来訪 EP0-1 [ 姫と見習い】
新展開突入です。最近は花粉が酷く、花粉症患者である私も毎日苦しんでいます、花粉症の皆さま、どうか外出される際はマスクと目薬をお忘れなく!!
とある小さい国の大きなお城には、それはもう可愛らしいお姫様がいました。
肌は白く、髪の毛は童話に出てくるラプンツェルの如く美しい金髪、目はサファイヤの様に美しく、その声は聞くものすべてを魅了しました。
その姫の名はレイラ・レルジェント・シェルフォード姫。
お姫様は、まだ幼いですが、とても頭が良く齢5歳にして自分の国の政治を理解していました。
ある時、お姫様は父である王に尋ねました。
「お父様、どうして戦争は絶えないの?」
それを聞いた王は戸惑いながらこう言いました。
「人が人を傷つけたらやり返しをしようとする、それが国で起こると戦争になるんだ。」
さらに姫は尋ねました。
「どうしたら戦争は終わるの?」
「わからないさ、戦争なんて起こってはいけないんだ。だから、戦争を終わらせるより戦争を起こさせないという事を考えた方がいい。」
ニッコリと微笑んだ王の顔を見て、お姫様も笑って微笑みました。
ですが、その晩、王は殺されかかりました。
夜中の寝室で敵国の人間が王の命を奪おうと、王の眠っている間に王を斬ろうと剣を抜いていましたが、それは出来ませんでした。
何故なら、王を殺そうとしたものは首を斬られ、身体に自分の剣が刺さったまま死んでいました。
姫には言うなと王の命令でこの事は姫は知らずにいました。
そして、いつもの様に城の庭をお散歩していると見た事の無い少年が庭の手入れをしていました。
「あなたは誰?」
姫様が尋ねると少年は答えました。
「私は昨日からここで使用人見習いとして働かせていただいているものです」
見習いと言っている少年は姫様と同じくらいの年齢でした。
「お名前は?」
と聞くと、少年は少し困った顔になりこう答えました
「ツヴァイと申します」
ツヴァイと名乗る少年はお姫様にペコリと頭を下げ、庭の手入れに戻りました。
初めてであった同年代の男性にお姫様は興味心身でした。
暫く少年の庭の手入れを見ていました。
少年の手付きはとても手慣れており、あっという間に、大きな庭の、木の剪定、水やりを終えました。
「貴方凄いのね!庭師の息子か何か?」
ツヴァイは首を横に振る
「いえ、すみませんが、次は台所で皿洗いがあるので、失礼します。」
ツヴァイは頭を下げ台所へ向かいました。
姫様は不思議に思いました。
自分と出会った人は対外驚いたり、よそよそしくする人ばかりでしたが、この少年は驚いたような様子もなく普通にしていたからです。
ますます興味を持った姫様はその後も彼を付けました。
彼は雑用ばかりを忠実にこなし、使用人としては完璧に近い仕事ぶりでした。
そして、少年が休憩に入ると姫様は少年の座っている椅子の隣に座りました。
少年からも姫様からも話しかけずに、ただ座っているだけでしたが、姫様はチラチラと少年の顔を見ていました。
「何か用ですか?姫様?」
流石に気になったのか少年は口を開きました。
「い、いえ!べ、別に!!」
姫様はプイッと顔を見せないように、顔を背けました。
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
再び休憩所に静寂が走りました。
すると、城の中から悲鳴が聞こえました。
「キャアアアアアアアアアア・・・・・」
女性の悲鳴でした。
少年はバッと走り叫んだ方へ走り去っていきました。
姫様も後を追います。
廊下の門で少年の背中を見つけると姫様は息を上げながら少年に近づきました。
ですが、少年はバッとこちらを振り向き姫様の視界を目で塞ぎました。
「見てはいけません。姫様このままこちらへ・・・」
ですが好奇心の塊である姫様は少年の目隠しを外し、少年の背中の先にあるものを見てしまいました。
ですが、そこには真っ赤な液体が城の廊下のカーペットにびっしりと染みていました。
その場に倒れていたメイドが先程叫んだ張本人だと姫様は思いました。
そして、もう1人その場に倒れている人が居ました。
それは王様でした。
血が純白の服からしみ出し、辛うじて息をしていましたが、その通り、虫の息でした。
「お父様!!そんな・・・嫌ぁァァァァァァ」
そのままお姫様は気を失ってしまいました。
陰謀渦巻く城での出来事、当時の私は何もできなかったが・・・あの少年、ツヴァイと名乗ったあの男の子がその出来事に大きく関係していることを私は知る由もなかった。
絵本風に打ってみました。正直慣れませんね(笑)、打っている最中に文面がおかしくなってしまうことが多々発生、このEP0シリーズは全3篇で構成する予定です、お楽しみに!!




