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再び  作者: ユアサヒトミ
16/16

SIDE STORY 千尋ver

私、伊藤千尋。イベントの仕事をしてもうすぐ2年。最近彼氏がいないんだよねー。イベント会社も女性ばかりだし、出会いがないよー。今日が駅前で買い物をしていた。

「出・会・い・が・欲・し・い・なー。」

「ねえ、そこの彼女1人?」

いまどきナンパ?

「別に彼氏いるので。」

止めて。この状況を打破したい。

「いいじゃーん。遊ぼうよ。」

「やめてください。」

助けて。その瞬間、私の後ろから男の子が助けてくれた。

「ちょいちょい。すみません。この人、俺の連れなので。」

と言って私の手を引っ張って2人で逃げた。



「はあ~。大丈夫?怪我はない?」

「大丈夫です。」

「あなた本当は彼氏いないでしょ?」

ドンピシャリ…。

「いないですけど。それより…ありがとうございます。」

「でも...無事でよかった。」

この人、優しいな。名前だけでも聞いておこう。

「...名前教えてもらえませんか。」

「李塁です。...今度2人で会ってもらえるかな。」

デートの誘い?まあ優しいからデートしてみよ。

「良いですよ。アドレス教えてください。」



何だかんだで3回目のデートでいい感じになった。

「てか年上なんですね。ごめんなさいタメ口になってしまい。」

「別に私は気にしてないけど。」

「1回目で気づくべきだったな。」

「またタメ口。」

塁といると楽しい。

「千尋さん。俺と付き合ってください。」

告られたー。

「ごめん。私、友達としてしか見られなかった。気持ちは嬉しいよ。」

「………、大丈夫です。俺、千尋さんが好きになるまで待ちますから。」

待つんだ。



何でだろう。モヤモヤする。頭の中から塁が離れない。こういう時、優希君ならどうすんだろう?メールしようと。

“男の子に告白された時ってどうすればいい?”

“告白されたんですか?”

“された。”

“んでどうしたんですか?”

“フった。”

“でもその彼が好きなんですか?”

“うん。”

“早くしないと、その人に他の彼女出来るかもしれませんよ。(笑)”

“分かってるよ。”

塁…。



翌日塁をデートに誘った。

「ごめんなさい。待ちました?」

「うん大丈夫。私ね、塁が好きだよ。付き合おう。」

「やったーー。」

嬉しそう。

「これからもよろしくね。塁。」

この人をずーと愛し続けます。   終わり

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