六十三話:3階層
一応、出せてない時は活動報告に書くようにしているので、よかったら見てみてください。
夜ーーと言っても夜感はないーーが明け、軽い朝食を取って3階層の探索を始める。
朝食時に先輩に聞かされた情報によると、3階層にはゴブリンキングが出現するとのことだ。
ここで注意しなければならないのだが、Dランク迷宮のボス部屋にゴブリンキングがいた。
そのゴブリンキングのステータスは最大でも1500というすくないものだったが、
ここの迷宮に出てくるゴブリンキングはレッドトロルと張り合うだけのステータスを持つ。
これは、迷宮のボスとなっている魔物は、ボス部屋から様々な恩恵をもらい、強制的に進化させられた、いわば贋作なのだ。
ボスはその迷宮に出てくる魔物の上位種の場合が多い。
それは、迷宮が自動的に湧く魔物を捕まえて急激なパワーアップを施し、種族を作り替えてボス部屋にボスとして配置しているからだーーと、いうことをつい先日、授業で習った。
まあ、結論から言えば、ここのゴブリンキングを舐めてかかってはいけないということだ。
(速度10000→攻撃4000)
そのまま前方のゴブリンキングの首を両断。
今の攻撃力は、4000+300ちょい+650の5000ぐらいに先輩のバフで7500。
クリティカルが入れば、ゴブリンキングは1、2撃で倒せる。
ゴブリンキングはレッドトロルと真逆で攻撃特化だからな。
舐めては、というより油断してはいけないということだ。
ある種の初見殺しのようなものだから、慣れればそこまで危険ではない。
「止まれ。戻るぞ」
先輩のスキルが罠を感知したようだ。
Cランク迷宮の3階層ともなれば、重傷まではいかなくても行動が制限されるほどの罠はある。
『罠感知』、このスキルは300レベルの時に取得可能になるらしい。
一人での探索の時、いや、チームでの探索であってもあって困ることはないスキルだ。
一応、『直感』スキルはあるにはある。しかし、あれは一撃で死んでしまうような攻撃、罠にしか反応しない。
しかも自分だけが対象で、完全に不意を打たれると意味をなさないなどとデメリットが多い。
やっぱり罠感知は必須か。
そんなことを考えつつ角を曲がって戻ろうとし、いきなり何かがオレの上に倒れてきて、
オレは下敷きにされる。
ぐえっと変な声を出してしまったが、まずはと思い両手でどかしにかかると、乗っかっていたものは一瞬でリングの中に吸い込まれる。
何事かと思って顔をあげたオレの目の前には、血にまみれた田中がいた。




