閑話休題 『人物紹介』
セチュバー編に先がけて、登場人物をまとめてみました。
必要のない方は、読み飛ばしてくださっても物語に支障はありません。
~~サブロー御一行~~
■王子 三郎(42歳)
身長は170cm後半
通称:サブロー
短髪黒髪真面目なサラリーマン
当物語の主役みたいな、普通のおっさん
元の世界で嫌なことが続き、妙に客観的な視点で考える癖がある
隠れオタクな一面が功を奏し、異世界に意外とすんなり馴染んでしまった
精霊や友獣から妙に好かれている
肩書:教会評価理事 エルートの守護者 与名の盟友 首切りの理事 天啓騎士団目付 など
必殺技:なし
■トゥーム・ヤカス・カスパード(19歳)
身長は160cm後半
金髪碧眼で半眼美人な修道女(風)
三郎に芋を与えた縁で行動を供にするようになる
修道騎士となり数人しか扱えない体内魔力操作「翔底我」を知らぬ間に会得している
三郎の言う「平和」と自分の考える「平和」に違いを感じており現在模索中
最年少で修練兵となった経歴をもつ
父:ユーゼ・ヤカス・カスパード
母:トレジア・ヤカス・カスパード
役職:修道騎士 教会評価理事秘書官
武器:修道の槍 ブロードソード
カスパード家:代々修道騎士を輩出している家系
ヤカス:「王から賜りし名」と呼ばれる王称
※王称とは『王の令名』と言う王のみが行使できる王政魔法によって与えられる名誉の証
名は王典タムリファント・ローテンに記入され承認されている
■シャポー・ラーネポッポ(17歳)
身長は150cmチョイ
ふわふわ柔らか茶色髪の魔道少女
魔導幻講師と呼ばれる大魔導師の唯一の弟子
幼少期に魔力が急激に強くなり村で持て余されていたところ、通りかかった魔導幻講師に引き取られた
あがり症で魔導検定試験に何度も落ちている
三郎達と出会ったことで、自信を身に着けてきている
特技:魔導全般 速読
苦手:口笛(顔がくしゃっとなる)
趣味:解説(教えたがり屋)
身分:見習い魔導師
好物:海の幸
■ほのか(謎)
身長は20cm弱
炎を彷彿とさせる色の髪と衣を着用
地核の始原精霊
実は最上位の精霊のようだが、誰も気付かない
属性:熱 地 マグマ など多数
言語:ぱぁ語
■シトス・グレータエルート(500歳以上)
身長は160cm程
深緑色の短髪の美青年
エルート族の中でも戦闘に秀でたグレータエルート族
大気の精霊と親交を深く持っている
グレータエルートの中にあって戦闘能力は上位クラス
トゥームの良き稽古相手となっている
武器:メーシュッタスの剣(樹液の刀身)
特技:真実の耳(声色から真偽を聴き分ける)
■ムリュー・グレータエルート(300歳程)
身長は150cm後半
桃色髪でソフトウェーブロングの美女
整った容姿で知られるエルート族だが、その中でも美人と言われる
ラフな口調のため、見た目に反して人好きのする人物
剣の腕前は、シトスに少々劣る程度
場の空気をよむのが上手い
武器:メーシュッタスの剣
特技:真実の耳
■クウィンス(不明)
体高180cm程度 体長200cm程度
空色の友獣ワロワの雄
四足歩行の友獣と呼ばれる生き物
魔力量と知能が高い
本能むき出しで凶暴な魔獣とは対照的な存在
三郎があまりにもほめそやしてきたので気に入った
三郎のことを友人以上保護対象未満だと考えている
人に必要以上に触られるのが嫌いだが、三郎がもふるのは好き
協力関係:教会
■ミケッタとホルニ
クウィンス専属のような御者の二人
クウィンスは気性が難しいので、この二人にしか御者をさせない
修練兵を諦めた過去を持ち、剣の腕は達者な二人
余計なことは口にしない御者の鏡
特技:馬車の整備
