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さくら咲く  作者: みほ
23/110

23

「親睦会兼ねて、飲みに行くぞぉ~。」


いきなりその日の午後、


雄輔さんがあたしたちに宣言した。



「いいわね。もちろん行くわよね。」


片桐さんがここぞとばかりに


その話に乗ろうとしている。



「あたしは・・用事が・・・」


「いいねぇ、じゃぁ、今日はあたしがおごろうかね。」


あたしの言葉を遮るように


店長が言葉をかぶせてきた。



「やったぁ!さすが店長!」


「あたし、店予約しときます。全員参加でいいですね♪」


片桐さんが素早く言う。


「駅近くのいつものとこでね。」


店長の言葉に、


「了解です!」


と、雄輔さんが敬礼した。



「あんたも参加。これも仕事。いいね?」


店長があたしに念押しした。


・・・・・・・・・・・・



仕方ない。


参加すればいいんでしょ。参加すれば。






仕事の後、あたしは重い気分を引きずりながら


みんなについて行った。



案の定、片桐さんは雄輔さんにべったり。


雄輔さんもまんざらではないのか


別にいやがるようすもない。


ま、あたしには関係ないけど。



お店に入ると、にぎやかな声が聞こえる。


個室に案内されて、


あたしたちも注文した。


「じゃ、おつかれさーーん!」


と、グラスを掲げ、飲み会が始まった。


適当に飲んで帰ろう。


そう思っていたのに・・・・・・



トイレに出たその時、


運命としか言いようがない再会が


あたしを待ち受けていた。


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