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終わって始めた花畑  作者: SHELLY・BOSS
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第4話・衝撃

「 すっごーい!3階建てなんですね! 」


朋美は花畑荘を見上げて声を上げた。


「 とりあえず入って。あんたがお茶出してよ。 」


「 俺かよ。母さんにしてもらえばいいだろ。 」


グチグチ言い合いながら、3人は玄関をくぐった。


「「 ただいまー! 」」


「 お、おじゃまします。 」


「 おかえり。友達か?お前たちが誰か連れてくるなんて珍しいな 」


良太がリビングから出てきて、朋美に手を差し出した。


「 どうも。黒川良太です。狭いけど上がっていって。 」


「 は、初めまして!美加月朋美です!おふたりのファンクラブ会長をさせて頂いてます! 」


朋美が緊張しながら言うと、


「 ファンクラブ!?お前たちモテるんだな。 ささ。お茶でも飲んでって。 」


リビングに案内して、良太がお茶入れる間に3人は食卓に座った。


「 どうぞ。ただの緑茶だけど。 」


「 ありがとうございます!本日はお話があっておじゃまさせて貰いました。 」


朋美はお茶を1口飲んで、良太の目を見ながら言った。


「 それは興味深いな。聞かせて貰うよ。 」


良太は椅子に深く腰掛けて真剣な顔になった。


「 実はですね。副担任の白川先生がおふたりの事を名前で呼び捨てにして呼んでまして。私としては学校側に、問題があると思いましてご両親にお伝えしたいと思いまして。 」


「 なるほど・・・仲がいい関係なら呼び捨てでも構わないと思うけど、美加月さんはどう思う? 」


「 私が知る限りでは、授業や部活。私生活で接点は無かったので問題だと思います。 」


「 接点が無かった? 」


良太は驚いた顔をして、恋斗と綺凛を見た。


「 お前ら話してないのか? 」


「 学校側には百合さんから話してると思うけど・・・ 」


「 俺は友達には言ってる。こいつが言ってないだけ。 」


朋美がポカーンとした顔をしていると、


「「 ただいまー。 」」


「 噂をすればだな。2人とも来てくれー! 」


リビングに百合と撫子が入ってきた。


「 え!?青山さんと白川先生!!? 」


「 誰だっけ? 」


「 美加月さんですか。いらっしゃい。 」


撫子は気にも止めずに冷蔵庫を開けて、ジュースを飲み出した。

百合はあまり驚いていない。


「 な、なんで先生達がここに?それに、ただいまって・・・ 」


「 何を言っているの?ここはわたくし達の家でもあるのよ? 」


百合はヤレヤレといった感じで、恋斗と綺凛を見て、


「 教えなかったのね。2人にはお仕置きが待ってますからね。 」


笑顔で言うと、自分の席に座りノートに問題を書き出した。


「 ご、ごめんって!優しい問題にして? 」


「 俺も謝るからさ!百合さん優しんだから俺達にも優しくしてよ〜。 」


朋美は口をパクパクさせて放心していた。

そろそろ登場人物の紹介をしないと・・・


お楽しみください┏●

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