第二章 目的地
月日が立ち ユミさんや海さんと 分かれて 何ヵ月たったのか ようやく たどり着いた街は もう元の姿ではなかった。
建物は崩れ落ち 瓦礫の山に...頭の中で ここに人が居るのか 疑問でしかなく 愕然とし 肩の力が 抜け落ちて ゆくのが分かった。
それでも、僕たちは 生きているかもしれない誰かを探して 街を徘徊した......。
何処を探しても 人一人といない そんな状況で
ふと、リョウさんが
「生きてる 可能性があるよな......」
と、何を根拠に そんな言葉がでるのか 僕は驚いて
「えっ!?なんで そう思うの?」
リョウさんは、少し考え 思わぬ事を口に
「死体が...ない」
「......!?」
そして、ゆっくりと仮説を説いた。
「もし、ここで生き耐えたなら 死体が転がっていても おかしくない......でも、ここには 死体もなければ あの死臭もない...と言う事は、2つの説がある。
一つは、みんなで移動 もう一つは、何処かに連れていかれ 生きてるか殺されているか......ただ言えるのは ここでは死んでいない......生きてる 可能性もあるって事だ!」
「なるほど...なんらかの出来事があって ここに居られなくなった かもしれないって事か......さすが リョウさんだね。僕は 思いつかなかったよ......でも、最初から ここには居なかった説もあるよね」
「......」
リョウさんの顔色が 見るみると 変わり いきなり しゃがみこみ 両手で頭をかかえ
「あ~あ......そうも言えるか......」
なんて子供のように 落ち込み そんな姿が 僕はなんだか 笑え リョウさんの 今までと違う一面を見れた気がして なんだか嬉しかった。
僕たちは、もっと違う観点で 探して見る事に
敵に見つからずに 殺されないために 生きていくなら 何処で生きるか......そう考えると やっぱり 街から離れ 食料にありつけ 隠れる場所が 何ヵ所もあれば 生きていける 可能性があると それは、自然がある場所...山や森や林など 空から見つかるには 時間がかかり 逃げる時間もある
早速、探す事に......




