棚の扉を開け、

ルジャンをその中へと入れる。


サララ>>その通り。だらかタグを外します。

    ルジャンのタグは側に置いときます。


会話しながらルジャンからタグを外し横に置く。

そして、扉を閉めた。


サララ>>作戦が終了したら、誰かルジャンに

    タグを装着してあげて。

プラス>>お言葉ですが、ここは空調が効いてない。

    タグを外したら10分ともたない

    と思われますが?


サララ>>そもそも私達にも時間がないわ。

    追っても迫ってる。

    もたもたしてたら全員死ぬだけ。

    タイムリミットは5分ってところね。

    運が良ければルジャンは生きてる。

ウィリー>>彼がここで死ぬのも本望だろう。

     姫をサポートするのが我々の

     第一優先だ。

     ご命令を!


サララ>>ラグラン、プラス、ファルカは

    倉庫の扉を開けます。

    レグが入ってきたら引き付けて。

    その間、私とウィリーで強行突破して

    先に進みます。

全員 >>了解。


倉庫の扉がゆっくりと開く。


♪バリバリバリバリ


完全に倉庫の扉が開く前から攻撃が開始された。

倉庫内は50m四方とスペースが広い。

障害物も沢山あるため逃げ回るのには適してる。

だが、障害物の1つにルジャンが居ることを

考慮すると逃げ回るルートに制限はある。


11体のレグが次々と倉庫の中へ入ってくる。


サララ>>みんな生きて!


