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23  作者: 今村深溝
呪われた孤児院
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1話

入学初日から俺は付いていなかった。

7時に起き家を出ると自転車はパンク、仕方なく歩いて行こうとしたが通学路が工事中、回り道を余儀無くされ、やっと学校が見えたと思ったら、入学式の開会を伝える鐘がなった。

もう学校が見えているのに...

周りを見渡しても当たり前だが学生らしき人は一人もいない。


と、思ったのだが居た。変なのが。


変なのというかお嬢様がいた。校門に。

金髪にクロワッサンがついたような髪、目は青色かなりでかい。ついでに胸もでかい。

制服は明らかに改造されているだろうフリフリが付いていた。


「遅いですわよ新入生!」

「うおっ!お嬢様言葉!」

つい声に出た。

そのお嬢様は少しムッとしながら

「失礼ですわねあなた、私の言葉は普通ですわ!」

明らかに普通じゃない

が、今度はグッと言葉を飲み込んだ。

彼女はそんな俺の顔を見ながら手を掴み引っ張った。

「ほら早く体育館までいきますわよ!入学式はもう始まってますわ!」

「ちょっと待ってください!あんた誰ですか?」

彼女は少し不思議そうな顔をした。

「あなた新入生に配られた冊子読んでいないのですか?」

たしかそんなのが合格通知と一緒に送られてきた気がする、が読んでない。

「すいません、読んでないです。」

「はぁ...」

彼女は大きく一つため息をして

「私は龍宮寺咲、ここ最上高校の副会長をしているものですわ。」

「...こんなお嬢様が?」

また声に出してしまった。

それを聞いたお嬢様は

「ナッ!!」

と声にならない声を出し顔を真っ赤にしながら涙目で

「酷いですわ、酷いですわ!」と呟きポカポカと俺の胸を叩いた。

少し可愛い、がそんなことしてる場合じゃなかった

「それより副会長!入学式!」

「はっ!!?そうでしたわ、走りなさい!もう遅刻ですわよ!」

そう言うと彼女はもう一度俺の手を掴み体育館へ引っ張った。



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