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3-42 久しぶりのデート★人類滅亡まであと5日★

~~~ アストロ国:検問所 ~~~~~~~~~~~

ここはフィジ国との国境堺だ。

ミューミューとサララは、フィジ国へ入国するため

検問所で順番待ちをしている。


2人が、Z地区北門で再会したのが夕方で、

時間が遅くすでに国境は閉鎖されていた。

やむおえず近くのホテルに泊まることとし、

一夜明けて、朝一で国境沿いの検問所へ向かい今に至る。


2人は、2つの目的を持って国境を越えようとしている。

1つは、フィジ国の副大統領を裁いてもらうために

大統領のところへおもむき悪事を報告しに行くというもの。

そしてもう一つは、テレスに会い、テロ事件の真相を

聞き出すのと大地震の根拠となるデータを

受け取ることにある。


2人は、フィジ国の帰国レーンに並んでいる。

なぜ入国レーンではないかと言うと、

単純に一番面倒臭くない方法だからだ。

入国には審査が必要で、時間が掛かる。

対して、帰国はフィジ人であれば素通りできて簡単だ。


映画ならば運搬車の荷台に隠れて密入国するところだろう。

当然それも考えた。

が、この時間帯で国境を超える手ごろな車が

見つからなかった。というのがあきらめ理由だ。

なので第二候補のフィジ国人として入国する

という道を選択したのである。


サララ「見て見て!遊園地。」(^0^ )

ミュー「懐かしいね。」


アストロ国側から見えるフィジ国の遊園地。

いろいろと思い出が蘇る。

あの遊園地がきっかけでアストロ国へ来た

と言っても過言ではない。

アストロ国に来て2ヵ月になる。


ミュー「フィジ国来るの、遥か昔のような感じがする。」

サララ「分かるぅ。

    日本から出て行く感じがしない?」

ミュー「そうだね。

    私達、すっかりアストロ人ってことだね。」


検問所の通路には、双方の軍人が銃を持って

警備している。

そして、早くも双方の軍人に目を付けられることとなる。

それもそうだ。

ミューミューとサララは、いつもと違って

私服姿で一般人を装ってはいるものの、

十代女子の2人組が検問を抜けようとしているのだ

目を付けられて当然だろう。


入国方法は簡単だ。

一人づつゲートをくぐり、フィジ国人と

認定されれば、通り抜けられるというもの。


やっと順番が回り、まづ最初にミューミューがゲートに立つ。

認証ランプは緑。

見事フィジ国人と認定されたことになる。


にらみつけるフィジ国軍人を前に、顔を隠すことなく

堂々とした態度で、笑顔で軽く頭を下げて通り抜ける。


続けて、サララの番だ。

認証ランプは緑。認証成功。

にらみつけるフィジ国軍人を前に、

サララは無視して横を通り抜けて行く。

対照的な2人だ。


特に引き止められることもなく、

2人は国境を超えることに難なく成功した。

ちなみに、認証OKとなったのは、タグに命令し

個人情報を改ざんさせたのは言うまでもない。


検問所を出ると、異国に来た感が増す。

道も建物も目に入る全てが華やかで、

アストロ国とは別物だからだ。

例えると、アストロ国は全体的に地味で、

フィジ国はエンターテイメントの国とあって

おしゃれな作りである。


ミュー「懐かしい。全然変わってない。」

サララ「こっちの国はテンション上がるね。」


サララ「遊園地行こうよ。」(^0^ )

ミュー「帰りにしよ。」(;-_-)


サララ「大人が良く使うやつじゃん。

    絶対行かないパターンだよ。それ。」

ミュー「先にやらなければならないこと、あるでしょ。」


サララ「そうだけど。ちょっとだけならいいじゃん。」

ミュー「私もガマンしてるんだから。ね。」( ^_^)


サララ「分かった。帰りに絶対行くから。」(>_< )

ミュー「うん。行こう!」( ^_^)


2人は無人タクシーに乗り、大統領官邸を目指す。


~~~ フィジ国市街地郊外 ~~~~~~~~

住宅街中を1台の車が走しる。

一軒一軒の家の敷地面積がとにかくでかい。

この辺は著名人やセレブが住む地域とあってか、

美的外観の観点から建造物の高さに制限があり、

全ての家が一階建で統一されている。

サララとミューミューはそんな風景を車から眺めている。


ミュー「町がきれいだね。こんなところがあったんだ。

    住みたいね。」( *^_^*)

サララ「塀の意味なくない!

