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リアルゲーム  作者: ありんこ
四章:協力攻略
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52/100

四十八話:変動試験(1)

46話に少し修正を入れました。

魔物強化の時間:夜9〜朝6→夜7〜朝7

田中が入った時間:夜9→夜8

すいません!



ーー夜、7:28。


オレ達Sクラス、いや、S、A、Bの3クラスは、お馴染みのDランク迷宮の前で、試験開始の合図を待っていた。

10分ほどのルール説明を聞き、ほとんどの人が速度勝負をかけることにしたようだ。

そのルールは至って簡単。

迷宮内でのTAだ。

5階層の階段の前に待機している教員ーー由紀先生のところまで行って印をもらい、そのまま迷宮の前まで戻ってくれば合格だ。

そして、入ってから戻ってくるまでの時間中に倒した魔物のptにボーナスが付く。

7時半から入って、8時までだと3倍、9時で2倍、10時で1.5倍だ。

10時を過ぎると、強制的にタイムアップとなり、獲得ポイントは0になる。

5階層までは授業で何度も行っているため、迷う人は少ないはずだ。

そして、魔物というのは別に倒したらすぐ湧いてくるわけではない。

リポップには十数分の時間がかかる。

5階層までの魔物は、すぐに狩り尽くされるだろう。

2倍の強さとはいえ、ここにいる3クラスは将来的には単騎でBランク以上の魔物を

倒せるようになるような才能を持った人たちだ。

苦戦こそすれ、敗北はほどんどないだろう。

まあ、不意打ちに備えて、学校側からアイテムの支給はされたが。

アイテム名:帰還の指輪、レア度A(Aランク迷宮でドロップする程度)

このアイテムは、身に付けた者のHP残量が1割を切ると強制的に指定された場所に転移すると言う優れものだ。

その際、身につけた物も一緒に飛ばしてくれる。

ちなみに、このアイテムによって、冒険者だけでなく一般人の事故、事件での死亡率も減った。

値段は、1個10000円するそうだ。

なので、これによって強制帰還したら、それまでのptがなくなるだけでなく、1月の間に稼いだポイントから

10000引かれてしまう。

確かにこれは、由紀先生の言っていた通り万単位の差がワンミスで縮まるな。

別名「変動試験」と呼ばれるだけはある。


「後30秒です!」


Aクラス担任の声が響く。

30秒前から、スキルの発動を許可されている。

時間経過で強くなるものもあるし、スタートダッシュを決めたい人もいるからだ。

オレ?

素の速度で十分。

それに、トップの方の何人かはスタダをそこまで重要視していない。

逆に途中の邪魔者を倒してくれるからありがたいほどだ。

俺たちの狩場は下層。

時間ギリギリでボスを倒して、その後帰還用魔法陣で迷宮前に戻る作戦だろう。


「10秒前! 9、8、7、6ーー」


よし、そろそろ時間か。

できれば、田中を越したいなぁ……。


「1、0!!」


そして、1月最後の試験が始まる。


遅くなって申し訳ありません。

理由は、次話(明日の予定)で。

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