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さくら咲く  作者: みほ
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「で・・・・助けついでっていうことで。」


ニカッと笑って雄輔さんは続けた。




「飯でも食わしてくれねー?


コンビニ弁当も大概飽きてさぁ。」




・・・・・・・・・・・・・




ま、一人暮らしの人ならコンビニ弁当は


お世話になることも多いだろう。


あたしは、幸か不幸か、自炊を子どものころから


仕込まれてたこともあり、


コンビニ弁当はあまり好きではない。


味が濃い。野菜が少ない。


何だか優しさが感じられない。


当たり前なんだけど。




そういう感覚に育ててくれた両親に


あたしはひそかに感謝している。




「じゃ・・・・お礼ということで・・・・


でも、荷物持ちお願いしますね。」


「オッケー、そんくらいお安い御用だ。」




あたしは近くのスーパーに寄ると


野菜やお肉、お魚を買い込んだ。


せっかくなのでみりんに醤油に料理酒も。


重いものはこの際買っておこう・・・・


あ・・・味噌も。




「これ、今日いるもんじゃねーな・・・・」


手に食いこむ袋を提げながら


雄輔さんが苦笑する。




「重たかったら自分で持って帰りますから


貸してください。」


そう言ってあたしは袋に手をかけると


「そういうかわいくねー言い方はしない方がいいぞ。」


と、真面目に言われカチンときた。




「どうせ可愛い女じゃありませんから。」


何でこんな人と歩いてるんだろうと


小さくため息をつきながら歩いた。


可愛いオンナなんてあたしの中どこ探してもいやしない。


男勝り。負けず嫌い。勝利はもぎ取る。


オトコにしたら、ホント始末の悪いオンナだろう。


甘えるとか、尽くすとか、そういうキャラじゃないから。




部屋に着くと、


「テレビでも見ててください。」


と、リモコンを渡して奥の部屋へとさっさと入る。




・・・・・いつもの部屋着じゃマズイかな・・・・


大きなボンボンさんのついたチュニックを手に取る。


これ、楽なんだよね。これでいっか・・・




ふんわりゆったりした部屋着に着替えて


台所に行くと、夕飯の支度をした。


お味噌汁と野菜炒めを並行して作りながら


お肉の下ごしらえ。


簡単に塩麹焼きにしよう・・・




最近ハマってる塩麹をとりだす。


簡単で味付けいらず。




野菜炒めとお味噌汁が出来る頃には


いい感じにお肉になじんでる。




帰宅時間に合わせてタイマーをセットしていたので


ごはんもホカホカ♪




日本人だもの♪


炊きたてのお米って最高だわ♪




一人分ずつ盛りつけてリビングに運んだ。


「おまたせしました・・・?」




そこで見た光景にあたしは目を疑った。


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