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第三十七作
好景気の 話題一つもなかりせば
軍需特需も よしとみどりの日
政権の考えにのるもそるも、世論の行方は、さほど力がなかろう。
例えば、死刑反対論も世論だけ見れば、日本人の8割が死刑存続派だ。イギリスのNPOが、政府有識者に死刑廃止を訴えているらしい。
かつてイギリスでは、75%が、死刑存続派だったらしい。1970年代のことだ。しかし、世論にいわば逆らって、死刑廃止を有識者の判断だけで断行した。結果、イギリスの重大犯罪は再犯率も、初犯罪も減少したという。
世論は「よろん」と読む。「せろん」とは正式には読まない。かつて、中国で「輿論」、「神輿のように担がれて出る世間の意見」という意味の言葉が、語源だ。
話は戻って、高市政権の武器輸出問題も、世論がなんと言おうが、特需の見込みがあるのなら、建設的・実際的に進めていただいて大いに結構ではないか。