~~ソルジにいる皆さん~~
■バ・スルクローク・アベントイル(61歳)
身長は170cm中ほど
ロマンスグレーの眼鏡紳士
温厚な人柄と高い知性からソルジの人々に頼りにされている
まとめ役としての能力が高く、相談役のような一面ももつ
ソルジでの戦において司令塔の役割を果たしており、戦術の心得もあるようだ
教会魔法の卓越した使い手で、三郎の負った傷を容易く治療してしまう
王称「バ」を与えられた家柄
役職:ソルジ統括司祭
■ラルカ(12歳)
薄茶のボブショート少女
行商人の父母の間に生まれる
行商の旅で魔獣に襲われてしまい父母を失う
孤児となり教会に身を寄せている
同じく孤児であるリケとティエニの姉的存在
目標:トゥームのような修道騎士
得意料理:ウェルッカ肉のシチュー
■リケ(7歳)
淡い金色のフワフワウェーブ少女
ティエニの父と同じ船の事故で父を失う
後にショックから病となった母を失い孤児となる
ティエニを実の弟の様にかわいがってはいるが、根は気弱
■ティエニ(5歳)
濃い茶色の癖毛少年
とにかく元気!
海で父を亡くし孤児となる
母は幼少期に他界していて片親であった
父親のようなたくましい海の漢になる夢を持っている
■マフュ・アーディ(18歳)
真紅の髪の美少女
代々修道騎士を輩出する名家アーディ家の末娘
兄と姉に可愛がられて育ったため、歯に衣着せぬ性格
アーディ家の三兄妹はトゥームと幼馴染の関係
五年前にトゥームをソルジへと送ったのは、当時当主であったマフュの父
ソルジ防衛戦の活躍により警備隊の一部から『戦いの女神』と呼ばれている
最年少で修道騎士となった(トゥームへのライバル心)
魔獣問題でソルジへ派遣された
■オルガート・アルーマ(初老)
白髪交じりの薄茶色髪をした穏やかな人
修道騎士団の相談役
スルクローク司祭とは知古の間柄
何事も熟慮して行動するが、考えすぎるのが悪い癖
ソルジ問題にいち早く動いた人物
技能:翔底我
■エッボス・ウム(初老)
スキンヘッド自慢の力自慢
修道騎士団の団長
オルガートの一つ先輩で腕を鍛え合った仲間
デスクワークに飽きてソルジに行くことにした
孫がいるので子供と遊ぶのが得意という一面もある
技能:翔底我
■ヤートマ・グスタム(20代後半)
茶色に近い金髪の優男(貴族のボンボン)
前髪を清々しく払いあげるイケメン
五年前にトゥームに求婚した経歴を持つ(家柄の為)
案外有能であり、剣の腕も案外確か
ソルジ防衛戦では案外高い指揮能力も発揮した
現在『戦いの女神』に本気でアタックするも、ふられ続けているらしい
役職:警備隊副主幹(現在はソルジ警備隊長を兼務)
■ラオ・グー(20代前半)
短髪黒髪の海の漢
漁師でブリグスト船団の若頭
ソルジ西門にて槍の投擲をしてトゥームの一助となった人物
ソルジ防衛戦では南門より船を出す際の指揮をした
魔獣との戦いからトゥームに惚れているらしい
とある水の護りの宿った指輪を購入している(目利きである)
将来の話しだが、ティエニの良き漁師の師匠となる
~~エルート族の皆さん~~
■ケータソシア・グレータエルート(未公開)
白銀の髪の美しい人
樹木の精霊と親交を深く持つ
メーシュッタスの剣を誰よりも巧みに使いこなす戦士
五百年前の戦争にも若くして出陣している
中央王都で別れる際、三郎に精霊の種を託した
グレータエルート遠征軍の指揮官
■バジェン・グレータエルート
顔に傷のある古参兵
大地の精霊と親交を深く持つ
五百年前の戦争にも参戦している
シトスの偵察部隊の隊員
現状:重症
■マート・グレータエルート
軽口をたたく好青年
草木の精霊と親交を持つ
