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「じたくけいびいん」のマモルくん(7)
マモルは「じたくけいびいん」である。
マモルは「じたくけいびいん」だ。
お父さんとお母さんがいないあいだ、家を守るのが「しごと」だ。
マモルのしごとはいそがしい。
夕方になったら家中のカーテンをしめたり、お風呂をあらったりしなければならない。
そのあと宿題にとりかかり、学力をたかめるというしゅぎょうをするのだ。
マモルは「じたくけいびいん」のプロだ。
しごとをしたのだから、正当なほうしゅうがしはらわれる。
「マモル、今日もがんばったわね。はい、おこづかい」
お母さんから、かんしゃのことばと、50円玉がわたされた。
今日はじしゅてきにトイレそうじもしたので、ボーナスが
出たのだ。
「ありがとう、おかあさん」
マモルはおれいを言って、貯金箱に50円玉を入れる。
これも「もくてき」のためだ。
『乗算戦隊カケザンジャー』の文房具セットを手に入れるために、マモルは月よう日から金よう日までしごとをして、こうしてお金をためているのだ。
だいすきなカケザンジャーの文房具セットを使う自分をイメージして、マモルは今日も、「じたくけいび」をがんばるのだった。