    簡単に泥棒に入られるよ。」(-_- )


ミュー「この地域は治安が一番良いみたいだよ。

    塀が低いのは所有地の範囲を明確に

    してるだけで、防犯のためではないみたい。」

サララ「そうなの?」(o_o")


ミュー「どうも敷地内に侵入すると、

    侵入した人が特定されるシステムに

    なっているんだって。

    泥棒は近づかないみたい。」

サララ「はぁ。」


そんな風景を眺めていると目的地の大統領官邸が見えてきた。


サララ「着いたよ。なんか緊張してきた。」(>_<")

ミュー「サララでも緊張するんだ?」( ^_^)


サララ「するよ。大統領だよ。

    今までの人達とは次元違う。

    頭悪そうなこと言っちゃいそう。」(>_<")

ミュー「私は、ワクワクしてる。

    本当の世界なら緊張するんだろうけど、

    大統領に会うなんて機会ないから。」


サララ「そうなの?確かに別世界には同感するけど。

    これとそれとは違うような。

    ミューミューはハート強いわ。」(^_^ )


ミュー「すごくはないよ。多分、なにも考えてないだけ。

    あと、久々にサララと一緒っていうのもあるかも。」(^0^ )

サララ「分かった。すべて任せる。

    私は隣でじっとしてるから。」(^-^;)