若きグレータエルート
同期のリシーセをからかうのが日常
シトスの偵察部隊の隊員
現状:治療中
■リシーセ・グレータエルート
右側頭部刈り上げのボーイッシュ美女
小動物とそれに宿る精霊と親交を持つ
マートには友人以上の感情を持っている
シトスの偵察部隊の隊員
現状:マートの看病
■グルミュリア・グレータエルート
紫髪ストレートの眠そうな表情の女性
音の精霊と親交を深く持つ
偵察部隊の隊長の任についていた
基本的にやる気は無いので、隊長役もいやいやながらに引き受けた
心根は非常に優しく、助けを求める声を聞いたら無視できない
(自分に対しても非常に優しく生きていたい)
その昔、森に迷い込んだ若き日のカルモラを助けたことがある
カルモラ王は『女神』と崇め奉っているが、本人は知らない
■長老イーバ・ハイエルダーエルート
最年長のおっとりおじいちゃん
物忘れを「年のせいだのう」と言い訳するが、元々の性格からきている
■長老リボショラ・ハイエルダーエルート
エルート全体の相談窓口
少しばかり変わった口調で話す老エルート
メルソファナとは親友で軽口を交わし合う
■長老メルソファナ・ハイエルダーエルート
雷の異名を持つエルート軍のまとめ役
見た目からは想像もできない全軍の司令塔
異名の通り雷の精霊と深い親交を持つ
■長老ユスル・ハイエルダーエルート
ハイエルダーの中では最年少
イーバの補佐的役割を担っている
■パリィ(不詳)
陽気なグランルート族の観光案内人
だぼだぼの服を着て、木や草の生えた帽子をかぶっている青年(の見た目)
草玉の子と呼ばれる精霊達と仲良し
魔人族のセネイアに興味を持たれる程、したたかな一面も持ち合わせており、剣の腕前も相当なのではと推測される
三郎とは、おっさんトークをする仲
自称:グランルートで一番の観光案内
口癖:やっぱり
~~教会の皆さん~~
■最高司祭ルベニア
優し気なおばあさん司祭
最高司祭を任されている
教会の管理体制コムリットロアの統括的役割
世話好きな性格で、三郎に色々と説明してくれる
■高司祭エンガナ(中央王都地方担当高司祭)
丁寧なしゃべりに人当たりの良い女性
スルクロークとは同期で友人
教会内の人望も厚く次期最高司祭と目される人物
■高司祭オスモンド(テスニス地方担当高司祭)
小太りの柔和な老人
全体的に丸い印象の旅行好きな男性
■高司祭サンザシャ(トリア地方担当高司祭)
コムリットロアの中では最高齢の女性
会議中も「むにゃむにゃ」と眠っているような雰囲気
背が少し丸くなってきているが、元気にトリアと中央王都を行き来している
■高司祭メキッダ(カルバリ地方担当高司祭)
痩せ型で鋭い印象の女性
見た目とは裏腹にとても穏やかな口調の人
スーズスとは古くからの友人
■高司祭スーズス(ドート地方担当高司祭)
日に焼けた健康的老人
「いけるな」が口癖のざっくばらんなしゃべり方の老人
三郎にコムリットロアの男女比が四対四になったと喜んで話しかけてきた
■(故)高司祭モルー(セチュバー地方担当高司祭)
鋭い目をした元修道騎士
白髪の多くなった髪と深い皺から、気難しい印象を受けるが口数が少ないだけ
修道騎士時代にセチュバーに赴任していた
過去の経験からセチュバーの内乱の手助けをする
ケータソシアから受けた傷によって命を落とす
オルガート、エッボス含む翔底我の使い手の三人の内の一人
■中位司祭ミュレ
髪をきっちりと整えた真面目な女性
高司祭エンガナの秘書官を務める
三郎を中央王都から遠ざける為、正しき教えの視察へ行かせるよう発言した
とても優秀な中位司祭で高位の司祭になるのは間違いない人物
