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ハングアップお姉さん openthedoornewwnrld  作者: やましたゆずる
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第30章 FBIつくば支所がオープンする

それから約半年後、待望のつくばFBI支所が出来た。事務所開きには山南警視総監や山南日本中央情報局長官らも出席され華やかなオープンになった。ファミリーホーム社長夫妻、鬼ケ窪モータース社長夫妻、天宝喜夫妻、枳殻紬、手子生樹潤、つくば市長、つくば警察署長らが出席してくれた。その中で池田茉央つくば支所支所長が挨拶の言葉を述べた。「皆さん本日はお集まり下さり誠にありがとうございます。FBIつくば支所支所長の池田茉央です。つくば支所は私と中西飛鳥捜査官二人体制になります。まずはハッカーの摘発や警察と連係したネット詐欺の摘発、特殊詐欺の摘発を主に担当いたします。一番の狙いは令和のネズミ小僧を名乗るトムキャット、の摘発です。日本人なのは分析の結果わかっております。」茉央が発言すると拍手が鳴り響いた。立食パーティー形式で酒は提供されていない。続いてエミリーウィリアムズFBI東京本部長の挨拶が続いて山南警視総監の挨拶、山南日本中央情報局長官の挨拶と続きつくば市長の挨拶、つくば警察署長の挨拶で終了した。場はおおいに盛り上がった。和田社長の紹介で地元の寿司店のブースや蕎麦屋のブース、ラーメン屋ブース、焼き肉ブース、たこ焼きブース、和菓子ブース、洋菓子ブースなど事務所の中や駐車場にも立った。近所の人々も参加してくれていた。おおいに盛り上がった。二人の福岡での活躍もあり、テレビ取材も入った。記者会見はエミリーウィリアムズ東京本部長と茉央がすべてやってくれた。飛鳥はひたすら食って飲んで場を楽しんだ。マークも同じだった。トムキャットの一味の紬はあまりのらない顔をずっとしていた。飛鳥が声をかけても上の空だった。お披露目会は午後3時には終了した。その頃、事務所の片隅でラーメンを啜りながらマークと茉央が話をしていた。飛鳥はエミリーウィリアムズ東京本部長とお寿司をつまみながら今後の活動を話たっていた。「必ず毎日東京本部へ顔を出し銃の練習はしなさい。」本部長に言われた。その頃茉央はマークに告白をしていた。結婚を前提にお付き合いがしたいと茉央の気持ちを伝えた。マークも会った時から茉央の事を気にしていた。すぐにオッケーが出てその時から付き合い始めた。飛鳥は三人でいる時は少し後ろから見るようになっていた。茉央のGRヤリスエアロパッケージは納車されていて、ライセンスをとり、飛鳥と日曜日のたびにサーキット走る週間が出来ていた。二人でよくバトルをしていたが福岡での事件以降、顔も売れて人気物になっていた。人が周りに集まるようになっていた。ベストリザルトは飛鳥が59秒代で茉央が1分10秒代で足踏みしていたのでビックタービンを付けた。そこからの茉央のスピードは雲泥の差ですぐに飛鳥の59秒代に追いついた。何故なら新型の方が馬力もトルクもあったに違いないが茉央の腕が上がったのも関係していた。そんなある日、トムキャットの公式を解明した茉央は、発信地を突き止めた。このつくば市だった。捜査権逮捕権はないから山南警視総監に連絡をとり伝えた。トムキャットのシステムを解析すると大変上手く作られていた。押収されたパソコンの中身を解析すると茉央が思わず声をあげた。「こんな方法があったのね。作った人天才だわ。私にはこの発想はない。これじゃあ?見つからないわ!」頭を左手でかきながら舌を巻いた。ヘアスタイルがグチャグチャになっていた。茉央は通信アクセスの方法に疑問を持っていた為居場所がわかった。