SIDE STORY 千尋ver
私、伊藤千尋。イベントの仕事をしてもうすぐ2年。最近彼氏がいないんだよねー。イベント会社も女性ばかりだし、出会いがないよー。今日が駅前で買い物をしていた。
「出・会・い・が・欲・し・い・なー。」
「ねえ、そこの彼女1人?」
いまどきナンパ?
「別に彼氏いるので。」
止めて。この状況を打破したい。
「いいじゃーん。遊ぼうよ。」
「やめてください。」
助けて。その瞬間、私の後ろから男の子が助けてくれた。
「ちょいちょい。すみません。この人、俺の連れなので。」
と言って私の手を引っ張って2人で逃げた。
「はあ~。大丈夫?怪我はない?」
「大丈夫です。」
「あなた本当は彼氏いないでしょ?」
ドンピシャリ…。
「いないですけど。それより…ありがとうございます。」
「でも...無事でよかった。」
この人、優しいな。名前だけでも聞いておこう。
「...名前教えてもらえませんか。」
「李塁です。...今度2人で会ってもらえるかな。」
デートの誘い?まあ優しいからデートしてみよ。
「良いですよ。アドレス教えてください。」
何だかんだで3回目のデートでいい感じになった。
「てか年上なんですね。ごめんなさいタメ口になってしまい。」
「別に私は気にしてないけど。」
「1回目で気づくべきだったな。」
「またタメ口。」
塁といると楽しい。
「千尋さん。俺と付き合ってください。」
告られたー。
「ごめん。私、友達としてしか見られなかった。気持ちは嬉しいよ。」
「………、大丈夫です。俺、千尋さんが好きになるまで待ちますから。」
待つんだ。
何でだろう。モヤモヤする。頭の中から塁が離れない。こういう時、優希君ならどうすんだろう?メールしようと。
“男の子に告白された時ってどうすればいい?”
“告白されたんですか?”
“された。”
“んでどうしたんですか?”
“フった。”
“でもその彼が好きなんですか?”
“うん。”
“早くしないと、その人に他の彼女出来るかもしれませんよ。(笑)”
“分かってるよ。”
塁…。
翌日塁をデートに誘った。
「ごめんなさい。待ちました?」
「うん大丈夫。私ね、塁が好きだよ。付き合おう。」
「やったーー。」
嬉しそう。
「これからもよろしくね。塁。」
この人をずーと愛し続けます。 終わり




