第二話 頭痛外来〜第一関門はWEB問診票
後日談です、頭痛専門のクリニックに行くまでの話です。
こんにちは、のどあめです。
短編「痛い注射を打ってます」ではご評価と温かい感想を頂きましてありがとうございます。皆様の言葉に背中を押され、頭痛外来に行くことにしました。
いつものお医者さんでは、注射する場所を変えるなど試行錯誤してエムガルティを打って貰っているものの。打たれた所が毎回腫れるのがやはり心配で。自宅から少し離れた所にある頭痛外来でエムガルティ以外の選択肢がないか相談することにしました。
しかし、そこにたどり着くまでには思いがけないハードルがあったのです。
それは予約。今どきはWEB予約にWEB問診票ですね。ずいぶん増えてきたように思います。
WEB予約は問題なくできましたがその後に続くWEB問診票がねえ。
これまでお世話になっていたお医者さんもWEB予約にWEB問診票必須だったので慣れてはいたのですが、予約した頭痛外来のクリニックではものが違った。
WEB問診票に回答を始めたら、まあ質問が細かいこと。
・初めての片頭痛症状がでたのはいつてすか?
・いつ、どこの病院で片頭痛と診断されましたか?(年、月、日の記入欄がある)
・片頭痛予防として飲んでいる薬はありますか?。
・片頭痛が起きた時に飲む薬を教えてください。
・月にどれくらい発作が起きていますか?頭痛は何日続きますか?
などなど。
なんか自称片頭痛患者を弾くためのファイアーウォールになってないか?
この問診票。
私が詰まったのが「いつ、どこで片頭痛と診断されましたか」の質問です。いや〜、ン十年も前に診断されたものだから何年とかはっきり記憶が無くって。
たしか職場の近くにあったから通い始めた頭痛外来。そこで診断されたのはン歳の頃だから。あれ?何月だっけ?――若い頃から一月前の出来事は忘れてしまう私が覚えている訳がない。
なんとか回答したものの、不安になってきちゃって。どうしよう。不正確な回答をしたから
「オーホッホッホ。のどあめさん、あなたは嘘をついていますねえ。ズバリッ、あなたは本当の片頭痛ではありませ〜ん!ドーン!」
と◯黒◯造みたいなお医者さんに宣言されてしまうのだろうか。
いや、確かに私は片頭痛のはず。そ、そうだよねと、背中に嫌な汗をかきながら問診票に入力していきます。
更に診療にあたり、いくつか並ぶ不穏な言……もとい注意事項。
きちんと診察しないとお薬は処方しないよ、とか指示に従ってきちんと検査に協力してね、とかごく当たり前の言葉ばかりなのですよ。
しかし、それをわざわざ事前承諾させる必要があるのだろうか。いったい何があったのだろう。考えると怖い。
もしかしたら「薬……薬をくれよう」「なんでもいいから早く薬、薬をちょうだい!」と昔見た刑事ドラマにでてくる薬中の様に暴れる患者さんがいたのだろうか。
あながち、いないとも言い切れないのが悲しい。というのは片頭痛の患者は不機嫌になる人が多いから。ええ、少なくとも私は発作が起こると嫌なヤツになりますよ。
なろう小説でいったら「あの方、いつも眉間に皺をよせて。私達の話が盛り上がると『ちょっとお静かになさって』と言って睨みつけるのよ。こわいわ〜」とか言われちゃう悪役令嬢ならぬ悪役おばさんでしょうか。
あまりにカスハラが酷いと、犯人を前にした丹波哲郎さん演じる刑事みたいなお医者さんに「のどあめ!お前はもはや人間ではな〜い!」と断罪されてしまうのだろうか。
どっち?どっちなの?
無駄な妄想でどきどきしながら問診票、事前承諾にチェックしたせいか、ようやっと予約を完了た時にはぐったりしました。ああ、疲れた。
こうしてやってきた予約当日。私は内心びくびくしながら頭痛外来を訪れたのです。
続きます。
最後までお読み頂きありがとうございます。