明くる日、警察がつくば市竹園のマンションに踏み込むと女性が3人居た。朝6時の事だった。柊茉白、薊柚葉、枳殻紬の3人の犯人を逮捕した。パソコン4台を押収した。銀行口座を凍結したが残高はほとんどなかった。各自の口座に1千万円くらいしかなかった。ビットコインで弐百億円円はデータを削除し隠した。お金のやりとりデータもすべて削除した。茉白の仕業だった。供述では残りはすべてばら撒いたと言った。飛鳥と茉央はその中に鬼ケ窪モータースの社員枳殻紬居た事にショックを受けた。その後長い裁判を経て三人には無期懲役の刑が言い渡された。その事を知ったお金を受け取った人々から減刑の嘆願書が出されたが黙殺された。こうして、トムキャットによる事件は終了した。茉央と飛鳥には山南警視総監から警視総監賞と金一封が出た。微々たるものだった。その折、事務所開きの時の屋台の請求書がつくばFBI支所に届いた。経費はつくばFBI支所もちになっていた。エミリーウィリアムズ東京本部長は二人がお金を持っている事を知っていた。すべて二人の経費であった。この事務所の土地所得代金、建物の代金すべて、こちらは飛鳥が払った。今回のパーティー代金は茉央が払った。「茉央先輩ご馳走様でした。」飛鳥が茉央の顔を覗き込んだ。「どういたしまして。美味しかったですか?お互いさまだもの?」茉央は飛鳥の顔を見てニヤリと笑った。「まだ、ハッカーで騙し取ったお金や貯金、毎月のマンションの収入、それにFBIからの手当が毎月あるし!楽なものよ。ところで茉央の会社儲かっているの?」飛鳥がお金の計算をし、茉央の会社の現状を尋ねた。「正直もうかってない?だやっているだけ?私の取り分はない。辞めても良いんだけど専務が頑張ってっからね。やらせてあげたい。それだけ。新システムも使いたいと以来はないからね。相変わらず方をほうと読んでっからうp主は構わないだろう?最近、漢字の読み方相当変なの多いよ。使用料安く設定してあるのにね。質問も来ないどうでも良いだよ。」茉央は飛鳥の顔を見て微妙な表情を見せた。それから一カ月後、FBI東京本部へ銃弾が撃ち込まれる事件が起きた。エミリーウィリアムズ本部長とマークが丁度居合わせた。茉央と飛鳥は地下で拳銃の練習をしていた。マークが犯人の後ろから追いかけ捕まえた。韓国語を話していたから警察に引き渡しをしないで日本中央情報局の山南小春長官に連絡するとすぐに犯人を引き取りに職員の女性が2名来た。犯人は地下の射撃場に茉央と飛鳥が監視していた。そこに中央情報局の制服を着た女性が2名入って来た。「ご苦労さまです。林純子です。菅原幸です。」茉央と飛鳥に直立不動で敬礼をした。「池田茉央FBI捜査官です。中西飛鳥FBI捜査官です。ご苦労さまです。」二人も直立不動で敬礼をした。林純子隊員は韓国語で犯人に何か話かけた。「奥に取調室がありますのでこちらをお使いください。」飛鳥が2名を案内した。ドアを開けると机1つと椅子が4つあった。菅原幸隊員はパソコンをバックから出すと電源を入れて取り調べを始めた。犯人はリヘソンとキムヨンサムと名乗った。前回仲間二人と日本の協力者の3人と連絡が取れなくなり様子を見に来たと言っていた。菅原幸隊員はパソコンに自供をすへてスムースに打ち込んでいた。それを茉央と飛鳥は目の前で見ていた。取り調べの迫力に押されて犯人は自供をどんどん始めた。キムウギョンの遺骨は帰って来たが後の二人の遺骨は帰って来なかったと言っているそうだ。林純子隊員が黄海に返したと言った。キムウギョンは特別だった。とも話した。大体あんたらの同志は黄海に眠っていると伝えた。リヘソンとキムヨンサムは逆上した。茉央と飛鳥に殴りかかってきたが逆に殴られのされた。二人は地べたに転がり痛がった。茉央と飛鳥は大学の時、合気道のサークルにいた。