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「へぇ。そういうこと。」
あたしはまだ、何も言ってませんけど?
あたしの言葉に雄輔さんはニヤリと笑った。
「聞くまで帰らねーって言ったよなぁ。
で、言いたくないってことは、
オレにずっとここにいろってことだよなぁ。
ま、オレはそれはそれで嬉しいけどな。」
・・・・・・・・・なんですと?
そう来るか・・・・
「はぁ・・・何なのよ一体・・・・」
ボソッとつぶやいたあたしに雄輔さんは真面目な顔して言った。
「言わなきゃ分かんねーの。
そうやって一人で抱えてても
何も解決なんてしねーぞ。」
そうなんだよね。そんなことわかってる。
だけど・・・・・・
でも・・・・・・
あたしは覚悟を決めた。
「あのね・・・」
口を開き始めたあたしを雄輔さんはじっと見つめている。
「後輩の子を助けるのは当たり前だと思う。
だけど、そうしょっちゅう呼び出すのは
先輩後輩の域を超えてると思う。」
「そりゃそうだけどさ、困ってるヤツが
目の前にいんのにほっとけねーだろ。」
ほら、正論で来た。
「んなことわかってるわよ!
でも、何かある度に呼びつけられて出かけてくのを
あたしはイヤだって言ってんの!」
プチンと何かが切れてあたしは叫んだ。
「おい・・・・・」
どん引きされようが呆れられようが、
もうあふれ出した言葉を止めることが出来ない。
「どんな理由があったって、
自分の好きな人が他の女の人に優しくして
自分一人で残されるなんて
どんなに悲しいか考えたことあるの!
バカ!」
言いたいことだけ言ってうわぁーーんと本気で泣き崩れたあたし。
後で考えると、なんて恥ずかしい・・・
でもこの時はもうどうしようもなくて・・
そしてその後の雄輔さんには
思いもよらない行動を取られ
あたしは別の意味で途方に暮れることになった。




