その10
「…話があるの」
「どうしたんだ?いきなり改まって」
「私と別れて」
「…っな」
「他に一緒にいたい人ができたの」
「……」
「だから…」
「もう、何を言っても無駄、なんだな」
「孝のこと嫌いになったわけじゃない、」
「けどもう駄目、なんだな」
「ごめんなさい…」
「謝らなくて良いさ」
「今までありがとう」
「ああ、ありがとな」
「じゃあ」
「じゃ、な」
「…………………………」
「っていうね夢を見たの」
「…………」
「深層心理ってやつかな」
「……………」
「どう思う?」
「…たいのか」
「ん?」
「…俺と別れたいのか」
「ううん、思ってない」
「そ、そうか…………」
「焦った?」
「くそっ」
「!」
「いいかっすんなり別れられると思うなよ」
「っ孝…」
「夢の俺みたいには物わかりよくはないからな」
「うん」
「みっともなくとも縋りつくぞ」
「ふ、スッポンみたいね」
「笑うな」
「うん」
「…」
「泣かないで?」
「泣いてない」
「うん」
「冗談でも言うなよ」
「うん」
「マジでヘコむから」
「ごめんなさい」
「分かればいい」
「孝、大好きだよ」
「俺は愛してる」
「うん私も」
「離さないからな」
「うん」
「これ、着けてろ」
「?」
「手だせ、左な」
「!」
「全く、渡そうと思った日にあんな話…」
「ごめんなさい……」
「分かればいいさ」
「うん」
「これからもよろしくな」
「よろしくお願いします」
これにてひとまず完結にいたします。
また彼らのその後を書くつもりですのでよろしくお願いします。
続きはおそらく結婚後から、かなと。
また会話形式にするか小説になるかは不明です。
みなさまご精読ありがとうございました!!