多少の防護と攻撃は出来た。茉央が林に聞いた。「黄海って中国と朝鮮半島の間の海ですよね。そこに遺体を捨てているんですか?」真顔で林の顔を見ると「全員殺して黄海に返す。って事だ!日本には埋葬しない。だから日本海で採れた魚は食べるなよ。人間を食っているからな?」林は瞬きもせず茉央の目を見つめた。「不法移民だからだ。法律で決まっている事だ!仕方あるまい!その為に我々の組織がある!」菅原が茉央の顔を見つめた。「この二人とも同じ運命なんですね。」茉央が菅原の目を見つめた。「そうだ。間違いない。密航者だ?パスポート持ってないだろう?」菅原が茉央の目を見つめた。「はい。身体検査やったけど何も持っていませんでした。」飛鳥が菅原の目を見つめた。茉央と飛鳥は人間観察をしていた。林さんと菅原さんは相当な数の場を踏んでいると見られた。目が違う。最後に「リヘソンとキムヨンサムは移民法第11条にの不法移民の罪で逮捕処罰する。」菅原幸隊員が罪状を述べると二人に手錠をかけて連れて帰った。「あの二人の目怖かったね。」飛鳥が震えた。「飛鳥もそう思った?私もよ。なんかいっちゃてたね。ああいう仕事してると顔に出てきちゃうだね。」飛鳥が茉央の目を見つめた。「あんたの目は可愛いよ。まだまだ!二人殺してるけどね。お互い因果な商売してるね。飛鳥今日、一杯のんでいかない?西新宿の飲み屋街で?」茉央が飛鳥を誘った。射撃練習を再開して10セット撃ち込んだ。練習着から普段着へ着替えて上に上がると割れたガラスを交換していた。夕方5時をまわっていた。エミリーウィリアムズ本部長が「あなた達、上がっていいわよ。」と言ってくれた。「明日は10時に出勤して下さい。会議にするから。」二人の顔を見た。「はい。わかりました。失礼します。お疲れ様でした。」エミリーウィリアムズ本部長顔を見て頭を下げた。「マークさんお先に失礼します。」マークに頭を下げた。そして二人は夜の新宿の街に消えていった。西口酒場ホームランへと引きずり込まれた。「いらっしゃいませ。」店員の声がした。店内は外国人でいっぱいだった。まるでロスアンゼルスのバーに来た見たいだった。二人は席に案内された。ハイボール2つとホームランメニューから適当に頼んだ。ヒット、2ベースヒットからも何品か頼んだ。ハイボールが1杯が2杯になり3杯となると茉央の口が緩んだ。「マークに結婚を申し込んで、マークの気持ちも聞けて前に進んだ」と告白した。「茉央先輩、幸せになってください。マークさんは良い選択だと思います。今後の展開上手く行くように願っています。」飛鳥は笑顔で茉央の目を見つめた。こうして、茉央の愛の告白があった事を聞いた飛鳥は相当酔っぱらっていた。家に帰らないでホテルに二人は泊まった。明くる日は、トムキャットのメンバーに拘置所へ行く予定があった。二人は飛び込みで少し高級なホテルに泊まった。明くる日、9時にはFBI東京本部に出勤して10時からの重要会議にはいった。メンバーはエミリーウィリアムズ本部長とマークリンドバーグ捜査官と池田茉央捜査官と中西飛鳥捜査官の4名だった。リモートで韓国FBI本部長のジョンアダムス本部長がオブザーバーで出席した。議題は韓国の現状だった。この会議を提案したのはエミリーウィリアムズ東京FBI本部長だった。再三の韓国人による襲撃事件を阻止したいの一心からだった。まずは、ジョンアダムス韓国FBI本部長が韓国の現状を発表した。「サムスンやヒュンダイに再三のハッカー攻撃で財閥企業が傾いた影響でもう、経済は体をなしていない。人々は仕事もなく、昼間から酒をのんで盗みを働いて、物乞いや路上生活者が増えてる。デスペラードのハッカー攻撃でまだ、財閥企業3社は復活してない。もう、復活は無理だ。完全に破綻する日を待っているのが現状だ。