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ダンジョン日和!ー最強のダンジョンに至るまでー  作者: 波風 多子
第1章 誕生日和!ー成長するダンジョンー
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調査日和!ー立てられていく作戦ー

どどどどどどどどドドドドドドドドドドドドどどうか評価をくださいってのと遅れてすいません。

 罪悪感が胸を締め付ける。不思議がってはいたものの何も言わず素直に情報を言ってくれたペルシャ。そのまま帰っていったペルシャを見送りながら頭の中で自分を殴る。


 あぁ!もう畜生。考えることが多すぎんだよ!色々と最悪のタイミングだ。好奇心で動いてロクなことなかった。気をつけなければ…。


 ペルシャは一旦保留。ダンジョンバトルの準備を進めよう。


 ちなみにここは六回層。迷宮の五回層の下に作った部屋っぽいところで、隠し部屋になってる。本物の六回層は製作中だったが、期間中にDPあまりを使うわけにはいかないので、今は放置している。


 五回層の奥にダンジョンの魔力の元である永魔水晶石(マリオスロ)が置いてある。迷宮に住むのは大魔鋼人形(コアゴーレム)とシーティンクルというモンスター。あと確か宝石魔物(トローク)もいたっけ。罠と水生生物のフロア。


 コアゴーレムは機動タイプ、持久タイプ、攻撃タイプと、他派生がある。それぞれの性能は…説明せずともいいだろう。そして俺は攻撃タイプを置いた。


 シーティンクルはレンガや木箱など、色彩や形を変えられるモンスターで、潜んでいるのに気づきにくい。


 トロークは宝箱に化けて人間を襲うモンスターだ。


 そしてメインのウンディーネや空魚。


 他にも各種罠を揃えてあり、攻略は非常に困難だ。中心の部屋にはボスモンスターが居て、敵対者を待ち構える。ボスはウンディーネ。別名空飛ぶ海。不定形の魔物で、脅威度7ととても危険だ。こいつのでき方には諸説あるが、海に宿る精霊の怒りという説が有力だ。ちなみに図鑑にはそう書いてあった。


 なんで神様が知ってんだよ。研究者が不憫だよ。いやまあそうだけど。ということでドグブロ姉妹に作ってもらった。海水(DP由来)に死ぬほど魔力を込めさせた。終わったあと死にかけてたけど関係ない。高原崩壊の罪は重い。


 耐性や攻撃力が高いが、機動力は比較的低い。ただゲルミルバングと戦えば、ウンディーネに軍配が上がるだろう。これは相性の問題だ。第一関門がゲルミルで、そこで勝っても相性の悪いウンディーネと戦わねばならない。


 さぁ、攻撃隊を決めようかな…あぁ頭いてぇ…。





 ○○○


 攻めに行くのは主に二チームに分かれる。ひとつがブルとドグの二人率いる狼たち。一回層の狼たちを連れていくつもりだ。まぁ、あそこにいても大して役に立たなそうだから連れて行かせるんだがな。


 もう一チームはメイト率いる。アンデッド隊だ。こっちはサーネスっていうレイスの下位互換みたいなのがいて、そいつが主戦力だな。壁をすり抜けたりできる。驚異度は4だが、メイスの力を結構増やせるのでコスパが良い。…メイトって一体何者なんだろ。


 おそらく生前はめっちゃ強かったんだろな。剣王だとかいってたし、ほんと何者だ。


 相手の戦力を把握しないことには勝利は得られぬ…。てなことで情報収集だ。メイトの部下であるデディーを使って本棚を探させる。デディーは猿の骨がアンデッド化したモンスターだ。骨だの魂さえあればなんでもアンデッド化で切るメイトの万能さよ。しかもあいつ前聞いたところでは霊体化して壁とかすり抜けられるらしいじゃんか。もうあいつはなんでもありだな。


 ………。


 「カラカラ。カタンカタン。」


 おっ。終わったようだ。仕事が終わったデディーが眠そうに眼をこする。眼、ないけど。そしてこちらに近づいてきたので、えらいぞと言って腹をなでると気持ちよさそうに横になった。その様子がかわいくて、つい見入ってしまう。腹をなでるのを頭に変えると、なお気持ちよさそうにするものだから、笑みがこぼれる。


 ついに寝てしまったデディーを床に静かに下ろすと、デディーが見つけた本を開く。注意書きとして冒頭に、ダンジョンマスターの個人の実力や機密の保持のため、詳しいことは書かず公開されていることのみを書く。と記されていた。


 これを読んでもう一度対策を練ったり会議したり、せねばならんなぁ。ああ畜生何であんなバカみたいな勝負受けちっまたんだろ。俺が非暴力主義者であったとしても過去に戻れるなら受けた俺を殴り飛ばしていたと断言できる。


 あー。どっかに使い勝手いいモンスターいないかなあ。そんなことを考えながら、奴の情報を探し出すため、俺は本を開き中を読み始めた

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