ナマ足魅惑のまあ? メイド?
色々性癖の発症する異世界生まれの私!
その欲望を見込まれて召喚されたのはいいけれど……。
「ちょぉっとぉ、私の趣味じゃないですねぇ」
ごくまれに困惑することもある。
人外ばっちこーい! の私には珍しく。我が相棒であり、この世界の意思であるルールが驚愕している。
「え! なんで!」
なんで、とは私が言いたい。
眼前にいるのは男前である。筋骨隆々というか、肩に重機のせてんのかい!という掛け声が似合いそうだ。
それだけなら、まあ、困惑しない。
「メイドをお探しと聞いて馳せ参じたのですが」
メイド服、それもきわどいのを着用している。腹出し足出し、まあ(一応)メイドである。脳内をホットなリミテッドが駆け抜けていった。
特筆すべきは魅惑なナマ足。すべっすべやん。脱毛すげぇなという感想もあれだけど。
まあ、元の世界にいたら、うぎゃーっと悲鳴を上げて目が目がっ!といいそうである。
しかし、私は目が肥えてしまったのである。
ただの人間には興味ありません!
私を唸らせるなら、毛並みがいる。鱗とかでもいい。あと、うねる触手とか。
対して、メイド(?)は人外枠でもない、では、怪異ではないか? と思わなくもないが残念ながら人間である。
「異界の神からレンタルしたんですが、ダメでしたか」
「普通の女性のメイドさんが……」
それもクラシカルメイド。オールワークスやってそうな眼鏡のロッテンマイヤーさんみたいな! まあ、※イメージです。とついてそうだけど。
メイド(?)がしょげている。
「主にも鬱陶しいと言われて……」
「押し付けられた?」
「バーターで」
いったい何を抱き合わせで借りたのか。ジト目で見るとルールは無表情であらぬ方に頭をぐるりと動かした。人体の動きじゃねぇな。
「こちらは我が主からの貢ぎ物です」
そう言って出したのは紙袋だった。その中から一冊を差し出す。
ええ? と受け取る薄い本。
薄い本!?
「しかたがないわぁ、しばらくおいてあげる」
紙袋事ぶんどった。
新しい欲望がバーンと破裂した。私の去った後の世界でも新しいなんかが生まれているっ! スーツケースとかっ!
「ちょっと里帰りを」
「ダメです」
ちっ! 世界を超えるついったがあれば解決するのに! そう言えば、余計な情報拡散して炎上しますと宣告された。かわいそうな子を見るような目で!
「ひどい」
打ちひしがれる私にメイド(?)は、あー、主と同じイキモノと呟いた。それなら仲良くなれそうじゃなぁい!?
後に聞いた話によると、メイド(?)は薄い本のバーターだったらしい……。そして、サプライズ誕生日のためにちょっと異世界までお使いされていたそうな。
二年ぶりに、脳裏をよぎっていったので……。
二年前のはこちら。
メイドが欲しいって言ったじゃん?
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