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官僚主義、命令主義、法規・規律違反に反対しよう (一九五三年一月五日)

 これは、毛沢東同志が中国共産党中央のために起草した党内指示である。



 官僚主義、命令主義、法規・規律違反に反対することについて、われわれ各級指導機関の注意を喚起すべきである。

 わが党は「三反」運動のなかで、中央、大行政区、省・市、軍区の四段階にわたる多くの工作要員のなかに存在する汚職、浪費という二つの問題をほぼ解決し、多くの指導者がその指導下にある一般要員から浮きあがっているという一部の官僚主義の問題をもほぼ解決した。しかし、人民大衆の苦しみを知らず、自分の職場からやや離れた下部の状況を知らず、県、区、郷の三段階の幹部のなかに、命令主義を犯したり法規・規律に違反したりする悪人や悪事がたくさん存在していることを知らないか、またはこれらの悪人や悪事についてすこしは知っているが、見ても気にとめず、憤りをおぼえず、問題の重大さに感づかず、したがって、積極的な方法をとって、よい人を支持し、悪人を懲罰し、よい事を奨励し、悪事を一掃しようとはしない――こういった面での官僚主義は、多くの地区、多くの分野、多くの部門で、基本的にはまだ解決されていない。たとえば、人民からの投書の処理についても、ある省の人民政府では七万余通も処理されずにたまっているという。省以下の各段階の党組織と政府には人民の投書がどのくらいたまっているのか、われわれはまだ知らないが、少なからずあるものと想像される。これら人民の投書の大部分は、われわれに問題の解決を要求しているが、その多くは無法のかぎりをつくす幹部の犯罪行為を訴えており、すみやかに処理すべきものである。

 官僚主義と命令主義は、わが党とわが政府にとって、目下の大きな問題であるばかりでなく、これからの長い期間にわたっても大きな問題となるであろう。その社会的根源についていえば、それは人民にたいする反動支配階級の反動的作風(反人民的作風、国民党の作風)の残りかすのわが党とわが政府内におけるあらわれである。われわれの党組織と政府部門の指導任務と指導方法についていえば、それは工作任務を、政策限界や工作作風と結びつけてあたえなかった問題、つまり工作任務といっしょに政策限界と工作作風をくりかえし中級、下級幹部に指示しなかった問題である。それは各段階の幹部、とくに県、区、郷の三段階の幹部を審査しなかったか、または審査をよくやらなかった問題である。それは県、区、郷の三段階でまだ整党を展開しておらず、整党のなかで、命令主義に反対し、法規・規律違反分子を粛清するという闘争をまだ展開していない問題である。それはまたわれわれ専区以上の上級機関の工作要員のなかに、いまなお人民大衆の苦しみと末端組織の状況を知らず、それに関心をよせないという官僚主義が存在しており、これにたいしてまだ闘争を展開しておらず、一掃していない問題でもある。もしわれわれの指導任務が強化され、われわれの指導方法が改善されるならば、大衆に危害をあたえる官僚主義と命令主義はしだいに少なくなり、われわれの多くの党組織と政府部門は比較的早く国民党の作風から遠ざかることができる。そして、われわれの党組織と政府部門にもぐりこんだ多くの悪人を早く粛清し、目下存在している多くの悪事を早く一掃することができる。

 したがって、諸君は一九五三年に、型党、党建設およびその他の工作と結びつけ、人民の投書を処理することから着手して、官僚主義、命令主義、法規・規律違反分子の状況を点検し、かれらとの断固たる闘争を展開してもらいたい。官僚主義、命令主義、法規・規律違反の典型的な例は、みな新聞紙上で幅広く摘発すべきである。法規違反のゆゆしい者には法律の制裁をくわえなければならず、党員であれば党規処分に付さなければならない。各級党委員会は、大衆からひどく憎まれている法規・規律違反分子を懲罰し、党組織と政府部門から追放し、もっとも悪質な者は極刑に処して、人民の憤りをしずめ、またそれによって幹部と人民大衆を教育するという決意を固めるべきである。しかし、悪人や悪事に反対する幅広い闘争が一定の段階に達したときは、各地の典型的なよい人物やよい事例を調査、分析して、それを表彰し、全党にこれらのよい典型を見ならわせ、正気を発揚し、邪気を圧倒するようにすべきである。各地にはこうした典型的なよい人物やよい事例が少なからずあるにちがいない、とわれわれは信じている。



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