大乱闘編
今回とある一人が倒れますwwww
scene ディノ・アイル組
sideアイル
初めまして…………かな?アイルって言うんだ。宜しく頼むぜ。
それにしても…………こいつ…………何者なんだ…………
俺達が相手にしているのはやけにがたいの良い奴だ。そして……その手には1mはあろうかと思われる大剣が…………
「アイルさん…………」
っと……ディノが話し掛けてきたな
敵に隙を見せずに応対しないとな…………
「どうした?ディノ…………」
「……僕が時間稼ぎをします。その間にあの一撃で仕留めれる技の準備をお願いします…………」
「な!?しかし……あの技を発動するには仲間との距離が…………」
そう。あの技を使えば確かに敵を一撃で仕留めれる。だが…………詠唱時間が長い上にある程度のスペースが必要だ……もしこのまま使うとしたら誰かが犠牲になってしまう…………
「大丈夫ですよ。僕がアイツをあっちのスペースに誘導します。…………ですから、お願いします。あの技を使って下さい。」
「ッ!?」
…………ディノの目は本気の様だな。
「分かった。発動したら3秒のタイムラグが発生する。その間に逃げてくれよ?」
「前よりもタイムラグが短くなったんですね…………了解ですっ!!」
そういうとディノは走り出した。
戦っている姿からするとアイツは近距離型らしいな…………
さてと…………俺も詠唱に移るか。
「äýçôáêÿðèçìôÿßíâóîçèëþðœáêîçðëýö……」(※適当です。)
「うわっ!?…………くそおっ!!」
……くっ。手助けに行きたいが俺ができるのはこの技で敵を潰す事だけ!!頼む…………時間を……稼いでくれ!!
アイルの技詠唱完了まで残り3分
sceneイーノン&トビー組
sideイーノン
お?初めてかな。
僕はイーノン。チームアルフェッドに最近加入した魔法使いだ。僕らが相手にしているのは小柄な相手……手には黒い石の填めてある杖……恐らく魔法使いなのだろう…………
「あいつ……魔法使いの可能性がありますよねっ…………気を付けないと。」
「ああ…………まずは小手調べに……ウィット!」
僕は手早く詠唱を終えると人差し指から小さめのカマイタチを作り出し相手に飛ばしてみた。
「…………暗黒球」
すると相手も杖の先に小型の黒い球を作り出すとカマイタチを吸い込んだ。
すると少し球の大きさが大きくなった…………
「……何か来るよっ!」
「……射出」
トビーの言葉を聞いた瞬間に相手の黒い球から黒いカマイタチがいくつも射出されてきた!!
飛んできたカマイタチを僕は自分の武器である短剣(普通のダガーナイフ)で叩き落としていく……
そしてトビーはと言うと…………
「聖球!!」
杖の先に光輝く小さな球を出してそれを飛んでくるカマイタチに当てて相殺していた…………
それを見ながら僕はある仮説をたてた。
『あの技は相手の攻撃を吸収&威力を上げて射出するカウンター技なのでは?』
と…………
そしてそれを確認するためにトビーと話し合い、攻撃をしないでみると……案の定、敵は攻撃を仕掛けてこない。
それを見たトビーは……
「ねぇ……あの合体技行かない?」
「そうか……それもありかもな♪」
その言葉を聞いた僕はコクンと頷いてトビーと一緒に詠唱を始める……この技は共に詠唱時間が長めだからねぇ…………でも今回のような相手なら簡単に出来るんだ。
「ìôýæâêœëõïïÿïäóðïêöœïôøïæãõøæåãìïðôöðçåëïññåììôôáôÿï」(※適当です)
「ééêõôêìæîõêñðöÿåíöøìœÿììâõîôëïôïöôîÿäõîçöææýëìïâñèæõô」(※適当d(ry)
トビー&イーノン詠唱完了まで残り2分
sceneキラ&タクミ組
sideキラ
「…………火炎球・中」
「クッ…………反射盾・IIッ!!」
俺は今かなり苦戦を強いられている……
何故かと聞かれれば色々理由はあるがやはり大きいのは
『大切な仲間を守りながら戦っている』
だろう。無理に動きすぎると俺の後ろにいるタクミが攻撃をくらう可能性があるから動きを最小限に押さえなくてはならない。しかも……
『自分自身が攻撃技を持っていない』
事も拍車を掛けているのだろう。
一応攻撃を跳ね返す事や相手を拘束する事は可能だが……跳ね返しても、敵に相殺されてしまう。
拘束も中距離攻撃のため魔法を当てられると消滅する。
つまり相手にダメージを与えれておらず、相手の攻撃を最小限の動きでかわさなくてはならず行動範囲が狭いのだ。
『ならばタクミと共に戦えば良いのでは?』
と思う方もいるとは思うが……ーつ思い出して欲しい。
あいつらはタクミを狙っていると思われるんだ。
そんな状況でタクミを戦えば確実にタクミが優先的に狙われるだろう…………
そうなると元も子もないので却下。
「火炎球・乱射」
「くっ……反射盾鎧!!」
相手の連続攻撃を耐えしのぐため、かなり堅い筈の鎧状の盾をタクミも一緒に纏わせるが…………
パリィィン
「なっ!(急ごしらえだったから耐久力に不安はあったが……消えてしまったか!)」
最後の球が当たると共に鎧が砕け散った…………
「…………早く山崎匠を渡せ……さすればお前たちの命を助けてやろう…………」
「ハァ……ハァ…………誰が……大切な……弟子を渡すかよ!!俺は……絶対に……こいつの手を…………離さない!!」
敵の提案を息切れしつつも足蹴にする。
タクミと一緒に少しずつ後ずさる…………
すると……敵はユラリと動いたかと思うと…………
「…………残念だ……命を奪うのは自分は嫌なのだが……仕方ない…………」
「!!??」
いつの間にか俺の目の前に立って俺の腹にナイフを突き刺した
「ガハッ…………(い……いつの間に…………見えなかった…………)タ……クミ…………逃げ……ろ…………」
「キラ兄さんっ!?」
バタッ……
俺はなんとか言葉を振り絞るとそのまま意識を手放した…………
結局……俺は大切な人達を守れないのかな…………
はい。俺でした(笑)
次回は他の二組にスポットを当てますよ~♪




