表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
タワゴト  作者: 星野星華
2/10

リストカット

17歳でリストカットをした時、なぜか笑えた。

悲しくて苦しくて不安でたまらなかったのに。

そんなことをした自分が滑稽で笑えた。

そんなことで死ねるわけない。

でも死のうと思ってやってない。

憂さ晴らしだった。

誰かに気づかれても、気づかれなくても、そんなのはどうでもいい事だった。

最初に気づいたのは彼氏だった。

二歳年上で、優しくて、私を大事にしてくれて、私だけを好きだと言ってくれて、そして凶暴なくらい束縛屋だった。

愛情と執着は違うと言うが、同じだ。

少なくとも私にとっては。

リストカットに気づいた彼氏は怒った。

理由も聞かず、心配するわけでもなく、ただ大きな声で私を怒鳴りつけた。

"死にたいなら首を切れ"

何も言えなかった。

だって死にたいわけではなかったから。

憂さ晴らし。誰かを傷付けるわけにもいかないし、自分なら問題ない。傷なんてすぐに治るし、でも治ったらまた苦しくなる。

…そう思って何度も繰り返した。腕は傷だらけだ。

でも血の滲んだ赤い傷を見ると楽しくなった。やめられなくなった。

今度はリストカットに依存しているのだと思った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