パラダイスに行こうと金のない人々は小形船で日本海を渡るその中に私達を狙ったサムスンが依頼した殺し屋が混じっている。違法難民までは二人では見きれない。申し訳ない。今後も増えるだろうと予測する。日本中央情報局も頭が痛いところであろうと推測する。」アダムス韓国FBI本部長は最後にそう付け加えた。アダムス韓国FBI本部長は現状に嘆いていた。何も出来なくてすまないと。エミリーウィリアムズ東京FBI本部長は一つ決断する。「中西、サムスンとLGとヒュンダイのシステムを返してやれ!」と茉央の顔を見た。「はい。わかりました。早速返します。」飛鳥はパソコンを開いてキイを打ち始めた。飛鳥はサムスンの画面を出してoverと打ち込んでエンターキィを押して終わりにした。LGとヒュンダイにもoverとシステムを返した。すぐに復旧した合図のブザーがなった。「本部長。システム返還完了しました。」飛鳥は本部長の顔を見てニカッと笑った。返した事で韓国が良くなるなどとは四人は一つも思って居なかった。アメリカのFBI本部のマイケルとジーナは韓国のシステムを乗っ取ったおかげで韓国経済状態を把握出来いた為必要無かったから返しただけだった。「もう、コレっきりにしてもらいたいわね。」エミリーウィリアムズ東京FBI本部長が三人の顔を見た。「いえ、本部長、あの民族は1000年忘れない民族ですからこれからも続きますよ。私達は気を引き締めないといけないです。拳銃の練習は続けます。ドライビングテクニックも磨きます。」飛鳥が本部長の顔を見てニヤリ微笑んだ。「あなたのそのポジティブさ!好きだわ。」本部長が飛鳥の顔を見てニヤリ微笑んだ。マークがいきなり立ち上がり「本部長!池田茉央さんと婚約いたしました。ご報告までこの場をお借りいたしました。早いうちに式をあげたいと考えます。」マークは本部長の顔を見て頭を下げた。「あんた達、いつの間に?ビックリしたわ!おめでとう。マーク、茉央。祝福するわ。」エミリーウィリアムズ本部長は笑顔で二人を見た。二人の結婚式は、韓国人の襲撃がほぼなくなった翌年の6月に東京の結婚式場で執り行われた。マークの両親と妹がアメリカから参列した。茉央の両親は大阪から参列した。その他参列者の中に山南警視総監と山南日本中央情報局長官とレース仲間と茉央の会社の専務と社員も参列した。鬼ケ窪モータース社長夫妻やファミリーホーム和田社長夫妻も参列した。茉央と飛鳥は、東京小菅の東京拘置所に居た。トムキャット一味に面会する為だ。柊茉白、薊柚葉、枳殻紬の面会を希望し、待合室で待っていた。まずは、枳殻紬から面会をした。続いて柊茉白、薊柚葉と三人続いて面会した。二人がビックリしたのは決して普通の女性達だった。そこらのコンビニでレジ打ちしているような可愛いらしい普通の女の子達だった。紬の事は二人とも知っていた。「なんで仲間に入ったか」聞くと「茉白にコンビニで会うようになり暇で友達が欲しかったから茉白の言う通り東京の笹塚に住んでいる時に一緒にご飯を食べるようになり奢ってもらっているうち一緒に居た。悪い事をしているのはわかっていたけど段々それが快感になって辞められなくなった。つくば市に引っ越したのは警察から逃れる為だった。」と淡々と語った。紬は二人の目を見ながら涙を流していた。「師匠。何も分からず誘われて始めたんだよね。私達の優秀な弁護士紹介するから減刑してもらったらどうですか?裁判費用は私が出しますから。」飛鳥は貰い泣きした目で紬を見つめた。「必要ならお願いします。後二人の意見も聞きたいし。その時はお願いします。」紬は飛鳥の目を見てニコリ微笑んだ。「連絡ください。待ってます。」飛鳥は紬の目を見て優しく微笑んだ。「ありがとうございました。」紬が二人の目を見て頭を下げた。「いえ、また、きますから。お体お大事にしてください。