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野宿事件Ⅱ

野宿事件Ⅰの続きです。

小橋ちゃんの実力が明らかに…?

前回のダイジェスト 野宿します 以上

そんなこんなで夕食も終わり皆、寝る準備をする。

「そんじゃみんなまた明日」

そういって全員無防備に眠り始める。…ちょっと待て!

「なに、のんきに全員で寝ようとしてんだよ!こんなとこで野宿するんだから一人ぐらい見張りがいるでしょ!」

いやさあ、だってここ森の中で別に洞穴とかじゃないんだぜ?丸見えだしいつどこから魔物が襲ってくるかわかんないんだぞ

と当然の突っ込みを入れたが

「別に大じょうぶだよぉ~…クルポカが結界張ってるしぃ…」

と小橋がクルトポカルのもこもこの毛の中に入って眠りながら答える。そう言ってるけど肝心のクルトポカル君、がっつり寝てまっせ。こいつら余裕すぎん? まあ、旅のプロなんだろうけどさ。旅ってこんな緩くていいんか?いや、そんなわけがない。

「さてはあーた信用しとらんなぁ~…(ビシッと指さす)(寝ぼけてる)」

きさまはだまれ。寝ててもうるさいんかこの医者は!

…てか、この人らよう見たら全員完全に寝てるやん。えっ、むしろ俺がおかしいんか?


…考えても無駄だな。頑張って寝るとするか…


そんなリートたちいっこうにとある魔の手が迫っていた。しかし、リート含めもう全員寝てしまっており、誰も気づくことはなかった。


俺は突然目が覚めた。やば、いつの間にか普通に寝てぇぇえええ!

目の前にゴブリンの集団がいたその数ざっと30匹。慌てて後ずさりすると、後ろで寝ていた小橋にぶつかった。小橋は「朝はようからなんじゃ」とめんどくさそうに聞く。

「なに、のんきにしてるんすか!目の前に魔物がいるんですよ」

声を荒げてそう言うと、小橋は目をこすりながら、遠くを凝視するようにした後、

「(あくびしながら)なんじゃぁぁぁ…、ただのゴブリンの群れとヘルウィングじゃないか…。しょーもないことで起こすなよ…。あー眠い」

そう言ってまた寝ようとする。嘘、まじで⁉

「なんで寝ようとしてるんすか。どう考えてもおかしいでしょ!」

「だからぁ…昨日の夜にも言っただろ?クルポカが結界張ってるってぇ」

「さては、あーた本当に頭が悪いな。薬出すぞ(注:寝言です)」

「(無視して)いや、クルトポカル君おもっきし寝てますよ」

「かんけーないぃ…。現にゴブリン近づいてこないでしょぉ…」

確かに言われてみればゴブリンたちは近づいてこない。…というか、近づいてこれなくて困ってるようにも見える。ああよかった。なら、安心して…


寝れねえからな!


いくら結界があるとはいえ、透明だし、外に何かいるって思うだけでも寝れないでしょうが!こんな感じのことを小橋に言うと

「あーもう、うるさいな!妾ははまだ寝たいんじゃ!全員片付けるから、お前はそこから動くな。寝ぼけてるから流れ弾に当たるかもしれんからな」

そういって、小橋は眠そうに立ち上がると、両手を胸の上で重ねる。すると俺たちの周りに大小さまざまで白にほんの少し色が入った球が宙に浮かぶ。その数ざっと数百個。

あっ、これやばいやつや。こいつはがて(がち)でやばいやつだと俺の本能が叫んでいる。急にガチなやつや。

「全弾追尾ぃ、3方向、鳥籠型ぁ」

そういうと、周りにあった球は一斉に動き出した。反発するばねのように。弾はかなりの速度でまずゴブリンたちに向かう。ゴブリンは危険を察知し逃げようとしたが遅かった。大量の弾がゴブリンたちを襲う。

ドドドドドッ!と音と同時に砂煙が舞ってるようだ(音も煙もさえぎられている)一方のヘルウィングは飛んで逃げているが後ろには大量の球が追尾していた。必死に逃げようとしていたが、その努力むなしく、反対側から追尾してきた弾に当たり、まもなく後ろから追尾されていた弾に当たった。


ゴブリンもヘルウィングも骨の一つも残らないぐらい粉々に、そして一方的に倒された。あんぐりと口をただ開けている俺のことなど気にせず

「やはり、寝起きはいかんな。本来の10%にも満たん」

そういって、大きなあくびをした後、クルトポカルそばで2(3)度寝をしていた。


小橋ちゃんが現状最強です。

一応の補足ですが、もしリート君が病弱じゃなく、きちんとした訓練をこれまでにできていたとしても、まだ小橋ちゃんのが強いです。

それぐらい圧倒的に強い←これ重要

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