↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
令和女流歌人・花村美咲の和歌日記365日 ~三十歳、独身、会社員。笑って、怒って、恋をして。今日も五・七・五・七・七~  作者: さざ波和音


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
18/50

第一章 夫婦の家探し大作戦

 一月 夢のマイホーム再始動


 昨年から続いている住宅購入計画。


 美咲と悠人は、もう一度、条件を整理することにした。


 駅からの距離。

 通勤時間。

 日当たり。

 間取り。

 収納。

 住宅ローン。

 将来の生活費。


 美咲は住宅情報サイトを見ながら、ため息をついた。


「駅近で、広くて、日当たりがよくて、安い家ってないのかな」


 悠人は笑った。


「それは、みんなが欲しい家だね」


「じゃあ、誰も住んでいない夢の物件を探そう」


 物件探しの歌


 駅近で

 広くて安く

 日当たりよし

 そんな家なら

 宝くじ待ち


 二人は、理想の条件に優先順位をつけた。


 見栄よりも暮らしやすさ。

 広さよりも無理のない返済。

 新しさよりも安心できる環境。


 少しずつ、二人の考えがまとまってきた。


 二月 内見で見つけた小さな幸せ


 休日、二人は中古マンションを見学した。


 玄関は少し狭い。

 キッチンも最新ではない。

 けれど、窓から差し込む光が気持ちよかった。


「ここで朝ごはんを食べたら気持ちよさそう」


 美咲が言うと、悠人はリビングを見渡した。


「本棚を置いて、休日に一緒に読書したいな」


 その部屋には、豪華さはなかった。

 けれど、二人の生活が自然に想像できた。


 内見の歌


 窓辺から

 春の光が

 差し込んで

 ここに暮らすと

 心がつぶやく


 ただし、すぐには決めなかった。


 管理状態や修繕計画、周辺環境、資金計画を確認し、専門家にも相談することにした。


「焦らず決めよう」


 悠人の言葉に、美咲はうなずいた。


 三月 住宅ローンという名の巨大な壁


 銀行で住宅ローンの相談をした。


 担当者は丁寧に説明してくれた。

 金利、返済期間、諸費用、団体信用生命保険。


 美咲は真剣にメモを取った。


 帰宅後、二人で計算した。


「毎月の返済は、これくらいか」


「管理費と修繕積立金もあるね」


「固定資産税も忘れないで」


 美咲は電卓を叩いた。


 そして、静かに言った。


「家を買うと、家に住むために働く人生になりそう」


 悠人はうなずいた。


「それは避けたいね」


 二人は、予算を少し下げて探すことにした。


 ローンの歌


 夢の家

 鍵を手にする

 その前に

 返済表と

 にらめっこする


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。