またね。さようなら。次は、薊柚葉さんね。ここで待ちましょう?」茉央が飛鳥の目を見た。すると紬と入れ替わりに薊柚葉が奥のドアから面会室に入ってきた。柚葉が面会室のガラスの向こうに立って二人に頭を下げた。「FBI捜査官の池田茉央と申します。本日面会を受け入れていただきまして有り難う御座います。」茉央は直立不動で柚葉の目を見て敬礼した。「FBI捜査官中西飛鳥です。本日面会を受けていただき有り難う御座います。」飛鳥は直立不動で柚葉の目を見て敬礼した。「こちらこそ有り難う御座います。薊柚葉です。よろしくお願いします。」柚葉は二人に頭を下げて椅子に座った。それを見て二人も椅子に座った。「私達は笹塚のコンビニで深夜よく会うようになり茉白さんから声をかけられました。それから三人で茉白さんの家に行くようになり友達も居なかったし、良い友達が出来たと最初は思っていました。最初からハッカーだとはわかりませんでした。段々それが快感になっていくのがわかり、お金をお年寄りに配り始めた頃は良い事をしているなと勘違いするようになりました。まてまったお金も茉白さんから貰えたし。何不自由のない暮らしが出来ていました。バイトも楽しくて支店の店長へ抜擢されました。つくば市のパン屋クーロンヌです。」柚葉も淡々と話をした。「あんた、クーロンヌだって?あそこのパン屋美味しいだよ。行った事ないの?」茉央が飛鳥の顔を見た。「行った事ないし知らない?」飛鳥は茉央の顔を見て頭にハテナマークがついていた。「今度一緒に行こうよ。」茉央が飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「そうですね。紬ちゃんから聞きました。お二人ともつくば市の方でしたよね。お話は聞いておりました。美人のFBI捜査官が居る事。」柚葉は二人の顔を見て優しく微笑んだ。「薊さんも柊さんに誘われて訳が分からず始めたんですね。紬さん同様、減刑してもらいましょう?若いのだから無期懲役なんてもったいないです。私達の弁護士紹介します。是非検討してください。」茉央が柚葉の目を見ると涙を流していた。「皆と話あって検討します。抜け駆けはしたくないので。その時はよろしくお願いします。」柚葉は泣きながら二人の目を見つめた。立ち上がり二人に頭を下げて、奥のドアから出て行った。「次は主犯の柊茉白だな?」茉央が飛鳥の目を見つめた。「はい。みんな良い子なのに残念だわ!柊茉白は頭が切れそうだわ?たぶん。会うのが楽しみだわ。」茉央が飛鳥の目を見つめた。すると奥のドアから柊茉白が面会室に入って来た。茉白が面会室のガラスの向こうに立って二人に頭を下げた。「池田茉央FBI捜査官です。今回の事件の事で幾つか聞きたい事がありまして馳せ参じた次第です。よろしくお願いします。」茉央は茉白の目を見つめた。「中西飛鳥FBI捜査官です。面会の機会を設けてくださり有り難う御座いました。よろしくお願いします。」二人は直立不動で茉白の目を見つめて敬礼をした。「いや!こちらこそ有り難う御座います。」茉白は頭を下げて椅子に座った。それを見て二人も椅子に座った。「こちらから質問よろしいですか?私の作ったシステムの何処に穴を見つけましたか?池田茉央捜査官あなたが見破ったとお聞きしました。」茉白が茉央の目を見て尋ねた。「そうね。色々な国をまたいて通信されていましたが日本の何処から発信してるかすぐにバレバレでしたよ。後は完璧でした。あなた、良いSEですね。私の数倍上を飛んで居ました。あなたもそれが穴だと知っていましたね。だから東京からつくば市に引っ越した。図星じゃないですか?何で修整しなかったのですか?あなたくらいならチョチョっと出来たはずですよ。ある程度やったら捕まる気でやってましたね。覚悟の上のシステムだったんですね。