猫被りなお嬢さまとお猫さま
「ごきげんよう」
私こと古比奈結海の日常は、お嬢さま方のそんな言葉で幕開く。綺麗な言葉、綺麗な人間関係、綺麗な世界。――ただ残念ながら、私はそうじゃない。好物はジャンクフード。好きな場所は、誰も来ない校舎裏。最近のマイブームは、そこでグレーの猫とまったり過ごすこと。
……それだけだったはずなのに。
「はよ、古比奈」「……おはようございます、国永さま」
この男の存在が、全てを駄目にする。(ふざけんな国永!)
私こと古比奈結海の日常は、お嬢さま方のそんな言葉で幕開く。綺麗な言葉、綺麗な人間関係、綺麗な世界。――ただ残念ながら、私はそうじゃない。好物はジャンクフード。好きな場所は、誰も来ない校舎裏。最近のマイブームは、そこでグレーの猫とまったり過ごすこと。
……それだけだったはずなのに。
「はよ、古比奈」「……おはようございます、国永さま」
この男の存在が、全てを駄目にする。(ふざけんな国永!)
第一章 校舎裏に佇むお猫さま
(1)猫は盛大に被るもの
2017/05/06 09:18
(改)
(2)平常心を保てない
2017/05/08 00:29
(改)
(3)動揺被害
2017/05/10 10:33
(4)悔しいけれど
2017/05/15 18:36
(改)
(5)微熱、高熱
2017/05/17 19:28
(改)
(6)窮地でのピンチ
2017/05/22 18:33
(改)
(7)責任の所在
2017/05/24 18:15
(8)答え合わせ
2017/05/29 12:49
(9)主導権の行方
2017/05/31 20:00
(改)
第二章 お嬢さまは体力消耗中
(1)憂鬱な快晴
2017/06/05 20:00
(2)猫の手じゃ足りない
2017/06/07 20:00
(3)羽なんて要らないから!
2017/06/12 20:00
(4)分厚い虚勢
2017/06/14 20:00
(5)人の手で足りる
2017/06/19 20:00
(6)無作為な反撃も、時には
2017/06/21 20:00
(改)
第三章 お嬢さまとお猫さまの化かし合い
(1)不安広がる夏休み
2018/03/01 09:00
(2)安心できない「大丈夫」
2018/03/08 09:00
(3)甘い味をした仕返し
2018/03/15 09:00
(改)
(4)無意識的な不意打ち
2018/03/22 09:00
(改)
(5)意識的な不意打ち
2018/03/29 09:00
(改)
(6)謝罪と威嚇
2018/04/05 09:00
第四章 お嬢さまとお猫さまは背中合わせ
(1)夏休みが明け、幕は開く
2018/04/12 09:00
(2)ひとりだけ
2018/04/19 09:00
(改)
(3)自覚と無自覚、忘却と回想
2018/04/26 09:00
(改)
(4)自爆、のち捕縛
2018/05/03 09:00
(5)人はこれを拉致と呼ぶ
2018/05/10 09:00
(改)
(6)こだわりポイント
2018/05/17 09:00
(7)ふたりだけの
2018/05/24 09:00
(8)人はこれをなんと呼ぶ
2018/05/31 09:00
閑話:いつか落ちてくるその日まで(前編)
2019/02/23 20:07
(改)
閑話:いつか落ちてくるその日まで(後編)
2019/02/23 20:08