お手紙
ミルティは、うさ耳が付いた、紅茶の国のプリンセス。青いドレスを身にまとい青いボンネット、金の王冠を付けていつもみんなを見守っている。
ある朝、ミルティがお部屋の扉を開けると一つの小包がお部屋の前に置かれていた。その中には、紅茶の茶葉と一枚の手紙が入っていた。
誰からだろうと、思い手紙を開いてみると、差出人は書いておらず、こう書かれていた。
『今夜、太陽が一番低くなるころに森の奥のお茶会に、いらしてください。』
と、その下にはお城、花、大きな木、橋、森の絵文字が描いてあった。
ミルティは、どんなお茶会なんだろうと興味が出てきて爺やにお願いをする。
「爺や、私このお茶会に一人で行きたいわ。」
すると爺やは、少し考えながら、
「差出人が分からないお茶会なぞ聞いたことないぞ・・・危険かもしれないですぞ・・・。」
確かに爺やの言うことは分かる。ミルティは少し不満そうにしながら、
「私だって、一人で行けますわ!それに、お母さまだって昔は一人でどこかに行ってらしたもん!」
「あれは、護衛がついての外出だったんですぞ。」
「でも・・・・。」
言葉に詰まったミルティの手にある手紙の絵文字を見た爺やが、何かひらめいたようにして言いました。
「あれ?この絵文字の場所は確か・・・。」
「爺や?」
「姫様、くれぐれも気を付けるんじゃぞ・・・。」
「という事はもしかして爺や。」
「はい。行ってもよろしいですよ。それで、ここの物を使うのでは失礼かもしれないので、お茶会のティーセットとスイーツなどは町の方で買うとよいぞ、お金はこれを使うとよいぞ。」
と、お金をミルティに渡し、ミルティは早速でかける。
「姫様・・・優しい心で過ごすのじゃぞ・・・。」
爺やが門の前までミルティを見送りながら言った。




