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さよならなんて言わないで  作者: マリーゴールド:あやめ
第一章:1年生編 第一節:入学編

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第38話 絶対勝つ!


ーーー5月3日水曜日憲法記念日ーーー


┏                                                 ┓


「ほら、早く入って入って!」


「…お邪魔します…」


前日までの緊張はどこへやら。待ってましたとルンルンの百桃と他人(彼女)の家に入るという緊張をする泰祐。

彼氏彼女をする前には何度も訪れていたため勝手知ったる金久保家であるものの、彼氏彼女をしてから初めて遊びにくるため緊張もしようというもの。ちなみに百桃は「前はよく来てたんだからいいじゃない」という母の一言により吹っ切れた。


そうして靴を脱ぎ、二階にある百桃の部屋へと向かう2人。そこに百桃が放った一言により泰祐は階段から落ちかけた。


「今日はママもパパもいないから、気にしなくていいからね!」


百桃にとっては好き勝手はしゃごう、という意味の言葉。しかし、少し前まで色々葛藤があった泰祐には毒毒の後に鬼火と電磁波をかけられたようなものだった。


「あっ!…ちょっと、いま怪我して病院送りになっても困るんだからね…」〔まだ始まってもないのに…〕


泰祐を心配しながらも今日のこの遊べる時間を病院で過ごすことになるのはよくないと思う百桃。


それに対し泰祐は、


「…ならそんなこと言わないでくれ…」


そんなことしか言えなかった。




そして百桃の部屋の中に入った2人は、いつも通りの位置。百桃はベッドの上に、泰祐は用意された(元々百桃の部屋にあった)座布団の上に座ってテレビに接続されたゲーム機の電源をつけた。


「どうする?適当にボードゲームでもするか?」


なんとかいつもの調子に戻した泰祐が百桃へとそう問いかける。


「そうする?じゃあ五本先取でやろ。今日は負けないから!」


そう言って2人はとあるゲームのオセロを起動する。

それなりに長い付き合いの2人はなんだかんだで色々なゲームをプレイしてきたので行きピッタリ。そして…


「絶対勝つ!」


「ぜってぇ負けねぇ」


お互い4−4の最終戦にもつれ込んだ。彼氏彼女であっても接待は不要。その姿は戦場でよく会う戦友のようであった。結果…




「なんで引き分けなのよ!」


「いやこの盤で引き分けはねぇだろ…」


見事に引き分けた。結果を示す画面は色が半々とはなっているが、そうなった元の盤面はどちらが勝ったのかわからないごちゃごちゃとしたものだった。


「ムゥぅ…次やるよ!」


「だな!次は負けねぇ」


とは言ったものの、いつもこうなるので内心切り替えと苦笑が半々だった。ちなみに大体5本先取が悪さをしている。




ーーー3時ごろーーー



「お菓子食べよ〜」


「お〜、何食べる?」


2人だけのお菓子パーティーが始まった。

この2人はだいたいこんな感じです。

更新が遅れてすみません。活動報告にもあります通り、最近はリアル方面が大変混み合っておりまして…早ければ大体12月くらいから毎日or週3投稿します。楽しみにしてくれている方には大変申し訳ない次第です。これからも応援、よろしくお願いします!

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