流石だわ。そこまで計算するとは?恐れ入った!天才だね。超一流だよ。柊さん?誰にも出来る芸当じゃない?後あなた、現金の出入りを削除しましたね。私達は警察ではありまはせんからそれは言いません。黙ってます。ビットコインですね?もし、出られたら利子が貯まっていますから。流石だな?勉強になります。お幾ら貯めたんですか?ゲスの勘ぐりで申し訳ありません。」茉央な茉白の目を見つめニヤリと笑った。「弐百億円です。出られたら三人でわけます。一生遊んで暮らします。」茉白が茉央の目を見つめてニヤリと笑った。「あっ!そんなに羨ましい。私だったら由布院で湯治いたします。相棒と二人で」茉央が飛鳥の顔をチラリ見て茉白の顔を見た。「それ良いですね。私達出られましたら由布院にいますから池田さん。訪ねてきてください。あなたとでしたら一晩では足りないくらい話せます。後不思議な事が裁判でありまして減刑の審議が1回もされずに刑が結審されたんです。沢山の減刑を求めるメッセージが私の所にはきていました。それなのに一度もです。もみ消されましたね。良かったら調べていただけませんか?お願いします。私のアカウント教えます。whiteaogel4256です。」茉白が茉央の目を見た。飛鳥がメモを取った。「弁護士は誰だった?国選か?やる気なかったな?ふざけやがって!名前は?」茉央が怒りを見せた。「最初つくば市の有名な弁護士に依頼したんですが勝ち目がないとあっさりことわられました。そして、羽生田と言う茨城つくば支部の国選です。」茉白は茉央の目を見つめた。「紬さんと柚葉さんにも言ったんだが減刑の裁判やり直しを訴えでる。うちのFBI本部に優秀な弁護士がいる、

。郡司唯と言う東大出の女弁護士だ。期待してくれ。」茉央が茉白の目を見つめてニヤリと笑った。「柊さん。本日は有り難う。参考になりました。お体お大事に。また、来ます。さようなら。有り難う御座いました。」茉央と飛鳥が立ち上がり茉白に向かって敬礼をした。「こちらこそ有り難う御座いました。」茉白は小さな声で二人に頭を下げた。それから半年後、再審が始まった。郡司唯弁護士の圧倒的な論客に検事達もたじろぎミスと証拠隠滅を認め、新しい判決が出た。異例である。執行猶予が3年付いて実刑懲役10年と減刑された。紬の差し押さえられたNSXは返された。郡司唯弁護士は見事勝利した。即日、三人は釈放され、つくばのマンションにもどらず、三人で由布院に湯治に行った。移動制限は付いていなかった。完全勝利だった。一週間後、三人は大分のお土産をもってつくばのFBI支所に顔を出した。三人は、竹園のマンションに居づらくなり、飛鳥の家の裏に土地を購入しファミリーホームで家を建てた。上河原崎の住民になるのは10年後だった。それまで三人は飛鳥の家に居候してくらした。保釈期限がきて拘置所に逆もどりした。三人の荷物とピアノと紬のNSXは飛鳥の家にある。軽自動車2台は.買った土地にガレージを先に作りそこに置いてある。間取りは飛鳥の家と同じである。三人のマンションは飛鳥の会社で買い取り第三者に貸し出した。茉央とマークはみどりのの茉央の家に住んだ。茉央と飛鳥とマークは毎日つくばエクスプレスで東京まで通った。茉央と飛鳥は出勤すると地下に潜ってガンの練習を欠かさずやった。腕前は相当なレベルまで上がった。ハッカー攻撃はしばらくやらなかった。その代わり特殊詐欺や嫌がらせメッセージなどを摘発する警察の応援に回った。トムキャットに代わるハッカー集団が現れたのもそんな時期だった。【憂国革命隊】を名乗るハッカー集団だった。やっぱり狙われたのはトヨタグループだった。茉央と飛鳥はトヨタ本社に詰めた。あらゆる角度から穴をさがした。やはり通信に欠陥を見つけた。今度はNTTドコモが狙われた。NTTドコモ本社に詰めた。