※高位司祭は町の教会を任される(高司祭とは別)
~~中央王都の皆さん~~
■勇者テルキ(17歳)
きらきら主人公の好青年
本名:天輪 光貴
呼び出された公式な勇者
女神の加護か何なのか、言語補正ありで召喚され苦労していない
自分を物語の主人公だと考えており、死なないとさえ思いこんでいる
本来は「いい奴」だが、勇者としてもてはやされすぎてダメ人間になってしまっている
現在は女性問題でスビルバナンの頭を悩ませているらしい
■クレタリムデ十二世
中央王都国王
気の弱そうな雰囲気を醸し出しているが、クレタス全人族の王
王典タムリファント・ローテンの存在が、周囲にいちいち意見を確認する癖へと繋がっている
三百年ほど前に、国王となる者がタムリファント・ローテンに誠実である印として名を刻むことと定められた
クレタリムデ十二世は、自分の言葉に自信がないせいか常に側近へ「そうであろう」と確認してしまう
諸国の王から軽んじられる原因の一端となっている
■スビルバナン(30代後半)
若くして騎士団長を務める剣の腕確かな騎士
王国の剣騎士団の団長である爽やかな男性
年齢も近いこともあって、三郎と気の合うところがある
家柄と剣の腕を見込まれて団長となったため、交渉などは不得手
中央王都奪還作戦を経て一皮むけた鋭さを身に着けた
真面目過ぎたがゆえに独身
■前髪ちゃん(非公開)
前髪が短くて立ってしまっている人
中央王都奪還作戦よりスビルバナンの副官を務めている
命は拾ったが前髪を失った悲しい女性
スビルバナンの鈍感ぶりに振り回されている恋する女子
■オルトリス・アーディ(20代なかば)
赤銅色の髪をした美形男子
アーディ家の当主であり、三兄妹の一番上の兄
妹たちには頭が上がらず、マフュには特に弱い
優秀な修道騎士であり、副団長を務めている
モルーの裏切りによって不意打ちを受けるが一命をとりとめる
オルトリスでなければ、その場で命を失っていたであろう
トゥームに遠回りなアプローチをかけるも、あっけなく振られてしまった
現状:腹部の傷で療養中(意識あり)
■ベーク・ドゥルーガ(旧ルルーガ)
筋肉マッチョのいかついおじさん
中央王都警備隊の長官
奪還作戦においてエルート族と肩を並べて戦ったことから、正義の心に目覚める
昔は、素手の格闘技大会で優勝するなど、経歴はなかなかに凄い
上半身に血が上り真っ赤になることから『赤鬼』の異名で呼ばれた時代もあった
五年前にヤカスの王称ほしさにトゥームの後見役を申し出た貴族や為政者らの中の一人
三郎に名をもらい、現在は赤鬼の長官として警備隊を強化しているらしい
~~諸国の皆さん~~
■カルモラ・グドゥファ
肉蛙と揶揄される巨漢の王
クレタス東に位置する、商業王国ドートの国王
ドートは国交のあるクレタス外にある東側の国々との玄関口として栄える国
カルモラ自身が一商人から国王にまでのぼりつめた人物
エルート族に命を助けられた過去を持つ
故に、エルート族との共生を常として国政をしている
妻は紫髪の人族の女性だとか
三郎の感想:横長
■オストー・マルマナス
魔導研究院の幹部も務めるカルバリの王
クレタス北東に位置する、技研国カルバリの国王
ドートとは同盟のような関係
資金のドート、魔導研究のカルバリという構図となっている
カルバリの魔導師の一部は、裏で禁忌とされる魔導実験もしているなどの噂がある
自身も優秀な魔導師であり、カルバリの魔導師団長をも兼務
肩程で切りそろえた髪が特徴的
三郎の感想:縦長
■ナディルタ・メフト
赤みがかった髪をした剣に覚えのある女王
クレタス北部に位置する、トリア要塞国の女王
諸王国会議などでは常に中立の立場を維持している
