表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<ガイア>列伝  作者: 樹実源峰
はじまりの物語
2/69

勇者の邂逅

前回はエラー表示され何回も送った結果重複してしまいました。

はじめてってこわいですね

王様より勇者だと任ぜられた後、俺は隣町のグリアの『古里亭』にて飲んでいた。飲んでいたと言っても酒ではない。飲める歳ではないので、あしからず。


「いきなり勇者と言われても、ねぇ…。何をすればいいのか…」


と俺が独り言を言っていると背後から声をかけられた。


「あら?最初は普通に仲間を探すべきではないのですか?」


女の声だった。聞き覚えはないし、この町は初めてで知り合いもいない。厄介な独り言を聞かれたなぁと思って振り返ると…


そこに美少女がいた。腰まで届きそうな黒髪、スラリと伸びた手足、そして豊満なむ…ここは触れないでおこう。初めて会う女性をそんな目で見るなんて失礼すぎる。


ただ、俺は彼女を知っていた。いや、初対面だが俺の方は知っていた。


彼女はよく新聞などで見るA級勇者である。名前を姫川優香という。巷では美少女勇者と呼ばれ、ファンクラブまである彼女がなぜこんな所に?


こちらの疑問はそれとして、当の姫川さんは俺の返答がないせいかオロオロしていた。


「ど、どうしましょう、私ったら失礼なことを?」


「あ、いや…」


思わず見とれてただけだとか言おうとしたことを思い止まった。いや、この勇者ってばすごい熱狂的ファンが多くて告白すると失敗したとして、『下賤な言葉を吐くな』→半死、成功したところで『貴様、我らの神を誑かしたな?』→完全な死。うむ、実に完結でわかりやすいのぉ。


さて、それはさておき返事を返す。


「えーと、初めまして姫川さん。…あー、よろしく?」


チキンな俺にはよろしくとしか言えねーよ。


「あれ?なんで私の名前を?」


なんとこの人自分の有名さを知らないか。きょとんとして首を傾げる姫川さん…ああもう、可愛いなぁ!…おっといかん。さて、ここで俺の選ぶ選択肢は…


1.いや、新聞とかでよく見るからね。

2.フッ、俺は君と逢う為に生まれてきたからな

3.そんなことはどうでもいいさ。そんなことより俺とイイコトしない?


…さては理性がすこし吹っ飛んでるな、俺。


「いや、新聞とかでよく見るからね」


勇者の癖にチキンな俺らしい当たり障りない返事を返す。


「あ、そうでしたか。いえ、たまに『俺は君と逢う為に生まれてきたからな』とか言う人がいて困っちゃうんですよ」


いや!?俺は別にぃ、そそそんなこと思ってななないよ?


「え、あ〜確かにそれは困るよね」


一歩間違えてたらお前が言ってたろとか、言うな。そこのお前ら。


「そうそう、俺の名前は如月海斗だ」


名乗り返すのを忘れていたので名乗り返すと

「ふふ、知ってますよ」


とイタズラっぽく笑う姫川さん。…やばい、理性にヒビが入った。って、あれ?


「ん?え?なんで?」

そう聞くと姫川さんはビクリとした。…ハハァン、さてはヒロインがこちらを前から好きだった的なフラグか?神様、アンタも粋なことするねぇ。


「あの、その、王様にクエストの終了を報告する時に、耳に入って…」


なるほどなるほど、神様。上げてから落とすってやつな。いい趣味してんな。


「えっと、ですね、それで…」


うん、もういいよ。何言っても。何を言われても、動じない自信があるよ。


「付き合ってください」


俺は世界がきっとおそらく夢であったなんて事を悟った…気がする。

はふぅ、書き切りました。コメントとかありましたら寄せてください。励みになります。


※一月四日更新!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