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リアルゲーム  作者: ありんこ
三章:迷宮学校
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三十八話:学校説明書

要するに取説みたいなもん。

すっご。

402号室の中を見て最初に思ったことがそれだ。

扉を開けると、玄関というか靴を置くための段差があり、

すぐ右手の扉を開けると洗面所と小さいドアを挟んでトイレ、

少し進んで左の扉を開けると広めのお風呂(シャワー+湯船)があった。

そこを別にするって結構豪華(場所的に)な気がするんですが。

そのまま通路をまっすぐ進むと大きな空間があり、右側は台所(冷蔵庫あり)

左側にソファーとテーブル、奥にベッドがある。

そりゃあ、「すっご」ってなるよね。

もうちょっとわかりやすく説明すると、洋風のホテルに家族で泊まりに行った時のような一部屋を

一人の高校生に使わせるって感じかな。

ランクによって多少上下するとはいえ、ここまでやるのか日本政府、と思った。

5分前の俺が。


「なるほど〜」


はい、今のオレは感心してます。

溜めた割には何もないんだけど、まあこの5分間の間に何があったかというと、

俺がテーブルの上に置いてある学校の説明書ーーまあ、どのようにして活動するとかーーを読んだ。

それだけ。

ただ、その内容が合理的かつ生徒側の気持ちを上げるもので、すごくワクワクしてきた。

何が書いてあったかというと、


・クラス分け制度について


クラス分け制度とは、個人の所有するポイントによってクラス分けを行う制度のこと。

上位のクラスになる程良い生活や装備が整えられている。

しかし、クラス分け基準の個人ポイントというものは、魔物を倒して売った分のお金が反映されるため、

学校側に倒した魔物が行った分だけ生徒は良い環境が手に入る、故に、不公平などではない。


これは、説明書のクラス分け制度についての部分を抜き出したものだ。

他にも、


・授業について


この学校の授業は平日の午前9時から午後4時までだが、受けなければならないのは午前までで、

昼休憩を挟んだ1時からの授業の参加は自由。

内容は主に午前中が基礎学習、午後は応用技術などのものである。

毎週金曜日に各クラスは迷宮内で学習を行う。その時、教師(プロ冒険者)が必ず2名以上同行する。


や、


・当ホテルのご利用案内


このホテルは1〜3年Sクラス専用のホテルである。

階層ごとにそれぞれ、

地下1階:和料理店、装備品店、冒険者用雑貨店、

1階:フロント、洋料理店、コンビニエンスストア(ミニ)

2階:温泉(男)、温泉(女)、談話スペース

3階:301〜310(1年生)

4階:401〜410(1年生)

5階:501〜510(2年生)

6階:601〜610(2年生)

7階:701〜710(3年生)

8階:801〜810(3年生)

9階:料理店(バイキング形式)、ゲームセンター

となっており、ホテル内の施設は金を払わずに使用が可能。

ただし、あまりにも大量に金のかかることをすればペナルティがかかる。

他クラスの生徒を自室に呼ぶことは可能だが、内部の施設を利用することはできない。

なお、自分より低いクラスのホテルに行った場合は内部の施設を利用可能。


など、わからないと思ったことを1つずつ潰してくるような説明文だった。

とりあえずわからないことがあったらこれを読めば良いだろう。

さて、今の時間はまだ9時。

時間もあることだし、やっぱり今読んでしまうか。


ゲーセンがいらなかったと言うのは、後三十話ほど後にしてください(意味深)。

やるかどうかはわかりませんが。

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