トリアの北には土族と呼ばれるドワーフ族の地下王国があり、友好的な関係をもっている
ドワーフ地下王国は、クレタス外の呪いの森へと繋がっていると言われており、トリアはそこを護る人族の要塞から国へと発展した
腹違いの弟がおり、少々シスコンぎみな王弟の行動に頭を悩ませられる
■ジェスーレ・ティーラ
髭の手入れも行き届いた品の良い王
クレタス北西に位置する、高原国家テスニスの国王
国民の信頼も厚く、優秀な情報機関を抱えるなど、国政の手腕も高い
観光やブランド食材を収入源とするテスニスは、温泉もあり避暑地としても有名
カムライエはジェスーレの懐刀的存在
■カムライエ
目立たない見た目の男
テスニス情報機関のトップを務める軍人
心は三郎一派に属するが、現在はテスニス政府の者として動いている
セチュバー以外の各国に部下を配置し、様々な情報の収集が可能な人物
天啓騎士団のテスニス軍への再編、教会の理事との密な関係などから、裏ではテスニス国内における地位が極めて高いとされる
尊敬や萎縮を経て、三郎とは友人のような関係に落ち着いた
■カーリア・アーディ(未発表)
ストレートの赤髪に均整の取れた顔立ちの女性
オルトリスを兄にもちマフュを妹にもつ、アーディ家出身の修道騎士
正しき教えに捕虜とされていたが、三郎の活躍(?)により自由の身となる
十七名の修道騎士と多くの修練兵を連れて、セチュバーへ行軍中
クウィンスに置いて行かれてしまい、ちょっと焦っている
■ギレイル・アガユア
真面目を絵に描いた様な人物
元正しき教えの高教位
現在は三郎に心酔し、天啓騎士団の団長を務めている
全ては三郎と出会うための試練だったと本気で考えている節がある
一応、テスニスでの騒動の中心人物であるため、セチュバー戦への参加は認められなかった
ある意味、三郎一派とも言える
~~セチュバーの皆さん~~
■(故)バドキン・グノト・セチュバー・リ・マク
鋭い鷹のような目をした若き国王
クレタス西に位置する、守衛国家セチュバーの国王
剛剣士グノトの末裔であり、グレートソードをやすやすと振り回す
魔人族支配地域と繋がっている侵略者の洞窟を護る国であるため、セチュバーは戦時中という意識が強い国
独自の軍や装備を発展させ、公の軍として「魔装兵団」というクレタス屈指の兵団をもつ
父である前王の時から、クレタス諸国内での扱いに憤りを感じており、内乱の足掛かりとなる軍の強化などを進めていた
前王の死をきっかけに、内乱の策謀を本格化させる
中央王都奪還作戦の際に、一時的に魔力の吸収が高まった勇者テルキに不意を突かれて絶命した
■メドアズ・アドューケ(20代後半)
黙っていれば女性と間違われそうな美男子
セチュバーの若き宰相で女性からの人気が高い
バドキンの下、セチュバーをまとめ上げている
魔導研究院に所属していた過去を持ち、三種の積層魔法陣を同時に操る才能ある魔導師
軍事参謀としての能力にも長け、内乱における工作の全てをバドキンより一任されていた
セチュバー魔導師団を側近として抱えている
バドキンとは幼少期からの友でもあった
■メノーツ
優し気な顔の女性
セチュバー魔導師団の長であり、宰相補佐官を兼務している
軍の内部では理想の上司に選ばれるほどの好人物で、気難しいカカンとクスカも懐いている
怒ると鬼婆のようになるらしい
メドアズを追うように魔導研究院からセチュバーに来た魔導師
メノーツの前では、気を張っているメドアズも心を落ち着かせたりする
■カカン
薄紫のツインテールをした少女
フリルのついた衣装をまとった双子の片割れ
攻撃魔法を好みすぎたがため、セチュバーへと魔導研究院から流れてきた
