開戦日和!ーついに始まるダンジョンバトルー
なんで投稿頻度が落ちてるかというと、すごおく忙しいからなんです。
書いてる暇がなくなってるんです。
頑張って二日に一話投稿します。
ゆくゆくは毎日投稿に戻します。
【では、スタピラーとクルセイノのダンジョンバトルを始めます。】
…遂にか。
【ダンジョンマスターのダンジョンを一つ選択してください。】
ウィンドウに文字が流れていく。選択肢が出て、一つあるダンジョンを指定すると、すぐさま次の文字が流れる。
【ダンジョンマスター間の空間把握…成功。
続いて空間断絶省略を開始…100%完了】
ダンジョンマスターのダンジョン同士の空間をある程度省略したらしい。
【ダンジョンバトル開始まで300秒】
あ、やばいガチ緊張してきた。もっとDPかけて準備した方が良かっただったろうか。あーもう!とっととはじまれ!
【ダンジョンバトル開始まで、200秒】
ブロやドグはきっと大丈夫だ。メイトもしっかりやってくれる。俺はここ。最下層でどっしり構えてりゃいい。
…そう言われてもアイツらが死ぬのは嫌だな。生きて帰って下さい。お願いします。
【ダンジョンバトル開始まで、100.99.98...。】
負けてもいい。だから生きて帰って来いよ。俺は信じてここで待つ。
【…5.4.3.2.1】
さぁ!ダンジョンバトルが始まった。勝負と行こうか!クレセイノ!
○○○
勝負とともに、ブロとドグが駆け出した。それに続くようにメイトの軍勢が動き出す。速攻あるのみと狼たちがクレセイノダンジョンの第一回層の森を駆け抜けてゆく。森の中という、自然あふれるフィールドは、ブロやドグにとって、絶好の戦場だと言えた。
また、絶好の戦場だと言う点において、この階層は、生死を司るメイトや、グリスの下位互換レオグリスにとっても最高の戦場と言えた。ドピュラーは戦線の奥へといき、第一階層の出口に厚い土の壁を作り出し、援軍が来れないように。しかし本来の目的は違う。
数分立つとスタピラーのダンジョンを攻めるためであろうシルフィード率いるトレント、エルメ、トルヤの軍が出現する。シルフィードが声とも取れぬ奇異な音を出したのを合図に、その軍勢はスピードを上げて動き出す。衝突するかと思われたその時、
「退けぇぇぇぇええええ!」
と。戦場のどこにいても聞こえるような大きな声が響き渡り、同時。階層の隅々にまで散っていたと思われる狼たちが、刹那の間にメイトたち死霊の後ろへまで後退していた。敵に与えられた影響は少ないがしかし本来の目的は少し違う。
さて本来の目的に気が付くこと。第一回層が炎で包まれること。どちらが早かっただろうか。それは生命を飲み込む死神の鎌であった。それは勢いを増し続け、その場の命を刈り取ってゆく。
そう。炎がトレントたちに襲いかかる前に。メイトの部下であるドピュラーにより、第一回層の入り口に厚い土の壁が作り出されていた。出口と入り口を塞がれ、逃げ場がなくなっていたことに気づいたのはこの時である。
そして蒸し焼き状態となった中で、軍勢を守り、炎を消したものがいた。シルフィードである。圧倒的な炎を、一気に消し飛ばし、シルフィードの周りの炎が消え去る。流石にシルフィードでも一回層全ての炎を消すのは無理なようだった。
しかし…その炎もすぐに消える事になる。酸素の不足だ。しかし炎が消え、酸素が不足するということは、植物系モンスターの呼吸が困難になるということだ。そのうえ日光を外から直接取り入れ、光源を確保することによって光合成をしていた第一階層のモンスターは、迎撃隊攻撃隊をふくむすべて、焼き尽くされ、残っていたシルフィードも、やがて命を落とした。
荒野とかした第一階層の入り口が崩れ、再び狼たちが姿を見せた。
○○○
「どうなってるのよ!」
「クレセイノさまー。おっちついてー。私がついてるからねー?」
「ぐぬぬ。」
してやられたわ。まさか蒸し焼きにしてくるなんてあいつ悪魔なんかよりよっぽど悪魔よ。心がないんじゃないかしら。クソ!!一回層の迎撃隊にほとんどの戦力置いちゃったわよ!このままじゃ負けちゃう!1000DP使って負けるとかシャレにならないわ。処女である私の初めてを十回あげてしまえるぐらいよ!つまり私の初めては100DPってことね。あら安い。ってそうじゃなく。
「スライム部隊は何階層ですっけ?」
「えとーね?3階層だーよ。」
「直ぐに転移石をつかってスライムを奴ら女オオカミの後ろに配置よ。そうね。灰色の毛のほうは2匹で行動中か。あのオオカミの後ろに。スライムに犯されて再起不能になるといいわ。ふふふ。ふふふっふっふふふ。」
「え。絶対無理だと思うんだけ…」
「いいから!」
「…じゃーあ。おいてくるねー!」
「今からでも楽しみだわぁ。ふふふ。」
フッッフッフ。勝負はまだ始まったばかりよ。
評価ください。
お願いします。
本当に直接モチベーションに変わるんです。
特に感想。