サララの叫びが、メンバーへ投げられた。

ラグラン、プラス、ファルカの3体は、

固まって後退しながら攻撃を加える。

サララが捕まるウイングは、別のところで

身を隠し飛び出すチャンスを伺っている。

隠れててもレグには無意味だ、

2体がサララの方へと進行する。


1発のミサイルが飛んで来た。

そして後方から2体のレグへ激突する。


♪ドーン


2体のレグとも戦闘不能となる。

そのミサイルはどこから飛んできたのか。

それは倒れているルジャンのウイングから

発射されたものだ。

そうサララが遠隔操作したのである。


状況確認後、サララのウイングが姿を

表し出入口へ全速で走る。

それに気づいた数体のレグが遠くから

攻撃するも、サララは強硬突破で

再び通路に出ることに成功した。


9体中、3体がサララを追う。


♪バリバリバリ


2体はサララのウイングを激しく攻撃。

ウイングは穴だらけだ。

中で操縦するウィリーが心配である。

聖域区入口までの距離は30mと迫った。


ウィリー>>姫!腕につかまってください。


察しが付いたサララは言われる通り

ウイングの腕につかまると、

ウイングはサララを投げ飛ばしたのだ。


ウィリー>>姫!あとは頼みます。


サララは弾丸のように飛ばされ、

ついに聖域区へ足を踏み入れることに

成功した。

サララだけはもう安全である。


最下層へ行くエレベータの扉を開ける。

認証が通り乗ることが出来た。


♪ドーン


エレベータの扉が閉まる途中で

ウィリーのウイングが爆発した。

それをサララは目撃することに。

なすすべもなく、無情にも扉は閉まり、

エレベータは発信する。


最下層へは20秒で到着する。

本来ならばあっという間でなのだろうが、

今のサララには何分にも感じられた。

ウィリーの安否が心配だが、

危険なのは彼だけではない。

とにかく急がないとという思いでいる。


メーティスが設置してある最下層へと

辿り着いた。

7階からここまで長い道のりで、

やっとゴールが見えてきた。


エレベータから先は20mほどの

通路となっている。

サララが勢いよく飛び出し、反対側の

扉の前へ立つ。認証が通り扉が開いた。


サララはメーティスサーバへ足を

踏み入れる。

広大な空間に柱だけしか存在しない所だ。

サララも始めてみる景色である。

何とも神秘的に感じられる。


上空は600m上まで筒抜けで、

30m幅の柱が50m間隔に

無数に立って天井を支えている。


実は柱こそがメーティスなのである。

複数の柱が束となって1つのメーティスを

形成しているのだ。


そして、一番奥の隅には動力源である

巨大な発光炉と燃料が設置してある。


サララが周囲を見渡すと、壁面の一部が

ガラス張りのところを見つける。

そこが、第二管理室た。

戸を開け中へと入ると、7階とまったく

同じ機器が設置してある。

風景が変わらないその光景を見て、

理由は分からないがサララは泣きそうに

なった。


高まる鼓動を押さえ、レグに攻撃中止命令を出す。

全てのレグが停止するのを確認できた。

やっと終わった。

ついに長い闘いを終わらすことが出来た。


でも安心はしてられない。

メンバーの安否が心配だ。

ウィリーとルジャンの生死が確認できない。

他の3名は生存している。


最後に見たウイングの爆発がフラッシュバックする。

ウィリーの記録を追うと、あの爆発でタグの通信が

途絶えていることが判明。

となると爆発に巻き込まれ、タグごと粉々になった

と考えるが自然だ。

ルジャンの安否の方も心配である。

タグを装着するまで状況が掴めないからだ。


サララ>>ファルカ。ルジャンの救出を。

    ウィリーと連絡がとれない。

    ラグランとプラスはウィリーの

    捜索をお願い。

全員 >>了解


次にミューミューの安否を確認する。

生きてはいるが意識がないことが判明。

ミューミューの隣にいるライトという男性も

意識がない。急いで病院へ搬送しないと。

動揺しながらもサララはサモスに連絡を取る。


やるべきことは沢山ある。

他国へのエネルギー供給の配分だ。

早くしないと大量の死者がでる。

もしかしたら既に手遅れの可能性もある。

恐る恐る各国の人口を確認するも大量の

死者は出ていなかった。

こちらも一安心できた。


エネルギー供給に関しては、

現在次のような設定となっている。

フィジ国 :100%

アストロ国:0%

サイ国  :0%


当初の国際会議での決定値へと配分を戻す。

フィジ国 :59%

アストロ国:39%

サイ国  : 2%


本当はフィジ国を0%にしたい

ところではあるが、何も知らない

一般市民を巻き込んではいけないと

冷静になり、それはしないことにした。


集中管理室最高責任者であったフリード氏の

操作記録および監視塔での操作記録を集め、

各国から参照できるようにした。

これで今回のテロ事件を正当化できると

サララは信じている。


テロで世界の人に恐怖を与えた。

そして、多くの犠牲者を出してしまった。

サララ自身は責任を取るつもりでいるが、

フィジ国にも取ってもらうと強く感じる。


城を出てから現在までの行動を振り返る。

フィジ国とアストロ国での国境事件が

発端であることを思い出した。


他国に居るお爺さんとの面会を求めてたお婆さん。

今朝も面会するために並んでいたのだろうか。

お婆さんだけではない。

離れ離れとなって、会話もできない人々が沢山いる。


そう考えると、そんなもの取っ払った方がいい

という思いが強くなる。

もうフィジ国の好き勝手はさせない。

後先考えずに国交断絶できないよう指示を

出してしまった。

いい結果となることを望むのであった。


メンバーから通信が入る。


ファルカ>>姫。ルジャンの救出が完了しました。

     意識がありませんが、生存してます。

サララ >>ありがとうね。

     至急1階広場まで行って、ルジャンを

     アストロ国の兵隊に渡してください。

     病院へ運ぶよう私から話しを付けて

     おきます。

ファルカ>>了解。


ついに探していた彼から直接連絡が来た。


ウィリー>>姫。

サララ >>ウィリー!今までどうしてたの?


ウィリー>>ウイングが爆発する寸前に脱出して、

     生身の身体では戦えないと思い

     先ほどまでタグを外しておりました。

サララ >>そういうことだったのね。

     よかった生きててくれて。

ここまでお読み頂きありがとうございます。

戦闘が長くてごめんなさい。やっと今回で終わりました。

間を持たすためにわざと長引かせたのではないことだけは、お伝えしておきます。

むしろ短くなるよう頑張った次第です。

どうしても伏線を回収しなければならない所が何カ所かあり、ここまで長くなったということです。

次回からは2章の終わりに向かってテロ事件後を描いて行きます。


過去にも話しましたがプロットを作らずにゴールだけを決め、それに向かって毎週毎週、その話だけの物語を考えて投稿しております。

振り返るとこんなストーリーになったのかと驚いてます。

今後も私といっしょに物語を楽しんで頂けば幸いです。

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