第7話・楽しい学校
「 昨日は突然すいませんでした。 」
朋美が綺凛と恋斗に頭を下げた。
朋美なりに突然家に行った事を反省しているようだ。
「 家で遊んだ事?あたしは楽しかったよ! 」
「 俺も久しぶりに友達を家に上げたから楽しかった。 」
「 ほ、ホントですか!?ありがとうございます! 」
朋美が涙目で言うと、綺凛と恋斗は苦笑いをしながら、
「 敬語は抜いていこ?あたし達、家で遊んだ仲だよ? 」
「 そうそう。堅苦しいのは無しでさ、仲良くしよ! 」
「 綺凛さん。恋斗くん。ありがとう! 」
2人の手を握りながら言うと、数人の生徒が集まってきた。
『 昨日2人と遊んだの!? 』
『 いいなー。私も仲良くなりたーい! 』
『 れ、恋斗様と仲良く・・・ 』
『 誰か〜!保健室に運んであげて〜! 』
「 何を騒いでいるんですか。早く席に着きなさい。」
百合が授業の準備を持って教室に入ってくると朋美が、
「 白川先生・・・いえ、百合先生!昨日は無礼な態度とご迷惑をお掛けしました。すいませんでした! 」
「 昨日の帰りに言ったでしょ?分かったならいいのよ。これからも遊びに来てくださいね。この子達は友達が少ないので。 」
百合が冗談っぽく言うと、
『 遊びに来てってどうゆう事・・・ 』
『 美加月さんは綺凛さんの家に行ったはず・・・ 』
『 白川先生!説明して下さーい! 』
「 騒がしいですよ。黒川さんの家はシェアハウスをしていて、この2人が産まれる前から先生は仲良くさせて貰っていて、住まわせて貰っているだけですよ。 」
ピタッと空気が止まり、生徒全員が黙った。
「 はい。では授業を始めます。 」
百合の担当科目は数学で、黒板にスラスラと
数式を書いていった。
昼休み。
給食を食べ終わりダラダラしていた恋斗の所へ
数少ない友達がやって来た。
「 どうよ調子は?僕は絶好調だよ! 」
少し長めの黒髪で一見すると男子に見える、隣のクラスの女生徒。
・早乙女愛叶
幼稚園から綺凛、恋斗の幼なじみでサバサバした性格。
恋斗に黄色い声援を送らない数少ない友達。
「 よぉ愛叶!最近肩が凝ってて、絶好調とは言えないな。 」
「 綺凛に逆らってるんでしょ〜。昔みたいに絆創膏、貼ってあげようか? 」
「 ガキじゃないんだから自分で貼れるよ。愛叶こそ昔みたいに、女子からのラブレター俺が断ってやろうか? 」
「 こっちのセリフよ。 」
冗談を言って笑い合いながら小突きあっていると、
「 相変わらずお似合いね〜。愛叶はあたしのなのに〜!」
綺凛が冗談を言いながら会話に加わった。
どんどん盛り上げて行く予定です。
お楽しみください┏●




