新たな家族
皐月と共に部屋へと行った牡丹は、まだ少し温かい布団へと座った。皐月は牡丹の正面に座ると、真剣な顔で話を始めた。
「 さっきのイタズラでどれだけ良太くんが好きか、ハッキリと分かった。金蘭ちゃんから話は聞いてるとけど、あんた自身にも言いとくで。 良太くんの子供を産む気はあるんか? 」
牡丹は一瞬驚いたが皐月の、母の目を見てしっかりと、
「 アタシは良太と一生を過ごしたい。子供も作って、孫も曾孫も見てから、良太と終わりたい。 」
牡丹が自分の考えを言うと皐月が、
「 よっしゃ。許したる!あんたと良太くんが結婚出来るように、ウチが美咲を説得したるさかい、任せとき!行くで! 」
そう言うと、皐月は驚く牡丹を引きずりながら、良太の部屋。美咲が寝ている部屋へと突撃した。道中リビングを通ると良太と目が合い、
金蘭と向日葵の姿は見えなかった。
「 美咲!ちょっとええか!? 」
皐月は美咲を起こして、床に座った。
「 こんな時間にどうしたん?って呼び捨てって事は真剣な話なんだね皐月。 」
美咲は体を起こし、座って真剣な顔をした。
「 さすがあの人の娘やな。単刀直入に言うで。 美咲の息子、良太くんをウチの娘、牡丹の嫁にくれへんか? 」
「 そんな事!?そんな事で起こしたの?呆れた。私からお願いしようとしてたのに、先越されたわね。 」
美咲がそう言うと皐月は笑いながら、
「 やっぱりか。そうやと思ってたんや!ウチの勘もまだ働いてるなぁ。 」
2人が笑っていると、牡丹が不思議そうに、
「 それって、結婚を許すって事なん? 」
牡丹が聞くと、さらに笑って2人して、
「「 もちろん! 」」
と言われ、牡丹は涙が出た。
そんな様子を不思議に思ったのか、良太が部屋に入って来て、
「 夜中になんの話しを?って牡丹!なんで泣いてるんだ!まさか・・・ 」
良太は美咲と皐月を睨んだ。
「 親に向かってその目はアカンやろ〜。結婚無しにしてまうで〜? 」
皐月が笑いながら言うと、美咲が、
「 良太と牡丹ちゃんの結婚を許可したの。牡丹ちゃんは嬉し泣きしているだけ。 」
優しく美咲が言うと、良太は「 は? 」とゆう顔になって、牡丹を見た。
「 アタシ達、結婚出来るんだって。良太が良ければやけど・・・ 」
「 もちろん、良いに決まってるだろ!お義母さん、牡丹を俺に下さい! 」
良太は皐月に土下座をして言った。
「 下さいもなんも、もう許したって! 」
良太の肩に手を置きながら、皐月は言った。
「 ウチらは家族や。書類とか面倒なんは後回しで、結婚は許したる。 」
「 牡丹ちゃん泣かせたらこの家貰うからね。 しっかりしなよ良太!」
良太は牡丹の涙を指で拭い、ジッと見つめあった。
結婚まで話を進めてみました。
次話もお楽しみください┏●




