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19 これから

 残った部位は4人で砂をかけ隠す。黄金竜の死体は目撃されると面倒なので念の為死体は砂に埋めようと王子が。船員が毒の餌を置きここを後にした。5日後ここに戻って砂竜の死体を確認。綺麗に無くなった、問題はなさそうだ。


 人知れず王都へ帰還、隠れ家へ。


「ありがとう、あなた方には感謝しきれないほどの事をしてもらった」

「いえ」


 王子が出した手を握り握手をする。ここまでで俺の仕事はおしまいかな、肩の荷が下りた。さて身辺整理をするかと王子が伸びをする。


 あれ、王子の後ろにあるクローゼットの上に王女と騎士ソンタの名前が表示されている。おかしいな、壊れる、バグなんてことがあるのかな。回線速くしたり遅くしたり出来るんだ、ありえるね。オプションを見回したが特に問題はなかった。うーん、なんだろう。


 そういえばあの二人、実は良い仲なんじゃないかな。妙に距離感が近いとい……、あっ!! クローゼットに向かう王子、俺は素早く回り込み彼の前へ。


「お、王子。やはり先にお城の方へ向かいましょう。王女たちも待っていることでしょうから」

「? ん、そうだな。生き死にがかかっていたんだ、顔を見せたほうが良いか」


 お二人さん、なかなか気がついてあげられずごめん! 馬車に乗り城へ。協力者に聞くと今出かけているとか。あらら、すれ違ってしまいましたかと適当にごまかす。しばらくしてソンタと王女が。ソンタがお金が入った袋を持って王子のところへ。


「これは少ないが報酬のお金だ。とっておいてくれ。それから宝物庫から1つ好きなものを持っていってくれ」


 大金と宝物庫の宝が一つか、ありがたい。本当なら1人ずつ渡そうとしたが先の遠征の失敗で人材、金を大量に消費し、さらには大臣が国の金をかなり金を使い込んでしまい、財宝をいくつか売ってお金にしないと国が傾くため申し訳ないがお渡しできないとソンタが。いやいや、これだけの大金と財宝1つで十分ですよ。財宝どうしようかな、相談しようと3人に話を振る。


「ほとんどタカオが片付けちゃったから、タカオが好きなやつでいいんじゃない?」


 ファティマとクリスもそれでといいと答える。なら遠慮なくもらおうかな。丁度気になっていたものがあるしね。宝物庫に着くとまたあの声が。声を発している場所を探す。みつけた、人間大の大きな球状の金属が声の主のようだ。


「ダン王子、これはどんなものか知ってます?」

「いや、わからないな」


 これをくださいと許可を得て、彼と話を。


『召喚術士か』

「そうだ」

『ほう、我の声が聞こえるとは。どうだ、契約するか』


 すると答え、契約書を出し、契約成立。「アイアンスター」を召喚獣にした。出現条件、契約条件はわからなかったが、この際いいか。


 さて、もらえるものはもらったし、王子たちとはここでお別れだな。挨拶をして馬車に乗り、人目の少ないところで馬車から降りる。


 その日のうちに、王子が実は生きていて、もうすぐ帰還するという話が街に流れた。再び活気づく街。また祭りの準備を開始した。


 王子が王都に帰還。雄叫、悲鳴ともとれる声が王子を迎える。広場に設営した会場に入り、民衆に対して応える。


「多数の犠牲を払い――」


 聞きいる人、泣く人。にしても見事な演説だ。犠牲は少なくないが彼を応援していた人はうれしいだろう。話が終わり次に城へ。城で戴冠式をおこない、パレード車へ。


「ダン新王ばんざーい!」


 国を一周りし、城に戻ったところで今度はお祭りが始まる。にぎやかなお祭りだ。これが10日間続いた。


「明日出発しよう」


 お祭りが一段落、酒臭い街を散歩しながら旅の準備をする。酔いつぶれている人が多数、皆嬉しかったんだな。朝起きて船着き場へ。舟券を買い船に乗り、王都を後にした。

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