最終回 終わらない
「もういいかげん耐えられない。終わらせようこんな茶番」
「なにいってるのカオス!?」
「いつまでもわけのわからない楽園にいることがなんか辛くなってきた!!」
「マジでらしくないこと言ってどうしたの?」
リリス――いいや、りあが唖然とした顔で私を見ている。
―――
『あーダル』
『お姉ちゃん大ニュースだよ!!』
『なに?』
『なんかお姉ちゃん好みのイケメンが出てるゲームが格安で売ってた!』
『よし、いくぞ』
『あれ、なんかイベントやってるよ』
『ゲームは?』
『あとでもいいじゃん』
『えー私の計画にはゲーム買う予定しかなかったのに、なんで考えなしにいくかなー』
『後で買ってあげるから!』
『しょうがないな……らい太は』
―――
「今気がついたけど、私には妹なんていない」
「キガツイテシマッタンダ……」
「りあ、いいえリアルの守護神リアリス――私は逃避から帰る!!」
「サセナイ……」
私はロッドを無造作にとりだし、リアリスの剣を防いだ。
木製に見せかけ、中にはブレードが仕込まれているのさ。
「神すらも抗えぬ技をくらえ!!【我は主人公なり!!】」
「ぐああああああああ!」
―――――――
――この世界は異世界の神が地球の神の監視の目を掻い潜りながら地球人を採取するために作った。
ゲームシステムの名はAyp<かるま>。異世界ゲートに繋がれていて、選ばれたものがそちらへいけるらしい。
「というわけで、私はミーゲンヴェルドの柱となりましたとさ」