今度も通信に瑕疵を見つけ、また、茨城県守谷市のアジトを突き止めた。トムキャットと一緒だった。色々な国を迂回しているので安心して疎かになる箇所だった。大元が駄目であった、素人集団がと茉央は嘲笑った。守谷市のアジトは茉央の予想どうりマンションの5階だった。やはり、集合住宅は回線がヤバいのだ。アメリカにいるマイケルが一戸建てにこだわる理由がわかった。システムの問題も間違いなくあったし、集合回線になるので見つかり安いのだと結論付けた。マイケルにメールで相談すると「シュア」と一言返って来た。茉央はマイケルの作ったシステムを解析したが瑕疵はまるでなかった。完璧だった。「こんなもん。作れんのかい?」茉央が事務所で大きな声で怒鳴ると飛鳥がビックリした顔で茉央を見た。「ごめん。ごめん。マイケルの作ったシステムに感動しちゃた!」茉央が飛鳥に謝った。茉央と飛鳥は週末は必ずつくばサーキットでバトルを繰り広げていた。この日は、天宝喜琢磨さんと三人で走っていた。GRヤリス3台だ。茉央と飛鳥がホームストレートを230キロで走っていたら後ろから天宝喜琢磨さんのGRヤリスにホームストレートでぶち抜かれ二人は熱くなっていた。中身は一緒なのに何が違うの?茉央はわけが分からなかった。飛鳥の車だけは少しだけ馬力が落ちている旧型だったが運転テクニックがカバーしていた。琢磨さんも運転テクニックなのか?と思うと茉央はいてもたってもいられなく、琢磨さんの後ろを追っかけた。尻につくことは出来なかった。琢磨さんはブレーキを踏まないのはわかった。ブレーキランプがつかないのですぐわかった。シフトチェンジだけでコントロールしていた。茉央は怖くてブレーキを踏んでしまう。自分と戦っていた。琢磨さんはピットレーンに入ったので茉央もピットレーンに入ってピットに戻った。ピットは沢山のドライバーでいっぱいだった。車を降りた茉央は黒のレーシングスーツにグローブにブーツ、ヘルメットまでオールブラックだった。後から飛鳥もピットに戻って来た。飛鳥の姿はオールレッドだった。琢磨さんはオールホワイトだった。三者三様だった。月曜日、火曜日、水曜日のガンの練習を終えた。飛鳥が「茉央先輩、旦那様のマークさんと私の三人で帰り新橋に飲みにいきませんか?お見せしたい物があるので?」飛鳥が茉央の顔を見た。「新橋なんて珍しいわね。良い男見つけたの?」茉央がニヤニヤしながら飛鳥の顔を覗き込んだ。「嫌!男じゃなくて女だよ。毎週水曜日に居酒屋の前で歌を歌っている路上シンガーソングライターがいるんだよ。ユーチューブで見たことない?私の推しの一人なんだ?是非付き合ってください。私が奢りますから。とうとう?女に走ったかと思ったでしょう?」飛鳥は茉央の顔を見てニコリ微笑んだ。「それは思わない!女に走るならまず私を襲うでしょうに?付き合うよ。連れてって!」茉央は飛鳥の顔を見て優しく微笑んだ。「今日はうちに泊まりなよ。その子、見た事あるかも国立音大生の梅澤美織ちゃん。歌上手いよね。飛鳥も登録者なの?私もだよ。」茉央が飛鳥の顔を見てニヤリ微笑んだ。飛鳥は茉央も知っていたんだと感激した。「ホイットニーヒューストンの歌上手いんだよ。英語の発音も完璧でさあ!」飛鳥感激して茉央に抱きついた。


これにて、この作品は完結いたしました。長い間、お付き合い有り難う御座いました。今後スピンオフなどで茉央と飛鳥のFBI捜査官が登場する場面を作りたいと考えます。お読みくださり有り難う御座いました。作者。次回作品はタイトル【ワンヒットワンダーran to you】一発屋歌手の苦難を描きます。お楽しみに。投稿は活動報告欄から発表いたします。予定では4月後半になります。

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