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四天王

彩香を加え叶海の元へと向かう一行に、立ちふさがる男がいた。


「よォ、寝返ってソイツらと仲間ごっこか?死神軍元四天王の斬咲殺芽」

男は仁王立ちの姿勢でそう言い放つ。


「マクベス!なんでここにッ!」

殺芽は表情を強張らせて言い放つ。


「お前が四天王でありながら無様に捕虜となった事に死神様はご立腹…お前を抹殺せよとの命令でな」

マクベスと呼ばれた男はそう告げると、地面を蹴る。

蹴られたコンクリートの床が粉々に砕けて瓦礫と化す。


「殺芽、なんなんだコイツは」

斬咲は短刀を取り出し臨戦態勢に入る。

「マクベス…死神軍四天王の1人…その能力は…」

「サイコキネシス!!!」

マクベスが叫ぶと、砕けたコンクリート片が弾丸の如きスピードで殺芽に襲いかかる。


「手を貸すぞ」

殺芽と斬咲は手刀と短刀で瓦礫を弾いていく。

「狙いが殺芽の一点なら…!」

斬咲は瓦礫を弾きながらマクベスの元へと突っ込んで行く。


「本当にマクベスだけが敵だと思うか?」

斬咲がマクベスに辿り着く前に、突如もう1人の男が現れた。

「な…っ!?」

斬咲は咄嗟に飛び退く。

しかし、斬咲が飛び退いた先に床は無かった。


「アニキ!」

落下していく斬咲に殺芽は駆け寄るが、間に合わない。

「上空から床を壊して足場を無くしたの、四天王相手にどこまで粘れるかしら?」

翼の生えた女は空中で唇に人差し指を当ててほくそ笑む。

斬咲は一つ下の階に落下するが、受け身を取りすぐに体制を立て直す。

「影潜りの四天王バレル、飛翔の四天王ラグエル、良くやったぞ」

マクベスは四天王2人を讃える。


「残りは貴様だけだ、死ね!」

マクベスはそう叫び、今度は壁を殴って瓦礫を作り、再び念動力で瓦礫を飛ばしてくる。


「ちっ…私だけではこの瓦礫の嵐は…!」

殺芽が呟くと、後方から二人が殺芽の前に立つ。


「存在を忘れてもらっちゃ困るぜ?」

社長は長刀を振り回し瓦礫を弾く。

「しょうがないので力を貸してあげます」

彩香は何もしていないが、何故か彩香の目の前に来た瓦礫は全てその場で落ちる。


「お前ら!助かるぜ…」

殺芽が呟くと、マクベスの背後の床が突如炸裂し、床から斬咲が飛び出してきた。

「その首、貰った!」

斬咲が短刀をマクベスの首に向けて凪ぐが、それは何者かの腕に突き刺さり止まった。


「やっと来たか…」

マクベスは冷や汗をかきながら後ろを見る。


「再生の新四天王、フリーク」

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