第3話 行男の最初の結末
北東の村では…
「ったく。行男のいう屋敷ってどれなのよ。」
そう言うのは、集会を蹴った女。
彼女の名は、水無千早。レベルは8人の中で一番高い15。
「仕方ないよ。俺が行男が話してるのを盗み聞きした情報だから。」
盗み聞きした小さな男は千早と同じく東門から、出て行った、海山海人。レベルは彼女の指示で記憶のボタンを何度か押してるので、1つ下の14。
「おーい。あったぞー。」
太い声にとてもいいガタイをしてるのは、風間年男。レベルは14。まぁ、前衛タイプだ。
「あれ?もう1人の、あの、ちっこい女は?」
「ちっこい奴がちっこいって言うなんて。面白いが彼女は今ボスの部屋で弱点を探っている。」
「へぇー。アイツが先にボスとご対面してるって訳か。羨ましいな。」
「まぁ、いいわ。年男。彼女に1度引いて来るようにメッセージを飛ばしなさい。彼は、私達とは関係ないから元から送らなくても良いんだけど。」
「行男は、どうするんだ?」
「行男は送らなくてもいいわ。彼はもう用済みよ。」
「分かった。」
「それじゃあ、彼女と合流して作戦を立ててから、ボスに挑みましょ。」
それから、20分後に初めてのボス戦が行われた。
行男は、北東の村に約束の10時よりも早く着いた。それから、行男は小さな広場に行った。そこが待ち合わせの場所だからだ。
「あれ?誰も…居ない!?」
行男は、驚いた。だが、行男は早く着きすぎたのだと思い10時を待った。
だが、10時になっても誰も来なかった。
「嘘だろ?一応メッセージを送ったけど、返ってくる気がしないんだが…」
そこからの行男の行動は、早かった。ボスのいる屋敷以外の場所を探しまくった。
そして、ボスのいる屋敷を除いた残り7つの時に千早達が出てきた。
「おい!どういう事だ!」
「さぁ。と言うか、貴方は誰?」
「てか、お前邪魔な」
そう言って、海人はバカにする様に笑った。
「おいおいおい…嘘だろ?」
「じゃあ、私達は次の層に行きましょうか。」
「おう。」
「ああ。」
「お、俺は…?」
「消えてくれる?」
「そ、そんな…」
そして、千早達は行男を裏切った。
俺達が、移動してる時にこんなメッセージが届いた。
『次の層に行けるようになりました。なので、皆様には転移が出来るようになりました。但し、レベル10以上ないと転移が出来ないので自力で次の層に行ってください。階層主はもうリポップされません。』
「おいおいマジかよ。」
「少なくとも、嘘じゃないだろうけど」
「だよな…美味しいのを持っていかれたか…」
「いいじゃない。別に。」
「どうしてだ?」
「行男を除く残り6人で、倒したのだとしたら、6分の1しか、貰えないんだから、普通の敵と変わらない筈だわ。まぁ、私達みたいに2人とか、4人以内なら、別だけど…」
「なるほど。そうも考えられるな!」
まぁ、それは俺達の知ったことじゃないんだけど。
「それで。私達のレベルは、互いに8。という事は今すぐに次の層にいけないってこと。」
「ああ。だから、今から敵を狩りまくる!」
「それでいいと思う。」
「ん?なんか、歯切れの悪い言い方だな。言いたいことは、はっきり言ってくれ。」
「分かったわ。じゃあ、遠慮なく言わせてもらうから。まず一番最悪な場合だけど…」
「おう!」
そして、俺は電子の話を半刻ほど聞いていた。
それから、俺達はあんな光景を見るハメになるとは全く思わなかった…