軍属とは思えぬ見た目だが、セチュバー魔導師団の副団長を務めている
お菓子を作ったり紅茶を入れるのが趣味
おっとりした性格
■クスカ
薄紫のツインテールをした少女
魔導師団の副団長を務める双子の片割れ
攻撃魔法を好むためか、思考が極端で「嫌いな物は無くなればいい」と簡単に言ってしまう性格
メノーツとメドアズに対しては、純粋に魔導師として尊敬の念を持っている
つんとした性格
■(故)ラスキアス・オーガ
左目の横に縦長の傷を持つ強面の兵
セチュバー魔装兵団の団長にして、機巧槍兵の指揮官
先代から仕えている兵士であり、侵略者の洞窟を長年護ってきた熟練兵
魔人族との戦闘も数多く経験している
トゥームの両親を罠にはめて亡き者にしたのを、心の奥底で後悔していたようだ
モルーとは戦友であり、互いに腕を高め合った
独特の「戦勘」を持っている優秀な指揮官
中央王都奪還作戦で、トゥームとの一騎打ちにて命を落としてる
~~魔人族~~
■セネイア・オスト
透き通るほどの白い肌
青光りする黒髪と赤く光る眼が特徴の魔人族
魔人族の支配地域でも極北に位置するメーディット・ロエタ国の幹部
クレタスを植民地支配しようと考えセチュバーに協力する
氷の魔法を尊ぶメーディット・ロエタにありながら、洗脳の魔法を得意とする
現在はエルート族に捕まっている
異名:調教師
~~その他の要人~~
■最初の勇者(10代の男子)
魔王と呼ばれる強力な魔人族とその軍団を撃退した人
クレタスの全種族をまとめ上げたとされる
教会組織の指針である「教え」を後世に残した平和の象徴
彼が呼び出された時は、戦争真っただ中であり人族や魔人族に多くの犠牲が出ていた
故に、吸収する魔力もクレタス内に溢れておりチート的な速度で魔力を増やした
体調は最悪だが、何故か恐ろしく強いという奇妙な状況だったらしい
五百年前の様子:チート
長所:心配性
■魔導幻講師ラーネ(800以上)
オレンジ色の長い髪の女性魔導師
シャポーの師匠で三角帽子にマントを羽織り、露出度高めの服装をしている(最初の勇者の趣味)
出自は不明とされているが、クレタス外の北方に広がる『呪いの森』出身の魔女
恐怖の大魔女ラーネとして禁忌の魔法を研究していたが、最初の勇者にしつこく説得されて仲間となり、五百年前の戦争で大暴れした
当時は黒髪に黒いワンピースという暗い雰囲気であったという
あまりにも魔力が強いため、本気を出すと死人が蘇ったりといろいろ大変になるらしい
王典タムリファント・ローテンの編集にも携わっている
クレタスの魔道の基礎を固めた人物で、カルバリの魔導研究院の創設者でもある
特許:零式魔導(魔導研究院の書庫深くに蔵書)
住所:テスニス北部の人里離れた森
特技:時間魔法(外見年齢詐称)
異名:大魔導師 大魔女
■ゾレン・ラーニュゼーブ(50代前半)
白髪ぼさぼさの魔導師
軍事の魔道研究にしか興味のない男
カルバリ貴族の家柄
カルバリの魔導研究院で違法な人体実験を繰り返し罪人となりセチュバーに送られる
セチュバーのバドキン王と、魔導研究と交換条件に成果を渡す契約をかわす
水面下で大がかりな集団に対する精神操作魔法を研究していた
その行動は、歪な理想を追求するためだけに注力されている
ラーニュゼーブはゾレンが魔導師になった際に魔導師名として自分で付けたもの
開発:魔導砂 機巧槍兵 情報遮断の戦略魔法 違法とされる精神操作魔法 などなど
間違いや紹介に抜けている人物などがありましたら、教えていただけると幸いです。
セチュバー編に突入します。
最後までお付き合いの程、よろしくお願いいたします。




