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緋色の初陣
未熟な作品ではありますがアルカ達ともに作者自身も成長出来るよう精進します。
少しでも楽しんでもらえれば幸いです。
屍肉、糞尿の腐った臭いがこの混沌とした戦場を覆い尽くしている。
怒号、鮮血、断末魔が戦場の至る所で上がっている。
アルカは、足下に倒れ込んだ兵士も見た。
兵士の腹は槍で貫かれ、血が湧き水の如く傷口から湧いて出て来ている。兵士は瞼を開いたままその眼は、天を見据え両手は腹に突き去った槍を引き抜こうと柄を力強く握りしめたまま絶命している。
哀れんでいる暇はない。
今は戦争をしているのだ。
心の隙が生まれれば次はこうなるのは自分自身かもしれないのだから。
「アルカ!後ろ」
声に従いくるりと背を向ける。
〈燐〉の兵士が槍を突き出す。
それを身を屈め躱すと瞬時に相手の間合いに踏み込み、鞘から太刀を抜く。
刹那である。
兵士の首が飛び、主を失った身体が首から血を天に向かい放ちながら地面に伏す。




