四十三話:陽キャの力
宙くんが言ってるのはEXのことです(五話前)。
はっ、『(ご想像にお任せします)』に自分で答えを出してしまった!
変える気は無いけど。
「じゃあ行こーよ」
「地宮さん、ダメだよ。先生が下には行かないようにって言って…」
「だいじょーぶだって。ここまでもノーダメじゃん」
「でも……」
あー、これはダメだ。何がダメってそれが防御の腕輪の効果ってことを忘れてる。
たとえ2階層で今回無事だったとしても、1人で潜る時に無茶をする。
それで危険な目に遭う。運が悪ければ死ぬ。
と、いうかそれは俺もやった。低級魔物迷宮の時だ。
あの時にエルがいなかったら無茶な攻撃をして本気で死んでたかもしれない。
はぁ、しょうがない。気は乗らないけど俺が止めるか。
「やめとけ。2階層はここよりもっと危険……」
「初心者は黙ってて」
あっ、はい。さーせん。
……オレ、弱っ。
てか、多分お前より強いと思うんだけどなー。
こうなったらいざという時には助けるか。
助けたはずなのに後々愚痴を言われるところがなんとも悲しい記憶。
「おっ、一番乗りだと思ったんだけどなー」
こいつは…確か2班の田中とか言ったっけ。
どうにも噛ませ臭がするから覚えてたんんだよな。
とは言っても多分オレよりもよっぽど強い。
加護だけじゃなく、ちゃんと実戦経験もあるな(予想)。
推薦した人がこの短期間で指導したのか?
じゃあまともか。これで綾も止まるだろう。
万事解けt……
「じゃあ2班で一緒に2層に行くか!」
えぇ〜〜〜。
「あんた、わかってんじゃん!」
こっちもか。
「だよな!ここまで来てやめるとかありえないだろ!!」
ああ、とても陽キャだ……(意味不明)。
ただ、現実はそこまで残酷では無いらしい。
幸いなことに、まともな仲間がいたようだ。
はしゃいでいる奴らの横で、まとも組も会話を交わす。
「なんであいつらあんな無鉄砲なの?」
「止めなくていいの……?」
「まあ、あいつも実力はあるようだし、トラップだけ注意してればいいだろ」
「ほんとめんどくさいわね〜。後Dランク迷宮にトラップなんかないでしょお兄ちゃん」
「えーと、悪い。名前は…」
「高野康弘だ」
「私は結衣よ。一応双子」
「ああ、オレは天宮宙という。まともな奴がいてよかったよ」
「キラキラネームじゃん」
「親がつけたからなぁ……」
「人の名前を悪く言っちゃダメだよ」
「ごめん。あとすっごく良心に刺さる目をしてくる君は?」
「僕は中山玲。間違われやすいけど男だよ」
「中山ってあの有名な? マジで?」
「「話が脱線してるぞ」」
「男2人の声が綺麗にかぶった……」
「僕も男だってば」
と、いう会話があって今は結局2層にいるわけだが、今のグループは意見と行動が分かれている。
テンション高め・攻撃役
・田中裕二
・地宮綾
・相田勇
普通に頑張る・防御/サポート役
・坂上真弥
・田村朗
・狂来ミカ
何かあるかも・奇襲/トラップ警戒役
・オレ(天宮宙)
・中山玲
・高野康弘
・高野結衣
この3つだ。偶然だが役割分担ができているおかげで探索は順調だ。
そして、そろそろ探索終了の時間になるだろう。
「ピリリリリリリ」
ほら。この小さいが確実に聞き取れる音はリングから出ている。
これは先生が設定したもので魔物には聞き取りづらい音なんだとか。
そして、この音が聞こえた時点で探索を終了しなければならない。
「しゃーねぇ、帰るかぁ!」
「もっとやりたかったねー」
はぁ、陽キャ組は気楽でいいな。
とは言っても、実力はかなり凄かった。
ほとんどの敵を一瞬で倒していたし、攻撃をくらったのも遠距離からのヘロヘロ矢の一発だけだ。
ただ、実力があるから人間は増長するんだけどな………。
ヒント3(ラスト):ショーグン(ボソッ)
大ヒントですね!別にだからどうしたではありますが……。
答えは次回に。
一応気になってる人もいるかもしれないから……。
ちなみに次話は明日の午前のうちには投稿する予定です。
100ptになったので、その辺を少し?
本当にありがとうございます。めっちゃ嬉し。