ミュー「いいけど。話につまったりしたら助けてよね。」

サララ「会話に付いていけたらね。」(;^-^)


~~~ フィジ国:大統領官邸 ~~~~~~~

大統領官邸の正門が開く。

2人の乗る車は、ゆっくりと敷地内へ侵入する。

庭は広く建物までは距離がある。

その間、庭一面はお花畑になっていた。


サララ「綺麗。散歩したいな。怒られるかな。」(*^_^* )

ミュー「怒られはしないだろうけど。

    何しに来たか疑われるよ。」


サララ「ここでレジャーシート敷いて、

    ピクニックしたくない?」

ミュー「分かるぅ。そうだよね。

    本当は、こっちの世界でこういうことがしたかった。」( ^_^)

サララ「私達、何やってるんだろう。」


正面玄関で車が停止する。

2人の少女が車から降りる。


玄関には、左右に2人の門番が立っている。

ホテルのようだ。

少女達に目を合わすことなく無言で敬礼をする。

ミューミューとサララは門番へ軽くお辞儀をする。

と同時に扉が開く。


開いた扉の先は通路になっていて、

案内人が1人立っている。

見た目は、白髪のお爺さん。


秘書 「お待ちしておりました。

    私は、大統領秘書をしております。

    ガブリエルと申します。」m(_ _)m

サララ「初めましてサララです。」m(_ _)m

ミュー「ミューです。」m(_ _)m


2人は手を添えて深くお辞儀をする。


秘書 「サララ様、ミュー様。

    本日はご足労いただきまして誠に有難うございます。

    大統領がお待ちかねです。

    さっ、こちらへどうぞ。」(^_^ )


案内人が先頭を歩き、2人は後を付いていく。


サララ>>私たち貴族の令嬢みないじゃなぁい?

ミュー>>元々令嬢でしょ!

    こういうところに来ると、

    自然と背筋が延びて、歩き方も変わるね。


サララ>>あら、話し方もいつもと違ってますわよ。(^_-)

ミュー>>そうかしら。 (^_^ )


大統領執務室までは、かなり歩いたが、

見るもの全てが新鮮で、2人は全く気にならなかった。

むしろ美術館に来たかのような感覚で楽しめた。


会話が変すぎて、それはそれで楽しさを倍増させた。

ふと我に返ると涙が出そうになる。


よくよく考えたらこの世界で楽しい思い出を

作った記憶がない。

ずーっと2人でお出掛けしたいと願っていた。

たかが大統領に会いに来ただけであったが、

思いがけないところで2人の願いが実現した感じがする。


3人は無言のまま館内を歩く。

しばらくすると、やっと秘書が口を開く。


秘書 「お二人はお若いですね。

    学生さんですか?」(^_^ )

サララ「高等5回生です。」( ^_^)

ミュー「クラスメイトなんですよ。」( ^_^)


秘書 「左様ですか。では今年で卒業ですね。

    進学されるのですか?」(^_^ )

ミュー「受験は来年です。

    卒業まであと1年あります。」(;^^)

秘書 「失礼しました。そうでしたね。」


秘書 「学校は楽しいですか?」(^_^ )

サララ「楽しくはないです。クラスに友達いないし。

    勉強嫌いなので。でも授業中寝てはないですよ。

    ちゃんと先生の話は聞いていますから。」(;^^)

秘書 「ははは。正直でいいですね。

    私も勉強は苦手でした。」(^_^ )


ミューミューは焦りを感じ始める。

サララが次から次へと適当なことを言い出すから。

話題を変えねばと割り込む。


ミュー「大統領秘書だとお伺いしましたが、

    秘書は長くやられてるんですか。」( ^_^)

秘書 「3年目になりますかね。」(^_^ )


ミュー「大統領秘書ってどうしたらなれるんですか。

    頭いいだけでは勤まりませんよね?」

秘書 「さあ、どうしたらなれるのでしょう。

    今の大統領とは付き合いが長くてですね。

    私の場合、大統領が就任されたタイミングで

    指名されたんですよ。」


ミュー「そうだったんですか。ご指名だなんて。

    さぞかし有能なのですね。」

秘書 「主な業務は雑用です。

    お嬢さんが想像するようなことは

    残念ながらしおてりません。

    大統領就任時は回りが敵だらけでしたかね。

    仕事ができるというよりも信頼出きる者を

    側に置きたかったのでしょう。」


ミュー「またまた、ご謙遜を。」( ^_^)

秘書 「今回を期に2人とも秘書を目指されては如何かな?

    私は見ての通り老いぼれです。

    あなた達みたいな若者が後を次いでくれると

    安心して引退できるのですが。

    なによりも館内は明るくなり

    活気づくことでしょう。」(^_^ )


サララ「秘書だなんて。勤まりませんよ。」(>_<")

秘書 「大丈夫ですよ。私に出来るのですから。

    誰でも勤まります。」(^_^ )


ミュー「大統領はどんな方なのですか?」( ^_^)

秘書 「初めてお逢いになられるのですよね。

    どんなイメージを持ちですか?」


サララ「テレビで見たイメージですが、

    温厚で優しい方なのかなと。」

秘書 「あなた達にそう映って見えているのは嬉しいですね。

    世間では腹黒だと言う方もいらっしゃいますから。」

サララ「メディアが居ない場所ではどうなのですか?

    大統領なのだから、怒鳴ったり、

    怖かったりもするんですよね。」


秘書 「裏表はないですよ。大統領が怒ったところなど、

    わたくしは見たことがありません。」

サララ「安心しました。実は怖い人だったどうしようとか

    思ってたもので。」


ついに大統領執務室の前に到着する。


秘書 「こちらになります。

    扉の向こう側でお待ちしております。

    大統領がどんな方なのか、

    ご自分の目で確認されるといい。」(^_^ )


扉が開き、秘書が中へどうぞとジェスチャーする。

2人は、秘書に軽くお辞儀をして中へと入る。


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