表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョン日和!ー最強のダンジョンに至るまでー  作者: 波風 多子
引越日和!ー新天地でのダンジョン経営ー
53/54

色欲日和!ーあの行為はスキルの影響?ー

遅れを取り戻すため、連投。


昨日と今日のやつは焦って深夜に書いたものなので文章力やらわかりづらさはある程度許していただけると……(懇願)

 「何をしているのです?人間」

 「見てわからないのか?邪魔者を排除したんだよ」

 

 

 何が起こっているのか理解できない。

 なぜ彼は仲間を殺した?

 ダンジョン関係者で、人間の街に潜入して居ただけとか?

 それとも精霊や人間に恨みを持って居た?もしかしたら俺を一人で倒すことにより力を得ようとしているのかも?


   

 「お前は何者だ?」

 「あぁ、記憶がない方のやつか、把握した。俺の名はゲル。非情の大罪持ちだ。今は人間の街の領主をしている」

 

 

 ……は?

 


 「記憶がないってのはどう言うことだ?それ以前に街の領主がなぜここにいる?」

 「あとで説明する。生憎時間がないんでね。今は大罪の気配を感じて兵士になりすまし、ダンジョンに潜入したところだ。あ、この変装の名前はマクレーピットな」


 

 何を言ってるのか全くもって理解できなかったが、とりあえずこの場は協力的らしい。



 「『最強の大罪』、ゲル・マジルクスッ!!」

 「おれ、その二つな嫌いなんだよね。もっといい名前なかったのかよ、『百戦錬磨』とか」

 

 

 改案としては微妙な二つ名を提示した男ことマクレーピットは、わずかな予備動作もなく精霊に斬りかかった。

 その動きはもはや大きな矢のようで、いかに魔力の扱いに長けた精霊といえ彼の姿を追うことはできない。


 

 「予定外です!!こんなところにゲルがいるなんて……!」

 「おいおい本名はもっとダメだ。その名前の方が嫌いだぜ」

 

 

 精霊の体は魔力とそれを含む物質で構成される。

 その物質も精霊由来なので精霊が尽きない限りいくらでも再生できるはずなのだ。

 精霊が空気中から尽きるとき、それはすなわち生物の死を意味する。

 あらゆる生物は生命の精霊という加護によって形を保ち、自己を形成する。

 生命以外の精霊の加護によって生きるモノを『精霊の子』と呼んだりするらしいがそれはさておき。


 つまり、精霊が無くなることは基本的にない。

 つまり精霊の強みとは、自己がないからこそのほぼ無限の再生能力なのだ。

 ではなぜ彼女の傷跡は()()()()()のか。

 答えは彼の化け物じみた才能によるものだ。


 精霊の種類は限られているが、生物の中には稀に自らの因子を持つ精霊を持つものがいる。

 水精霊は水因子を。地精霊は大地の因子を。

 そして龍精霊は龍の因子を持つ。

 

 龍の因子はあらゆる精霊に勝ることで有名だが、本当に稀に他の生物の因子を持つ精霊に愛され、加護を受け得るものがある。



 ゲルニッカ:グレイヴエグゼリア

 ステータス

 魔力10000(限界)

 俊敏5766

 攻撃8999

 守備0(精霊の守り)

 腕力7834

 スキル

 非情

 大地の精霊の寵愛

 炎の精霊の寵愛

 龍の精霊の寵愛

 狼の精霊の寵愛

 精霊化(不可逆)

 魔力増幅

 精霊超操作

 献上

 

 彼がそれである。

 彼は龍と狼と炎と大地の精霊の加護を受け、操ることのできる彼は、精霊の体に龍精霊を張り付かせることで周りの精霊を排除し、再生を極限まで遅くしているのだろう。


 

 「やっかいですね、龍の因子というものは」

 「そうかい?絶対数が少ないからギリギリだぜ?」

 「普通の生き物はただの精霊ですらこんなに操れないんですよ!」



 俺はただその戦いを傍観することしかできなかった。

 あまりにも威力の高い魔法や斬撃が飛び交い、入り込むに入り込めないのだ。魔法を打つにしても龍精霊を怖がって魔法が打てない。

 


 「さて、そろそろ終わらせるかね」

 「いや!!こんなところで終わりたくない!聞いて、もしかしたらあなたの大罪が消えるかもしれないのよ?そう、あのスタピラーを倒せばあなたの大罪を消すよう神にお願いするわ!ねえ、いいでしょ!?」

 「興味ないね」



 つまらなそうに虚空から剣を取り出したゲルは、思い切り剣を振り上げると、剣に大量の魔力をまとわせて言った。

 

 

 「天斬」



 精霊が跡形もなく消滅したのを見て、彼以外の全員が茫然自失である、俺も。


 

 「ありえない、上位精霊を一撃で葬り去るなんて、どれほどの加護を持っているの??」

 「わけわかんない」

 「……」


 

 三者三様に驚いている。



 「大罪ってのは俺を殺したいやつらじゃなかったのか?」 

 「ちげーよ。本来はおまえに使えるやつらだ。お前がいるところに自然と俺たちは引き寄せられる。迷惑なことさ、なぁ?色欲?」

 「!!??」


 

 クレセイノの体が大きく跳ねる。

 まさか……!



 「ん?鑑定スキル取得してるくせに知らなかったのか?そいつは色欲の大罪持ちバーバグ。お前と体を交わす度強くなる、歴代最高の痴女スキル持ちさ」

 「死ね」


 

 殺意のこもった言葉がゲルに放たれる。



 「で、お前の目的を教えてくれ。まさか仕えに来てくれたのか?それなら大歓迎なんだが」


 「古い話だ、俺は従う義理がないね。俺の目的はただ一つ、お前との交渉さ」

_人人人人人_

> (´・ω・`) <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